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万事解決

執筆の感覚が取り戻せない…

次の日の昼休み。マスクの下に隠した頬の青痣を気にしながら、約束の場所で待機していると、あいつらはしっかりと時間ぴったりに来た。

今からやることは正直気に入っていない、なんならやらない方が良いと思っている。なぜならこれから起こることはただの公開処刑である。ただしこれを行わずして麻野に平和は訪れない。

まぁ名目上では麻野の苦しんだ時間を5.6分に纏めて苦しんでもらおうというものだ


こんな方法しか思いつかない私の脳が本当に恨めしい…

でも、これで万事解決となってくれればいいのだが…


「行くぞ?」


「あぁ…腹は決まってる」


教室に行き私は覚悟の有無を確認するとドアを開けた。

皆でワイワイとお弁当を食べている。しかし他クラスの3人が重い表情で入ってきたらそりゃ空気も悪くなる


「じ、実は話したいことがあって…来ました」


「話したいこと?」


「あれって英村君とかバスケ部の人達だよね?」


「何かな?」


クラス中の興味は一気に3人へと釘付けになった。もうこれで逃げられない。麻野も準備はできている。


「麻野陽太のことで…」


数秒間が開く


「学校中で流れている麻野陽太の事に関する悪評はすべて俺達が流したデマから始まったことだ!すまん麻野!そして俺達の勝手な嫉妬で陰口や誹謗中傷に皆を加担させてしまった。皆には心から謝る。すまない!」


ここで変な事宣わったらどうしようかと思ったけど、ぶっちゃけもう改心してると見て良さそうだ


周りからは、え?とかなにそれ…とマイナスな感情の言葉がちらほら漏れ始めている


もうそれからは吹っ切れたように話し始めた。いじめを始めた理由。"冴木美春さんに注意されて我に帰った"こと

もう皆の視線は酷いものである。ゴミを見るように3人を見て、被害者の麻野には同情の視線を送っている


まぁそれに関しては、そりゃそうだとしか言いようがない

でも非を認めここまで誠意を込めて謝ってくれるとなると、なんか少し予定と狂い何とも言えない気持ちになる

もう少し今後の自分の立場を考えた保身的な言い方をすると思っていた。やはり根は悪くないんだな…


「本当にすまなかった!」


さて、ここからは麻野のターンだ。と、言っても私が麻野にやれといったことは2つだけ


『あいつらを許せ』


『お前…麻野陽太の仲間と言うイメージをつけろ』


あいつなら演れない筈はない演技だ。

その分厚い仮面の演技力今こそその力を発揮するときだ


ガタンと椅子の音を鳴らし立ち上がる麻野


「うん、君達の気持ちは分かった。俺としては大事な中学1年を無駄にされたんだ、許しがたい気持ちでいっぱいだ。誰見てないなら殴りかかってるかも」


「………」


「でも、誰だって間違いは起こすものだと思う。きっと僕だっていつかは間違いを起こす。もし僕以外に被害があったなら本当に許さなかったよ…でもそれはないみたいだから、今回は不問にしてあげる。バスケ一緒にプレーできる日を楽しみにしてるね」


目をキラキラとさせ。イケメンオーラ全開で爽やかに麻野は答える。

その結果はオーディエンスが直ぐに応えてくれた。


「おお!」


「かっけー」


「なにそれ、イケメンじゃん」


麻野に対する好感度がマイナス値を突き破りどんどん上がっていく。見てくれのいい顔面も相まって既に女子の中では色っぽい目をし始めた奴もいる。

これで正真正銘のモテ男になるのだろうな、と美春は考えていた


誤解が解けた瞬間これか…ほんっと人ってすごいなぁ…

数分前まであんなに嫌っていて生理的に無理みないな視線を送っていただけなのに、今では昔からの親友の様に温かい視線であたかも自分は仲間だと言わんばかりにそこに座っている


本当に人というものは面白いな…


「もし、これをきっかけで誰かが英村達を虐めようなら、僕は許さないからね」


これはクラス全員に対する警告である。


「そ…その…その、もう一つ謝らないといけないことがあって」


日井川が英村を押しのけ前に立った


「「…??」」


はて…なんだろう…ここから先は予定にないことだぞ…?


「冴木美春さん。昨日勝手に逆上して大事な顔に傷をつけてしまい申し訳ありません」


「な!お前らっ!!!」


や、やめろ!その話はここでするな!


「「春!、風邪って嘘!?」」


鬼姉二人がキレるからさ…もう手遅れか…とほほだよ。家に帰れば次はお母さんのお叱りか。

デカい問題にならないようにしてやらんと、冴木家がふっかけたらこいつらの家が、、ぁぁ考えたく無い


「いやその…お前ら?あれはお前が悪いわけじゃないぞ……お前は寸止めしてくれたじゃないか…」


こればっかりは私が独断でやったことだから、迷惑はかけられん


「でも当てちまったのは事実だ」


「いやいやいや、当たりに行ったの私が!分かる?お前が脅し程度にやってきてたから、逆に脅してやろうとさ!ね?悪いのは私、オーケー?アンダスタァン?」


「過程はそうでも結果論怪我をさせたわけだし」


「あーあー!もう!お前ら昨日のオラつき具合どこいった!なより過ぎた!」


お淑やかさも何も無い昨日の俺口調のまま人生で1番大声を上げた。

皆は私を珍妙なものを見る目で見てくる

やめて…私をみないでぇ…


「とにかく、そこまでいうならもう許す。はい!これで終わり。麻野もそれでいいか!」 


「うん、ありがとう美春ちゃん」


「気安く呼ぶな」


「んじゃ俺らはもう行くよ」


3人は出ていく


「おう、もうやるなよ?」


「もう懲りたよ…」


「ならいい」



はぁ…家に帰ったら雪穂と彩夏とお母さんの長いお説教だなぁ

たしか…4日後か…まぁいじめ脱出の選別でも作ってやるか……


とりあえずこれで麻野事変は解決って事でいいのかな…


「春、説明してもらうからね」


「分かってるって」


私に近寄り、耳元で囁くように釘を刺す


今回は実際に痣になってるし、そりゃ怒るよね。

お尻の痣に頬の痣。嫁入りはできなそうですお母さん

昨日からマスクしてたから家でもバレなかったのに。



今日の夜長いぞぉぉぉ!

更新ペース遅っそ…おっそ…

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