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カオス教再興

 ベリオレット達はいつの間にか光に包まれた魔法陣から全く知らない特殊な場所へと移動させられていた。その空間は時間の感覚がおかしくなりそうな気配を感じる場所で何かの流れがあって立ち止まっていると体が流されそうになってしまうと感じたベリオレット達はその流れに逆らうように前へと進んだ。少しずつ少しずつ進んだベリオレットは所々に穴のような場所が見えていたが気にも留めずに進むとそれ以上進めないようになっている場所に辿り着くとベリオレット達はその場所にあった穴らしい場所に入った。すると目の前が突然暗くなって意識を失った。意識が戻った時その場所は見た事の無い場所だったが懐かしさを感じる場所にいた。時を越える術を使って時を越えたベリオレット達は過去の世界へとやって来たがベリオレット達には本当に過去の世界にやって来たのかはまだ信じる事が出来なかった。それで過去の世界にやって来たのかを確認しようとベリオレット達は今の情報を集める為に近くの町などに散らばった。そしてそこで集めた情報を整理して整理した情報で確かに過去の世界にきた事を確認する事が出来た。過去の世界に来た事が分かったベリオレット達はある場所へと歩きだした。目的の場所へと・・・・・・

 ベリオレット達は歩き続けてその目的の場所に辿り着いた。その場所はこの過去の世界でカオス教の元になるカオス=コントンという集団の人間が集まっている秘密の隠れ場所だった。その場所は周りから隠れるように入口がなっていてベリオレット達はその入口から入って中へと進むとカオス=コントンの人間達に出会った。カオス=コントンの人間達はいきなり来たベリオレット達を不思議そうに見ていた。そのカオス=コントンの人間にベリオレット達は「未来から来た」と言ったがカオス=コントンの集団はベリオレット達に不信感を持ったのか距離を置き始めた。距離を置く事にいたカオス=コントンの集団はベリオレットを集落から追い出す事は無かった。ベリオレット達はカオス=コントンの集落で目立たないようにゆっくりと過ごしていた。

 ベリオレット達が時を越える術で時を越える前にある人間の懐から何かが落ちた。その人間はその事に気づかずに何処かに行ってしまった。その懐から落ちた何かは誰かに気づかれるまでその場所で目には見えない何かを発していた。そして目には見えない何かに引き寄せられた人間がようやく現れた。

 カオス=コントンからの干渉は一切なく疎外感を感じていたそんな時ふと見てみるとベリオレットの近くに鏡のような物が落ちているのを発見して拾い上げた。鏡のような物を拾い上げたベリオレットだったがそれを一体何に使うのかわからなかったが自分の懐に入れた。それからもカオス=コントンの人間達とは距離を置いていたがそう見えるように偽っていただけだった。ベリオレット達は裏である目的の為にひっそりと動いていた。ベリオレット達のここでの目的はこのカオス=コントンの集団を乗っ取って自分達の集団にする事だった。ようやく準備が整って行動を開始し始めた。まずカオス=コントンの人間の中でメグリアットという人間に接触を試みた。カオス=コントンの人間に見つからないようにメグリアットに近づくとメグリアットは警戒態勢を取ってきたがベリオレット達は構わず距離を縮めていった。警戒態勢を取りつついつでも攻撃が出来るように身構えていたメグリアットの攻撃の範囲まで近づくとメグリアットは身を守ろうと攻撃を仕掛けてきた。ベリオレット達はメグリアットが攻撃してくるその時を待っていた。メグリアットに近づいていく中ベリオレット達は小さな声で術の詠唱を始めていた。そしてメグリアットが攻撃を仕掛けてきた時に詠唱していた術をメグリアットに使った。するとメグリアットの動きを止めたがメグリアットはまだ意識は保っていた。だがその意識もその術で封じられて意識では抗っているようだが体がベリオレット達の指示通りに動くようになっていた。最初は抗っていたメグリアットの意識は抗う事に疲れたのかメグリアットの目は赤く変化した。メグリアットを操ったベリオレットはさらに裏でカオス=コントンの人間を操っていった。ベリオレット達を認める人間が増えてきていてその様子を見て話しかけてきた人間がいた。その人間はトクリットという人間でトクリットは操ったメグリアットの異変に気付き近づいてきた。ベリオレットは操ったメグリアットに指示を出すとメグリアットは近づいてきたトクリットに剣を突き付けた。メグリアットが突き付けた剣はトクリットの体の近くまで近づいた。トクリットは少し警戒していたのかメグリアットに近づく少し前から小さい声で術の詠唱をしていて終わるとメグリアットに放ってきた。トクリットが放った術はメグリアットに当たりその隙にトクリットは距離をとった。その様子を見たベリオレット達はある術の詠唱を始めた。その事を知らずにトクリットはまた術の詠唱を始めた。トクリットが詠唱していた術の詠唱が進んでいかなかった。トクリットの術の詠唱が進んでいかない様子を見てベリオレット達はトクリットの周りを囲んでいた。トクリットはそれでメグリアットの変化の原因を悟ったのかベリオレット達に攻撃を仕掛けてきた。メグリアットの時と同じ状況が出来た。ベリオレット達はトクリットにメグリアットに放った術を放った。術を受けたトクリットは受けた術に抗っていたがそれを抑えるように操ったメグリアットがトクリットの体を抑えた。トクリットは振り解こうとしたが操ったメグリアットは強化されていて振り解く事が出来なかった。ベリオレット達が放った術にトクリットは抗えなくなり術が効いたトクリットは目の色を赤く変化させた。メグリアットに続きトクリットまで操ったベリオレット達はさらにカオス=コントンの人間を操っていって大半の人間がベリオレットに操られた頃にその状況を危険と感じる人間がいた。ジュレイドという人間でベリオレット達はジュレイドの事にいち早く気づき行動を開始した。

