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BIRTHDAYPARTY

私用で昼にあげられないので、朝ですが上げておきます。


「本日は我が冴木家の娘の誕生日に集まって下さりありがとうございます。経費等は我が社でお払いいたします。お楽しみください」


壇上で父さんが挨拶をしている。その横には雪穂と彩夏がいる。私?端で結と未来と湯葉とで一緒にいた。


「話は聞いてたけど、お初だね。私は一之宮結だよ」


「藤花未来です…よろしくお願いします…」


「三上湯葉だよ!よろしく!」


壇上を眺めて見ると雪穂と彩夏が凄く睨んできた。きっとまだ根に持っているのだろう




数十分前




「春!どういう事!」


叫んだのなんかもう定番で雪穂である

理由は明白である私がドレスを着ていないからである


「どうもこうもな、引っ掛けちゃったんだよ。流石に解れた服で行く気は無いよ」


本当は持ち込んだフォークで解れさせる予定だったのだが、幸運な事にトイレの個室のフレームを止めるネジが少し出ていて、引っ掛けてしまった。これに関しては本当に事故なのだからどうこう言われる権利は無いはずなのだ


「で、なんで都合よくスーツがあるのよ」


「ぶっちゃけ言うと挨拶終わったら着替える気で持ってきてた」


「ほうら、確信犯じゃない」


事故だって言ってんのにな…まぁ、普段の行いか…


「本当に事故だって…とにかく挨拶は2人で出てね」


「春は〜?」


「まぁ、何かないように警戒しておくよ」


「また…裏方に入ろうとする」


「そう言う性分なんでね」


小さい頃に言ったが私の気持ちは変わっていない。冴木家の顔は2人がやって、私はそれを支える。その為に武術を習ったのだから

既に警棒やその他諸々は所持している。このホテルはうちのグループなのだから私の家のような物だ、敷地内だ。警棒を持っていようが勝手なのだ!


うん、暴論だな…



「挨拶頼んだよ2人とも」


「腑に落ちないわ…」


「自分だけ友達呼んでるしー!」


「それは2人の落ち度だろ…」


「「…………」」



2人は完全に父さんの呼んだ人だけだと思い、誰も誘わなかったのだ。うちの学校には金持ちがごまんといる。だから誘ってうちに連絡させればある程度呼べるのにな。


「でも何人かは同じクラスの奴来てるらしいぞ」


「誰?」


「結、麻野、篠山、河野?」


「篠山さん来てるのね」


「けっ!麻野君は帰っちゃえ!」



もう…冴木家では麻野は嫌われものだ。ざまぁみろ

篠山は女子で彩夏と仲がいい、河野は男だが美化委員で雪穂と同じだ。まぁそれぞれが誰かしら話す人がいる訳だ


「私は私のやる事をやるから2人よろしく」


それだけを言い私はパーティーホールの中へと入っていった



「うぅ〜…春も可愛いのにぃ…」


「あまりに自分に自信がなさ過ぎよね」


「まぁ…証明写真の時のトラウマがあるからと言う事もあるだろうけど…」


「誰も春って分かってくれなかったやつでしょ?そんなの関係ないよ!もっと可愛い格好してほしい!」


「同感ね」



そんな姉二人の会話は知る由もない



〜〜〜



壇上では乾杯の挨拶と言う事で雪穂と彩夏がそれぞれ話し、グラスを掲げる。本当なら今頃私が挨拶をしているのだ。

ドレスが無いのだからしょうがないであろう


それに既に色目を使っている来賓(男)が数人… 


「本当はもう一人美春と言う妹がいるのですが…えっと…超常現象?」


「諸事情…」


「諸事情により、遅れています。それでは乾杯!」


「「乾杯!」」


何をどうしたら超常現象と諸事情の言葉がごっちゃになると言うのだ……まぁ少し抜けているのが可愛いところであるのだが


「美春ちゃん?諸事情って?」


「た…建前かな…」


「もしかして…面倒くさくて……サボったの…?」


「平たく言えば……そうなります」


未来で無くても多分全員が気づいていただろう。

姉を守ると言う事と出来るだけ目立たないでこの場を終えることが目標である


「春ちゃん……」


未来は慎まやかに呆れモードである


「そんな事より!料理取りに行こう」


あぁ…結の空気の読めなさが頼りになる…こう言う自分が不利な時にその能力を発揮してくれるとマジで助かる…


「うん…そうだね…」


「美春!行こ!」


「うん!」


何となく私の勘が言っていた、このバースデーパーティー、一悶着どころではなくニ、三悶着あるぞ…


まぁ起こってからでいいかぁ!


姉達を警戒しながらも楽しむことにしたのであった

感想、評価、ブックマークよろしくお願いします


PVの伸びが落ち着いてきたので近々毎日投稿を終えようかと考えています。

でもまだ少しの間は毎日投稿を続けていきます

今後ともよろしくお願いします

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