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ステータス

 おはようございます。


「んぁっ、よく寝た……」 


 精神的にも疲れていたのだろう。ベッドに潜り込むと、すぐに意識が落ちた。


 その時、突如鳴り響く爆発音。


[WARNING『侵入者が現れました』WARNING]


「あー、ギルマスもう来たの。早くね……」


 急いで身支度。侵入者アラームのせいで眠気が吹っ飛んだ。こんな目覚まし時計は嫌だ。


「いよっ、小僧。来たぜ?」


「いらっしゃい。せめて、僕が起きてからにして欲しかったな……。皆、ビックリしちゃうから」


「わりぃわりぃ。そこまで気が回らなかった」


 だろうな。テメェの男子力じゃ出来ないに決まってる。つーか男子っつーガラじゃねぇし。


 ……心做しか、寝起きのせいで口が悪くなっているようだ。


「それで、どうだったの? 国王陛下とやらは許可してくれた?」


「んにゃ、正直に言うと信用ならねぇみてぇなことを言ってた」


「……んー。まぁ、そうだよね」


 国を担う人物なら、尚更警戒するだろう。薄々気付いてはいた。


「……こればっかりはしょうがないよねぇ」


 別の国に移動するか、と諦めたその時。


「ただな、ウチの宰相(さいしょう)様がよ。試しに一箇所だけ作ってみるのはどうか、だとよ。その働き次第で決めるとも言ってたなぁ」


「宰相様サイコー!」


 一箇所だけでも作れるのなら、そりゃ作りたい。それに、一気に作っても問題点が後から出てくることもある。


「え、じゃあ、もう作って良いの?」


「逆にもう作れるのか?」


「孤児院に入れる子供の数とか、余ってる土地とか、そう言うのが分かってるなら、作れるよ」


「まずは100人くらいで様子を見て欲しいとの事だ。土地はギルドが管理してるのがある」


「ほーい、わかった。子供達の年齢とか、そういう詳しい事とかない?」


「これに全部書いてある」


 そう言ってペシペシと紙の束を叩くギルマス。あ、コイツ脳筋野郎だけどそういう事務関係も出来るんだね。


「んじゃ、頼んだぞ。【転移】」


[侵入者を撃退しました]


 また10万DPくらい手に入っていた。ギルマスのステータスがマジで気になるな……。次に侵入して来たら、コアさんに教えてもらおう。


「えーと、ソーダとシロ、それから新しく入手したモンスターの【ステータス・オープン】」


 ―――――――――――――――――――――


 名前:ソーダ

 LV:1

 種族:龍人族・水龍

 性別:オス

 年齢:22

 レア度:4


 ◆能力値

 HP:5000/5000

 MP:8000/8000

 SP:6000/6000

 STR(筋力):3000

 VIT(耐久):3000

 INT(知力):1000

 MIN(精神):1000

 DEX(器用):1000

 AGI(敏捷):10000

 LUK(幸運):500


【能力】


 遊泳 潜水


【属性】


 深海属性


【スキル】


 龍化 透化 咆哮 息吹 飛行 空中戦闘 水中戦闘 対人戦闘 格闘術


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【加護】


 龍の神の加護(小) 守護の神の加護(小)


 ―――――――――――――――――――――


「おー……」


 なかなか強い。殆どの数値が4桁。しかも、見たことのない属性が付いている。


「深海属性について詳しく」


 [深海属性…水属性の上位属性である大海属性の、更に上位の属性。同ランクに灼熱属性や常闇属性などがある]


 灼熱属性は、火属性の上が火炎属性で、それの更に上位。


 常闇属性は、闇属性の上が闇夜属性で、それの更に上位。


 僕が所持する氷雪属性や神聖属性は、氷属性と聖属性の一段階上の属性だそうだ。


「うろ覚えになりそう……」


 まぁ、仕方ないよね。属性って今確認されているだけでも15種類くらいあるらしいし、それの上位、更に上位と来れば、その数は3倍にもなる。一度に全部は覚えられない。


 さて、次はシロのステータスだ。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:シロ

 LV:1

 種族:鳥人族・梟人

 性別:オス

 年齢:72

 レア度:3


 ◆能力値

 HP:200/200

 MP:9500/9500

 SP:4000/4000

 STR(筋力):40

 VIT(耐久):40

 INT(知力):5000

 MIN(精神):5000

 DEX(器用):5000

 AGI(敏捷):3200

 LUK(幸運):8200


【能力】


 森の賢者 飛行 完全記憶 模倣


【属性】


 暴風属性 森林属性


【特殊魔法】


 浄化魔術…穢れを浄め、霊を成仏させる魔術。


 回復魔術…怪我や病など、身体を癒す魔術。


 治癒魔術…怪我や病など、身体を癒す魔術。


【スキル】


 狩猟 隠密 夜目 暗視 遠視 並列思考 思考加速 並列詠唱 詠唱加速 独唱破棄 術式強化


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【加護】


 治癒の女神の加護(小) 知識の神の加護(小) 天空の神の加護(小)


 ―――――――――――――――――――――


「なんかスゴい」


 歳を重ねたモンスターの方が、スキルが多いのかな?