 数日後、ベリオレット達はジュレイドとカオス=コントンの代表者の目の前に周りを取り囲むように様子を見ていた。ジュレイドはカオス=コントンの代表者を守りながら迫ってくるベリオレット達に攻撃を仕掛けた。ジュレイドの攻撃を周りにいたベリオレット達は躱した。その事でジュレイドとカオス=コントンの代表者を分断させる事に成功した。分断させたジュレイドとカオス=コントンの代表者をそれぞれ集団が囲んでいく。ジュレイドは集団の囲みを抜けようと近くの集団に攻撃しようとしたがベリオレット達の集団は強くジュレイドを囲みから出す事はなかった。時間だけが過ぎて行く中でベリオレット達はジュレイドの元に二人の人間を向かわせた。向かわせた二人は操ったメグリアットとトクリットだった。向かった二人は迷いなくジュレイドに攻撃を仕掛けた。ジュレイドは二人と戦いたくない気持ちがあるのか二人の攻撃を躱しながら攻撃をしていた。ジュレイドの方はメグリアットとトクリットで時間稼ぎをしていたが一方その頃、カオス=コントンの代表者の方にはベリオレットが対峙していた。ベリオレットはカオス=コントンの代表者にあの術を使うとカオス=コントンの代表者は呻き声を出した。呻き声をしばらく出していたカオス=コントンの代表者はベリオレットに操られてしまって目の色を赤く変化させた。そして操ったカオス=コントンの代表者はそのままジュレイドの方へと向かった。呻き声が消えて何があったのかと思っていたジュレイドは目の前に現れたカオス=コントンの代表者の姿を見て驚いて一瞬動きを止めてしまった。その一瞬がジュレイドには不運だった。その一瞬でメグリアットとトクリットがジュレイドの体を抑えた。振り解こうとしたが周りにいたベリオレット達の集団が術を使った。振り解こうとするが術の効果によってジュレイドも目の色を赤く変化させた。

 ベリオレット達はある術を使って少しずつ少しずつカオス=コントンの人間達を味方につけていった。その術を使って仲間にした人間達は目の色を赤く変化させていた。時間をかけてカオス=コントンの集団の人間達を全員味方にしたベリオレットはカオス=コントンを牛耳っていった。そして牛耳った集団をカオス教という名前に変えて纏め上げた。カオス=コントンを牛耳ってカオス教に名前を変えたベリオレット達はカオス教を組織化して自分達の目的の為に動く人間を増やす事に注力していった。ベリオレットは次の行動に移す事にした。しばらく牛耳ったカオス教を仲間達に任せてある場所へと向かった。カオス教の拠点となった場所からベリオレットが目指したのは時を越える術の事を知っていたフェアリー族の里だった。何の為にベリオレットが向かったのかはフェアリー族のフェアリーをカオス教の中に取り込む為だった。ベリオレットはようやくフェアリー族の里に辿り着いた。フェアリー族の里に着いたベリオレットはすぐに行動を開始した。近くにいたフェアリー族のフェアリーにある術を使うとそのフェアリーはカオス=コントンの人間達と同じように目の色を赤く変えた。そのフェアリー族の異変を近くで見ていて気付いたフェアリー族のフェアリーはベリオレットに向かって来る。ベリオレットは先ほど使った術を向かってくるフェアリー族のフェアリーにも使ったが何故なのかそのフェアリーに術の効果が薄かった。『何故だ』と思いながらベリオレットは何かする事は無いかと懐に手を入れているとあの時拾い上げた鏡のような物を手に掴んだ。そしてその鏡らしい物を向かって来る人間の前に出すと向かって来ていた人間が突然攻撃を止めた。その様子にベリオレットは何が起きたのか最初はわからなかった。攻撃を止めたフェアリー族のフェアリーにはあの術の効果は薄かったはずだったがそれが何故か目の色を赤くしてあの術が効いていた。何故なのか考えてみるとあの懐から出した鏡のようなもののおかげとしか考えられなかった。ベリオレットはその鏡のような物をフェアリー族の里にいるフェアリー達に見せながらあの術を使っていった。それによりこの過去の世界ではフェアリー族のフェアリーはカオス教の一員になった。ベリオレットはその里のフェアリーから一人連れて行こうと近くにいたフェアリー族のフェアリーに名前を聞くとそのフェアリー族のフェアリーはタタンと名乗った。ベリオレットはそのタタンを連れてカオス教の拠点へと向かった。カオス教の拠点に戻る前にメイロー樹海の中を進んでいる時にあの時に見た結界の儀式が行われた跡があった場所に寄る事にした。記憶を頼りに進んでいくと石が置かれていてその石には文字が書かれていなかったがベリオレットはその石にカオス教の教えを刻み込んだ。それが終わるとその場所を離れてカオス教の拠点へと戻った。

 カオス教の拠点に戻って来てすぐにカオス=コントンの集団の人間達をカオス教の幹部に育て上げて幹部になった人間達にはフードを被らせて顔の見えない服装に身を包ませた。その幹部の中にはフェアリー族の里から連れて来たタタンも入っていてその他にメグリアット・トクリット・ジュレイドと後一人アルトンという素性も全くわからない人間が幹部になっていた。ベリオレット達はカオス教の幹部はもちろんカオス教の人間以外にもカオス教の教えである【混沌と絶望を世界にもたらせ】を広めてカオス教の人間を増やしていった。ベリオレット達は気づかれることなくひっそりと浸透させていった。カオス教を信じる人間達がある程度の人数になった時入ってきた人間を幹部達の部下としてまとめ上げて組織化をやり遂げた。


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