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悪意の種を花にまで育てた人間の生き様  作者: 旅の語り部
ベリオレットは王に成りて
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本編19【時を越えてください!!】

 ベリオレットが指示を出してからその後の報告は全く来る事は無かった。パル達を倒す為の計画はどうなっているのか?そんな情報すらも入って来なかった。不安になっていたベリオレットにその時が来た。幹部がアルカット神殿から状況の報告の為にやって来た。幹部から伝えらえた報告は、ベリオレットが望んでいた報告ではなかった。その報告を聞いたベリオレットは、怒り狂いその場にあった物を床へと投げまくった。物が割れる音が響く中、ベリオレットは今起こっている出来事が信じられなかった。怒り狂った後何日か経った時、謁見の間にいたベリオレットの元にいきなり幹部が「あの時を越える術を使って生き延びてください」と言いながら謁見の間に入ってきた。幹部の言葉に一瞬何が起こっているのかわからなかったが、幹部が入ってきてすぐにパル達が謁見の間へと入って来た。幹部は、ベリオレットが時を越える術を完成させる時間を稼ぐ為にパル達に向かって行った。幹部は、ベリオレットに向かって来るパル達の攻撃を防いだ。ベリオレットは、幹部のその行動で今何をするべきなのかを悟り時を越える術を詠唱し始めた。時を越える術の詠唱は時間が掛かっていたが、幹部は何とか頑張って防いでいた。謁見の間は、パル達と幹部の戦っている剣が交わる音と共に時を越える術の詠唱の言葉が響き渡っていた。時を越える術の詠唱が続き魔法陣が浮かび上がってきた。「もうすぐだ」そう呟いてベリオレットは、時を越える術の詠唱スピードを速めると魔法陣が完成した。完成した魔法陣は凄い光を放っていた。ベリオレットは、急いで光を放つ魔法陣の上に乗ると姿が消え時の狭間へと移動した。その時に幹部とパル達が戦っていた姿が残っていた。

 ベリオレットは、時を越える術によって時の狭間へとやって来た。ベリオレットは、時の狭間で二つの流れのうち未来へと流れている時の流れに身を任せた。目的の時代に着くまでの少しの間、時の流れに身を任せているとベリオレットが目的の時代の近くまでやって来た。時の狭間を抜けようとしかけたその時に時の狭間に異変が起きた。ベリオレットは、時の狭間に入るのは二回目だがこんな事は初めてだった。ベリオレットにはこの異変は影響がなく目的の時代から時の狭間を抜けた。ベリオレットは、時の狭間を抜けた後、辿り着いた場所が目的の時代かを確認する為に近くにいた人間に話を聞いた。話を聞いて目的の時代に来たと確信を持ったベリオレットは、この時代のカオス教の拠点へと歩き出した。


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