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BIRTHDAYPARTY②

誕生日会回第2話となります


「美春…そんなブスッとするなって…」


お手洗いにと会場を抜け、トイレへと向かうと父さんとすれ違った。

私はつい露骨に不服な顔をしてしまいこうして宥められている


「私がこう言う祭りごとが苦手なの知ってるよね?」


「賢い美春ならわかるだろ?」


はぁ…食えぬ人だ…

1人や2人将来のパートナー候補を確保しておけと言うことなのだろ…冴木グループの発展の為に、でもこの人は社長である以前に私達の父親だ、だから本来は私達が心から好きになった人と結婚してほしいだろうが…この人にも社長と言う社会的な立場がある


「分かってる…社長の令嬢としての務めを果たすために必要なんでしょ…でも私は裏方の人間。目をはるのは私じゃなくて雪穂、彩夏なのでは?」


「美春はまったく変わらないな」


「褒めの言葉として受けておくよ」


でも…これでも前世の数十倍は社交的だし、人間的にも成長していると思うぞ?元から社交性の塊の人から見たら変わってないも同然なのだろうか…


「でも中学生なのだから、そんなピシッとした服装で無くてもいいじゃないか」


「引っ掛けたんだからしょうがないじゃん…」


そう言った瞬間全身が身震いした

そうだ…トイレに行きたくて出てきたのに…足止めされされてたんだ。その身震いを父さんは見て察したらしい


「ごめんよ、なんか足止めみたいになってしまって」


「大丈夫気にしてない。んじゃ」


「ああ」


「もるもる…」


用を足しトイレの外に出ると、今度は母さんがいた

手にはこれまた、違うドレスが…サイズ的に母さんは着れないだろう。つまり


「結局ですか…」


「ここがお父さんの会社のグループなのを忘れちゃ困るわね」


ここはなかなか有名なホテルで家族との写真を撮ったり、それそこ結婚式だってやっている。

どんな新婦であってもウエディングドレスを着れるように様々なサイズをしている。なら家族写真でドレスを着るとしても様々なサイズを確保している筈だ…


完全に盲点であった…


でも…それならもっと早く持ってきそうな物なのにな?それこそ破れて直ぐとかにさ…


「AAのサイズがね…」


「今日の私誕生日だよ…」


なんで誕生日で心を抉られる事を言われなければいけないのだろうか、くそ…私の硬い胸今すぐ膨らめ!

男の気持ちがそう言わせたなら気持ち悪いが、今のこの気持ちは女の自分としての意見だ。

胸だって欲しいし、スタイルだってよく有りたい。

まぁ、スタイルはいいんだけどね。髪は…整えなくていいや!

整えると私じゃなくなるし!


「今からでも着ていいんじゃない?」


「はぁ…あいさつ回りかぁ…」


母さんの意見はたぶんあいさつ回りとかでは無く、ドレス姿の私を見たいだけ何だと思う。おしゃれとか大好きだからさ



〜〜〜〜


いざ着てみたらそんなに似合ってはない気がした。新緑の様な明るい色で私のイメージじゃない気がした。

雪穂が薄い青、彩夏がオレンジ色を着ていた、冬と夏のイメージカラーなのだろうか?


はぁ…


心でそんなため息を吐きながら会場の扉を開けて会場内に入る


「おっ!美春ちゃん!ドレスになってる!」


湯葉達が割と扉から近いところで食事をしていて、直ぐに気づいてくれた。よかった髪イジらなくて

まぁ、武器がスタンガン警棒だけになったけどね。スカートの中に隠してます


「よぉ、よぉ、それ何?ケーキ…?」


「ラズベリーケーキだよ〜?」


「ほぉ〜うまそ………っち、」



その時視界の隅に写った彩夏があいさつ回りをしていたのだろうか、どこぞの御曹司ガキと食事をしているのだが、テーブルに置いた右手の上に男が左手を置いている。彩夏の笑顔が引きつってる事から強引になのだろう。


左手に持ってるグラスも震えてるし…


「湯葉ごめんベリーのケーキ取ってきて頂戴。私ちょっとやる事あるから」


「いいよ?あ〜〜。お姉ちゃん関係か…居るんだよねあいさつ回りなのに本気になる子。ホント怖いから助けてあげて」


ほぉ湯葉はああ言うの経験済みなのか…

あの社交性の塊の部分の遺伝を満遍なく引き継いだ彩夏がコミュニケーションを嫌っているのだ、さぞ不快なのだろう


私は彩夏に近づき男の手を退けてその手を掴んだ


「な、なんだ?」


「諸事情により遅れてました、三女の美春と申します。父が呼んでいるので迎えにきました」


「……は…春…ありがとう」


「気にするな…」


御曹司ガキは無理やり繋いでいた手を名残惜しそうに見ている


「そんなに手が繋ぎたいですか、なら私めが」


ギリッ!ペキンッ!


「いでっ!」


「す、すいません…力加減ができないものでして…」


そう言い手を離しその場から離れようとするが、今度は手を掴み返された、私の手を包むように掴まれた為握り返す事はできない


「へへw」


「キメェんだよ…ピー…ピーが!」


「え…?」


「さぁ行こう」


「うん!」


つい、放送禁止用語が出てしまった。こんなにキレたのは初めて雪穂が告白されてたとき以来かな?

キレるとつい出ちゃうんだよね、放送禁止用語。


ある程度離れた所まで彩夏を連れて行くと


「これ、渡すからもし、嫌な奴にあったら連絡入れてくれ。いつでも助けるから」


「ありがとう!」


渡したのは小型の無線機だ、耳に入れても彩夏なら髪のおかげで見えないし操作もスイッチを押すだけだから簡単だ。

なんで持ってるって?さっき更衣室行ったついでに顔パスを使って従業員の部屋に入り、貰ってきたのだ。


本当は今使う気は無く持ち帰ろうと思っていたのだが、ご都合主義のような用意周到な感じになってしまったな


「春またね!」


「まぁ、楽しめ」


バースデーパーティーはまだまだこれからだ


「美春〜ケーキ!」


「食べるー!」


まずはケーキを食べよう。考えるのには糖分が必要だからね!(建前)

ブックマーク、評価等よろしくお願いします!

取り敢えず総合評価2000ptを目指したいと思います

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― 新着の感想 ―
[一言] 胸のサイズのせいでなかなかないドレス、見つかってしまう。
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