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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ゆるい短編

ある少女の話

作者: 閑古鳥

かつりかつりと少女は歩く

歩く先から地割れが走る


ふらりふらりと腕を揺らす

指の先から炎が生まれる


呼吸のために息をする

それは全てを吹き飛ばす


ぱちりぱちりと瞬きをする

全てを消し去る光が生まれる


少女はやがて座り込む

周囲は全て毒沼に変わる


少女はとうとう眠りについた

世界に毒が溢れ出す


すやりすやりと少女は眠る

世界の全てが死に至る










ぱちりと少女が目を覚ます

全て終わった世界の中で

少女は今日も歩き続ける





体全てが兵器になったとある少女の話

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