「回復魔術と治癒魔術の違いについて」


 [回復魔術は消費MPが少ない。治癒魔術は術式の自由なカスタムと出力の調整が可能]


「へぇー」


 何となくしか分からないけど、使い分けた方が良いのかな?


 ※ここからは一気に表示します。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:妖精族・シルキー

 性別:メス

 レア度:2


 備考欄…身長160cm、性格は穏やか。侵入者に対しては容赦しない。


 ◆能力値

 HP:200/200

 MP:1000/1000

 SP:840/840

 STR(筋力):50

 VIT(耐久):100

 INT(知力):630

 MIN(精神):750

 DEX(器用):2000

 AGI(敏捷):590

 LUK(幸運):2000


【能力】


 家精の秘力…家屋にいる間、全ての能力値に補正(極大)。


 鉄壁の守護…屋敷のことから自身の身体のことまで全てを守り抜く。


【属性】


 屋敷属性…あらゆる生活魔法が行使できる。侵入者に対してダメージが追加される。


【特殊魔法】


 妖精魔術…ほぼ全ての属性の初級魔法が使える万能型。家事妖精にとってなくてはならないもの。


 守秘義務…契約魔術の一種。魔術の縛りによって屋敷に関わることを口外出来ない。


【スキル】


 料理 家事 洗濯 警備 歓待 配膳 送迎 掃除


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【装備】


 装備中:メイド服…秋葉原にあるようなものではなく、由緒正しきメイド服。全ての能力値に補正(小)。


 未装備:シルキーナイフ…リンゴの皮むきから侵入者の皮むきまでお手の物。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:妖精族・ブラウニー

 性別:オス

 レア度:2


 備考欄…身長160cm、性格は様々だが、主に悪戯っ子。侵入者に対しては容赦しない。


 ◆能力値

 HP:200/200

 MP:1000/1000

 SP:840/840

 STR(筋力):50

 VIT(耐久):100

 INT(知力):630

 MIN(精神):750

 DEX(器用):2000

 AGI(敏捷):590

 LUK(幸運):2000


【能力】


 家精の秘力 鉄壁の守護


【属性】


 屋敷属性


【特殊魔法】


 妖精魔術 守秘義務


【スキル】


 料理 家事 洗濯 警備 歓待 配膳 送迎 掃除 悪戯


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【装備】


 装備中:燕尾服…全ての能力値に補正(小)


 未装備:ブラウニーナイフ…リンゴの皮むきから侵入者の皮むきまでお手の物。


【アイテム】


 悪戯BOX…設置すると、ランダムに悪戯が仕掛けられる。侵入者に対してダメージが追加される。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:妖精族・ケット・シー

 性別:メス

 レア度:2


 ◆能力値

 HP:500/500

 MP:100/100

 SP:800/800

 STR(筋力):980

 VIT(耐久):1200

 INT(知力):100

 MIN(精神):180

 DEX(器用):20

 AGI(敏捷):6600

 LUK(幸運):720


【能力】


 言語取得…対話した相手の言語を取得出来る。


【属性】


 火属性 土属性


【特殊魔法】


 身体強化 妖精魔術


【スキル】


 獣化 人化 狩猟 戦闘術 鞭術


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:妖精族・ドライアド

 性別:メス

 レア度:2


 ◆能力値

 HP:宿木の能力に依存

 MP:宿木の能力に依存(+50000)

 SP:なし

 STR(筋力):宿木の能力に依存

 VIT(耐久):宿木の能力に依存

 INT(知力):50000

 MIN(精神):50000

 DEX(器用):50000

 AGI(敏捷):なし

 LUK(幸運):宿木の能力に依存


【能力】


 樹木の縛り…樹木の範囲内より外に出られない代わりに、莫大な力を得る。


【属性】


 樹海属性…大海属性と森林属性の複合属性。


【特殊魔法】


 妖精魔術


 天候操作…ある程度天候を予測し、操作することが出来る。


 自然魔術…自然を豊かに出来る。


【スキル】


 育樹 伐採 耕作 管理


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【アイテム】


 宿木…異世界の木、桜。依存した能力値は一律100000。


【眷属】


 樹人(トレント)…動く樹木型のモンスター。魔力量(一体5000)によって、生成出来る数が変動する。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:天使族・下級天使

