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ろーきゅーぶ!!

美春は無事バスケ部に入りました


キュッ!キュッ!ダムダムダム!キュッ!!ガシャン!


「うげ!」


バスケ部に入ると決めてから早1週間。私はバスケ部に入り練習をしていた。この学校の女子バスケは人数は取り敢えず居るが全国大会等は行けていないらしい。私も今は同じく初心者スタートの子達と1on1と呼ばれる物をしていた。


「やったー今回は私の勝ちー」


7対5で負けた…


1年生の入部者には経験者は居なく入部した7人の生徒である

美代みよだ。他には由佳ゆか千尋ちひろ湯葉ゆのは真希まき未来みらいである。

由佳、千尋がショートヘアで美代、未来はロングヘアで湯葉、真希はセミロングと言うことくらいだ。

皆美少女…もう、どこのアニメだよ…


私は練習はしているものの元からそこまで手先が器用でない事を影響してドリブルとシュートの習得が遅かった。

パスとディフェンスならすごい自信ある。

でもシュートが入らなければ勝てない…


それにしても私に友達ができるなんてな…登校初日の自分が聞いたら合気道で投げられる……


「美代なんでそんなシュートうまいんだよ…」


「えへへ」



ピー!


「集合!」


顧問からの集合がかかり部員全員が走って集まる。

今日はもう終了と言うことらしい。時間も時間だし…あーあ、負けっぱなしかよ〜。

美代に負けた事を悔しがりながらストレッチをし、サッと着替えると体育館を出た


「で?何?」


すぐ近くから聞き覚えのある声が聞こえた。私と同じ声、雪穂か彩夏だ。

私は足音をたてないように声のした方へと向かい隠れるようにして覗く。放課後…体育館裏…漫画みたいなシチュエーションだな。


「俺とさ付き合ってよ」


「嫌です」


声音的に雪穂かとおもっていたけど、ビンゴだったらしい。

告白か…相手は………知らんな…誰だあれ?

スポーツマンっぽい髪型してるけど、あれは自分モテるんで、って言うオーラ出してる系男子だな。いるよなスポーツを彼女を釣るための餌にするやつ。さてと…始めますか?


「なんで!?好きな奴とかいるの?」


「いないよ」


「じゃあなんで」


「純粋にタイプじゃない。では駄目なのかしら?」


おお!姉ちゃんいいボディ入ってるよ!大ダメージって訳でも無いけど精神的に確実にダメージが入る系だ、

いけいけ!やっちまえ!


「僕が!好きって言ってるんだぞ!」


あ、駄目だこいつ…


そいつは雪穂の腕を掴もうとした、けど次の瞬間に起きたのは雪穂の腕を掴むのではなく体が宙を舞い、背中から落ち強打したことだった


「まだ綺麗(意味深)な姉なので汚い手で触らないで貰えますかね」


「がはっ!がはっ!よくも投げ飛ばしたな!」


「何言ってるんですか?私は裾を掴んだだけですよ」


正確には裾に指を引っ掛け投げた。合気道の技である。

投げたは投げたが引っかかっちゃったと言えばなんとでもなるそれに…うちの長女に気安く触れようとしたこと後悔してもらおうか


「私は雪穂の妹です。貴方様に少し言いますね、@^`:*$*:*(?_$"^?((%5#:?(®™℉¿‘\®/¡§§€€○□▶★☆\(^o^)/(←とんでもない悪口)」


「あ……あ………あへ……?」


「おつかれさん」


「いやーーーーーーー!」



悪は去った。これであいつはもう女性恐怖症にでもなったろ。



「あ、ありがとう春」


「どういたしまして。と言いたいけどお礼言うならもう少し近くで言おうよ」


私がさっきまで覗いていた位置にまで逃げている


「い、いや…」


あ〜…あれですかさっきの悪口に引いているのでしょうか…

軽く放送禁止になるくらいの事は言ってのけたけど、そこまでですか?ちょっと精神ぶっ壊しただけじゃないですか〜

中学生とは思えぬボキャブラリーで女性への恐怖心とトラウマを植え付けただけなんだけどな…うちの長女は高く付きますよってさ…


「まぁいいや、これが私の仕事だから」


「仕事?」


「雪穂と彩夏の護衛。なんの為に習ったと思ってんのさ」


ごめんなさい…憧れただけです


「あ、ありがとう」


まぁ仕事と言うのは強ち嘘ではないしね。

いや…お金が出ないからボランティアか、言い方を変えればタダ働きだ。悪い虫は私が全て排除する


「さぁ帰ろう」


「そ、そうね」


私は既に彩夏の乗っていた雪穂を迎えの車に乗せて思いっきりドアを閉めると運転手にGOサインを出した

車は私を置いて駐車場から出ていく。一瞬だが雪穂が心底驚いている姿が見えた。そりゃそうだ、あの流れだと姉妹仲良く下校だろうが、今日はそうは行かない


駐車場から校門の方へ行くと


「美春〜おそいーよー」


バスケ部1年生組と一緒にご飯に行くからだ

家の中で唯一門限が遅い私の特権である。夜道で襲われようが対応できるだけの術は得ているからだ、姉2人は門限が中学生と言うこともあって以上に早いのだ。いや〜武術やってよかった



「ごめん、ごめん」


今やかつての余計な友達は作らない宣言は消滅していた。教室では一之宮さんが以外と話したことすら無いが、こうして部活での友達ができた。前世の俺がこの景色見たら「とうとう焼きが回ったなロリコン俺よ失望したぞ」とか言われそう…

こんなに友達ができて驚いているのはこっちだっての…


「で?どこ行くの?」


「「お好み焼き!」」


チョイスが男子高校生……あ、あれかお嬢様育ち故に食べた事無いってやつか、そうかそうか。よしここはいっちょ平民上がりの"俺の"出番だな!


「じゃあ行こっか」


「「「「レッツゴー!」」」」


と学校を出た。目指すはお好み焼き屋!


制服に匂い移るのいやだな…あっちに行ったら部活のチームパーカーを着よう!


10数年ぶりのお好み焼き楽しみだぁぁ!

自分がイケてると思ってる男子って怖いですよね


評価等くださった方々ありがとうございます!

今後ともよろしくお願いします!

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