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魔法チート?

・6000アクセス到達。ありがとうございます

「外にお仲間がいらっしゃるんですね」


「な……ッ!?」


 どうやら図星の様子。その様子にラファはほくそ笑んだ。


「ここに来たのも、ただの営業妨害か、新規の店への腹いせ。さて、どこの店の回し者でしょうかね?」


 なんとも言わせないその威圧感に、男はだんまりを決め込む。


「おや、喋りませんか。ならお帰り下さい。ご要件はもうないでしょう?」


「ンなこと一言も!」


「では、ご要件をどうぞ」


 男は、読めない行動をするラファに対し、どう対処すれば良いか分からないでいた。そして悩んだ挙句、引き上げることにしたようだ。


「……あぁぁぁ、あ、焦ったぁぁぁ!!!!」


 内心、ガクブルだったようだ。


 ***


「まったく。治安の悪い世の中ね」


「ここはそもそも異世界やて」


 吐き捨てるように言う結奈に、ついツッコミを入れる一桜葉。


 無事に男どもを牢屋に入れることが出来たようだ。詰所の騎士達も、向かったら既に捕まっているという、前代未聞のなんとも言えない感じに終わって、なんと反応すれば良いか分からず困っていた。


「にしても意外ね。ラファが取り逃がすなんて」


「あの場では、何よりも仲間が大事だったので……。一人だったら、容赦なく『能力』を使ってましたよ」


「なるほど、ね」


 大事な仲間と言われ、他のメンツは何とも言えない気分になる。


「〜♪」


 女性陣の機嫌が良かったのは、言うまでもない。


 ***


「一桜葉、アンタちょっとは魔法覚えておきなさい? 攻撃魔法よ、攻撃魔法」


「いやぁ、どうにも相性が合わんらしくてな……」


「そんな事言って。だったら魔法適性検査受けに行くわよ?」


「……あんま気乗りしやんけど、しゃあないなぁ」


 今回の一件のことを考えると、ちゃんと向き合った方がいい問題だ。


 向かうのはギルドの教育機関である魔法学園。ここでは様々な魔法使い達が育てられているのだが、無償で測定も行ってくれている。才能のある者達を少しでも拾い集めようという魂胆だ。その証拠に、一定数の魔力量を超えた者には、学園が直接スカウトして来たり、授業料が全て免除されたりする。


「まずは表示される情報について説明するわね」


 使うのは、水晶型の魔道具だ。評価段階は、魔力量のみ大凡の数値。他は、属性がS〜Eランクまで存在している。ただ、基本の属性に存在しない属性は除外されており、その場合は色別で表示される。


「取り敢えず、触れてみなさい」


「わ、分かった……」


 ピコンッ


『測定が完了しました』


 ―――――――――――――――――――――


 名前:イオハ=サクラダ

 LV:18

 種族:森精族・ダークエルフ

 性別:オス



【魔法】


 魔力量:50万

 火系統:S

 水系統:D

 土系統:S

 風系統:E

 雷系統:B

 氷系統:A

 木系統:S

 光系統:E

 闇系統:S

 亜空間:B



【魔術】


 防御:S

 結界:S



【異能】


 念動力:S


 ―――――――――――――――――――――


「あら。結構適性あるじゃない」


「あと3万あればな。アレが出来たんやけどな」


「……やめなさい?」


「すまんすまん」


 さて、気を取り直して。Eランクは全く扱えないものを指すので、一桜葉の場合は風系統と光系統が全く扱えないのだ。


 逆にSランクの場合。適性値がとても高いので、威力はマシマシだ。得意不得意でいうなら得意に当たるものだ。


 Eランクを全く得意じゃないとするなら、Dは好きではないけど出来る、Cは普通に出来るけど面倒くさい、Bは少し得意、Aは得意、Sはとても得意、だろう。


「そういう結奈はどうなん?」


「私? そうね。一度、見せておいた方が良いかしら」


 ピコンッ


『測定が完了しました』


 ―――――――――――――――――――――


 名前:ユイナ=カンザキ

 LV:25

 種族:半神族(デミ・ゴッド)戦乙女(ヴァルキリー)

 性別:メス



【魔法】


 魔力量:52万

 火系統:S

 水系統:B

 土系統:S

 風系統:B

 雷系統:S

 氷系統:A

 木系統:S

 光系統:S

 闇系統:A

 亜空間:B



【特殊】


 神聖:S

 浄化:S



【魔術】


 浄化:S

 回復:A

 治癒:A

 錬金:B



【異能】


 色覚:S


 ―――――――――――――――――――――


「まてまて、おかしくねぇか」


「私も最初はそりゃ驚いたわよ。全く扱えない属性がひとつもないなんて」


「それどころかBランク以下が見つからん……。バケモンやろ」


 驚愕すると同時に、少し納得してしまう一桜葉であった。

・普通はSランクある時点で頭おかしいです。なので現状は、魔法学園側にマークされてます。描写に入れるか入れないかは作者の気分次第ですね。


・あ、魔力量50万とかは平均の5倍くらい? ですかね。魔法の属性の適性が高いと、必然的に魔力量も多くなるので。それプラス、加護持ちだと言うことも影響してます。

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