 性別:オス

 レア度:1


 備考欄…子供。


 ◆能力値

 HP:5700/5700

 MP:6900/6900

 SP:300/300

 STR(筋力):3000

 VIT(耐久):48900

 INT(知力):650

 MIN(精神):14

 DEX(器用):420

 AGI(敏捷):500

 LUK(幸運):34600


【能力】


 守護天使…取り憑いた家屋に幸運と鉄壁の守りを与える。


【属性】


 光属性 聖属性


【特殊魔法】


 防御魔術


【スキル】


 カウンター 侵入者感知 狙撃 マーカー


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【アイテム】


 New警報ボタン


【眷属】


 ミニ天使…下級天使の更に下。ほぼ精霊や妖精と言っても過言ではない。家屋の警備をする。魔力量(一体100)によって、生成出来る数が変動する。


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:人族(ヒューマン)

 性別:メス

 年齢:20

 職業:事務

 レア度:3


 ◆能力値

 HP:200/200

 MP:300/300

 SP:600/600

 STR(筋力):500

 VIT(耐久):500

 INT(知力):750

 MIN(精神):500

 DEX(器用):750

 AGI(敏捷):500

 LUK(幸運):750


【能力】


 環境適応力…様々な環境にいち早く適応出来る。


【スキル】


 文字 計算 暗算 書類整理


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:森人族(エルフ)

 性別:メス

 レア度:3


 ◆能力値

 HP:840/840

 MP:2500/2500

 SP:600/600

 STR(筋力):120

 VIT(耐久):200

 INT(知力):5380

 MIN(精神):6480

 DEX(器用):2860

 AGI(敏捷):4200

 LUK(幸運):3070


【能力】


 森の盟友


【属性】


 大海属性 大地属性 森林属性 閃光属性


【特殊魔法】


 精霊魔術…MPを消費せずに魔術を行使出来る。


 結界魔術…結界を張ることが出来る。


 回復魔術


 治癒魔術


【スキル】


 森人語 人族語 弓術 杖術 空中戦闘


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


 ―――――――――――――――――――――


 名前:No name

 LV:1

 種族:地精族(ドワーフ)

 性別:メス

 レア度:3


 ◆能力値

 HP:2000/2000

 MP:1500/1500

 SP:6000/6000

 STR(筋力):3000

 VIT(耐久):1500

 INT(知力):1500

 MIN(精神):500

 DEX(器用):3000

 AGI(敏捷):10

 LUK(幸運):500


【能力】


 鍛冶の達人…鍛冶に関するあらゆる事が出来る。


【属性】


 火炎属性 大地属性


【特殊魔法】


 鍛冶魔術…鍛冶の補佐をする魔術。


【スキル】


 鍛冶 工芸 採掘 皮革工芸 戦鎚術


【称号】


 Newダンジョン・モンスター


【加護】


 酒の神の加護(小) 鍛冶の神の加護(小)


 ―――――――――――――――――――――


 ※残りの獣人族(ビースト・マン)龍人族ドラゴニュート鳥人族(バード・マン)は、ミミたん、ソーダ、シロで紹介済みの為、割愛。


「なんか過剰戦力かな?」


 もしも孤児院に誘拐犯とか現れたら、と思って設定したけど、ヒューマンの能力値を見る限り、どうも過剰戦力っぽい。


「……まぁ、念には念を入れても、いいよねっ」


 やってしまったことはもうしょうがないと諦める。さぁ、幼稚園(1000DP)を召喚しようか。


「カスタマイズで、大浴場×2、給食室、寝室(大)×5、プール、体育館、遊具セット、を追加っと」


 デザインもチャチャッと決めていく。あー、どんどん費用が膨れていく……。


「あ、自給自足は基本だから――」


 農園と牧場を購入。これはダンジョンの方に置いておこう。子供達に、動物を加工するところをあまり見せるのも良くないだろう。


「農園にはドライアド、牧場はヒューマンとか適当に、余ってるのでいいや」


 牧場に適した種族が現れれば、その時にまた考え直そう。


「こんな感じでいっか。消費DPスゴいけど」


 まぁ、今はギルマスが定期的にやって来ては撃退されてくれるので、暫く困ることもないだろう。


 また、ダンジョン外の生命体をダンジョンの領域内に定住させることで、撃破はもちろん、撃退ポイントにも及ばないが、定期的にDPが手に入るのだそう。それはつまり、孤児院の子供たちからも手に入るということだ。


 孤児院がこの国で許可されて、全ての孤児をダンジョン内で保護出来るようになれば、相当なDPが手に入るだろう。


 そうすればダンジョンが成長し、元の世界に帰れるようになるかもしれない。


「孤児院設立、頑張らなきゃ」


 孤児を救うため、元の世界に帰るため、ダンジョン・マスターのお仕事を頑張りたいと思います。

・今夜20時頃に、主人公の設定を載せるかも知れません。

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