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中学2年生

新年度スタート、1年生編はパパパっと終わってしまいましたが、2年生は少しじっくりやろうかなと思っています



「見事に私だけ離れたなぁ」


卒業式を終え偉大なる先輩方を送り、新年度が始まった。

そして目の前にある紙には雪穂や結等の去年同じクラスだった人達はおろか、バスケ部の仲間も誰一人としていないクラス変えの紙が貼ってあった。


「嘘…だろ…」


私は誰からノートを写させて貰えばいいと言うのだ…

自慢では無いが私は年中寝不足少女だぞ。そりゃ授業中も偶には寝る。去年までは結がいたからいいものの…


「最悪麻野でもいいから知り合いいろよ…」


あまり信じてはいない神様に悪態を付きながらも、新しい教室の席につく。

皆顔馴染みなんでしょうか、まるで元からこのメンバーだったのではないかというくらい仲良しこよしの雰囲気である


新年度始まって秒で私は孤立した。

いや、恐らくこの中には親衛隊の方が1人くらいいるのだろうけど、呼ぶのが怖い。

普段から若干ストーカー気味な娘とかいるしね…


なにそれ…こわ…


「せめて…せめて未来がいればなぁ」


バスケ部で1番気が合うというか、話しやすいのが未来なのだ。

彼女がいればどんなに良かったものか…

周りからチラチラ私の事を見てくる娘もいる訳で、かなり居心地が悪い


なんだろうこの…転校して来たのはいいものの…馴染めずに浮いちゃった感は…

馴染めずに浮いちゃってるんだけどね、実際


「皆〜おはよー」


教室の中の騒々しい話し声が一瞬でシンとなる。教室に入ってきたのはMsメリハリと言われてる歴史を勤める先生である。

騒ぐ時は騒ぐ、静かにするときは静かにするというメリハリをしっかりしないと不機嫌になる先生だ。


割とそういう先生は多いと思うが、この人は特にメリハリ度がシビアなのでそう呼ばれている

今日は新学期だから、和ませようモードらしい


「いいねいいね。メリハリがあっていいよ。皆もう少しの間楽にしてていいよ」


メリハリのOFFサインが出たので皆気を抜く


そして数分すると


「では、HRを始めます」


「では」の、での文字が発せられた瞬間に静かになる。

なんだろう…ここ…自衛隊か何かなのかな…


「開始が遅れたのは転校生がいて、少し手続きに時間がかかったからなんだ。それじゃ入ってくれ」


『転校生ねぇ〜どうでもいいか…』


中に生徒が入ってくる。

綺麗な黒髪をなびかせて、スタスタと歩く姿はそういう教育を受けた者の歩き方である。しかも素人目には分からないかもしれないけど、スカートから伸びる足はしなやかな筋肉がついている。指は細い。しかし雪穂の指の様に指先が硬くなってる…弦楽器を習ってるのか…


淑女としての教育、楽器等の嗜みの教育、身を守る護身の教育そのすべてを受けている事が分かる


天地あまち真白ましろと申します。以後お見知りおきを」


「えっと、天地さんは両親が今年外国から日本に転勤する事になり、この学校に編入しました。では皆よろしくね」


外国か…じゃあ少なくとも英語は完璧ってか…それは私もだけどさ


「っ!」


なんか目が合ったんだけど、何で細く笑ったの?ミステリアスとかじゃなかったよ今の笑顔!ホラーサスペンスとか名探偵コ○ンとかの真っ黒い犯人が笑ったときみたいな笑顔だよ!


目を反らしたままもう転校生の方を向けなくなっていた美春であった


「それじゃあ…どこに座れば…ってあれ?席足りなくない?」


「その様でございますね」


「じゃあ新しく足すから…冴木の所上手くずらせば入るよな!準備しておいてな」


「ゔぇっ!?」


やば…変な声でた…恥ずかし…


「よろしくお願い致します。えっと…冴木さん?」


「はは…よろしく……」


なんだろうなぁ…このイヤーな歯車が回り始めた感じは…

絶対に面倒くさい事になる


運がなさすぎる…


お姉ちゃん…美春はお姉ちゃんの近くがいいよ……


今すぐに知り合いに会いに行きたくてしょうがない美春であった

学校の冬休みが終わってしまった…ストックを書く時間がない…


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