34:細工は流々、仕込みも上々
前回のお話
3海賊さんのご紹介
曲者揃いが業務の打ち合わせ
小細工がバレそうに?
少しばかり時は遡り、試作第1号戦艦がエイディアル副航路へと進入したその頃。
剣、槍、盾は先行してそれぞれ指定の宙域へと向かっている。
そして現在試作第1号戦艦は単艦で30隻の輸送船を伴いゆっくりと航行していた。
いくらユールヴェルン機関を搭載した試作第1号戦艦と言えども、たった1隻で30隻の輸送船を牽引するのは骨が折れるというものである。
「いや〜……ちょーっと迂闊ではあったかな?」
操艦室の艦長席に座りつつ、現在の状況をホロウィンドウで見ながらガートライトは独り言ちる。
「ですがこの手の行動は一斉にやらないと、そこから破綻する恐れはあります。なので仕方ないと思いますけど………」
ガートライトの呟きに答えることはないかなとは思いつつ、アレィナは計画における必要性を説いていく。
正直輸送船の運搬に関して言えば、全く問題はない。
30隻の一般的な重量の輸送船を余裕で牽引することが出来てはいる。
そこで問題となるのが、慣性制御ということとなる。
ユールヴェルン機関のパワーゲインのまま進んでしまうと、それに比例して重量の分加速して行く。宙空間であればそのまま突き進むのみだ。
そう、そのままであれば止まることすら困難になってくる訳だ。
下手をすると航行試験時の二の舞となる可能性も出てくる。
あれはあれで面白かったとガートライトなどは思うのだが、ノーウェスエリアと違いこのサウイスエリアはそれなりに物が行き交うこともあるので、他の船の航行もより多く見受けられる。
そんな中で通常よりも超過した速度で進んでしまうと、いろいろ問題が発生して来ることになる。
ならば航行路を少しそれて移動をすればいいという意見も出て来るのだが、今回は海賊という存在に輸送船団が副航路を移動している事実を見せなくてはならない。
いくら情報を流したとしてもそれが突然現れたとすれば、たとえ無法者の集団としても怪しまない訳がないからだ。
となると残る手立てとしては、速度を制限しながら慣性を抑え込みつつ移動する。それに尽きる。
ユールヴェルン機関ジェネレイターを、繊細に調整しながらその軌道を演算で確定させ実行していく。これは言うは容易く行うは難しというものだ。
本来であればだ。
すでに軌道計算に至っては、ヴィニオをはじめとしたジョナサンズ達が綿密に演算処理を行い航路拠点駅までの行程は確立されていた。
それがどれ程の途方のない技術であるかの自覚もないままに。(ヴィニオは認識している)
そして問題なく副航路を航行している第1号試作戦艦の中では、とくに変事もなく穏やかにクルー達が過ごしていた。
そんな中にも自身の好奇心の赴くままに研究に勤しむ人間もいたりする。
とくにそれが顕著とされるのは、ザーレンヴァッハ麾下の研究員の面々である。
何故か自身の研究室にも行かずに、この操艦室でひたすらデートの懸賞と推論のまとめ上げを行っていたのだ。
何故自室でやらないのかと問うと、随時更新のデータが送られてくるのが操艦室なので、この場で作業をしたほうが効率がいいと彼等はのたまってきたのだ。
まぁ別に邪魔だとかは思いはしないのだが、他にも何かあるような気がしてならないガートライト達であった。(まぁそれは程なく判明するのだが)
慣性制御を施しながら進む試作第1号戦艦の操艦室は、とくに何があるでもなく穏やかに時が過ぎていた。
そしてガートライトの端末からピピピと、交替時間の知らせるシグナルが鳴る。
「おっ、昼か。準備するかな」
「あっ、艦長!今日のランチは何ですか!?」
ガートライトが時刻を確認するや否や、突如研究員の1人がそうガートライトに訊ねて来た。
航行中の試作第1号戦艦内における食事は、通常と同様に朝、昼、夕の三食となっている。
この辺りは帝国軍糧食法に準じる形で提供されているのだが、この艦内では少しばかりその形態が違っていた。
大抵は梱包された糧食セット(ここでは主菜、副菜、デザートが1つになったもの)をその都度提供する訳なのだが、この試作第1号戦艦ではガートライトが手ずから料理を作り提供していたのだ。
その理由が趣味だからと言われてしまうと、とくにアレィナ等は何とも返答に困ってしまう。
もちろんガートライトもそればかりに時間を取られる訳にも行かないので、昼の1食のみではあるのだが。
「今日は金曜だからカレーだな」
1年が12ヶ月、1ヶ月が4〜5週、1週が7日と帝国暦法要鑑において、大脱出の時からこの様に制定されている。
そして週の7日には月、火、水、木、金、土、日という曜日が設定されている。
ようは“地球”時代の法則に則っているという訳だ。
ご多聞にもれず宙空間というもの(だけではないのだが)では時間の経過というものに酷く疎くなってしまうという面がある。
その為帝国内では、帝国標準時刻を元にして生活をするようになっていた。(これは自転時間の違う他の惑星でも同様だ。もちろん惑星内時刻というのも設定されている)
そしてこれは帝国軍に限ったことではあるが、各曜日ごとに朝の定刻にはその曜日の朝の音楽が流れるようにし、週に1度曜日の感覚を損なわぬようにとの配慮で、その日特定のメニューが提供されていたのだ。
そうそれがカレーという料理である。
数多の香辛料を使い作られるこの料理は大脱出時代から現在まで、人を惹きつけてやまずにはいられないものであったのだ。
なにせ大脱出の時に避難民1人に私物1つという約定において、この香辛料を選ぶ強者がいた程なのだから。(さすがにそれはという事で、他に私物を持って行くことを許可されてのだが)
などという本当かどうか定かではないが、そんな逸話のある料理である。
現在は固形ルーも販売されており、とくに目新しいものではない。ただ一部の人間の魂食と化していると言ったところであろう。
ガートライトの言葉を聞いた研究員は、喜色を露わにしながらさらに質問を繰り出す。
「副菜はなんですかっ!?」
その勢いに若干気圧されながら、ガートライトは思考を巡らせながら返答をする。
「えーとリデェ鶏の唐揚げにロゥド豚のパン粉揚げ、あとはホゥン牛の竜田揚げだな。もちろんスープとサラダもつけるが」
ガートライトは思いついた献立を諳んじていく。スープは既存のものだし、サラダに至ってはパックのまま出すだけだ。(ドレッシングは作るが)
揚げ物料理が多いのは軍ならではというのもあるが、半分ガートライトの趣味みたいなものだ。
「「「おおおっっ!」」」
ガートライトのその答えに他の研究員も嬉声を上げる。確かにいつもよりは豪勢にはなるが、それ程のものでもないとガートライトなんかは思ってたりするのだが、彼等にとっては楽しみで仕方がないという感じだ。
「艦長交替しまっす」
「ます」
そこへエルクレイドとレイリンが交替要員として操艦室に入って来た。
現在の試作第1号戦艦の勤務形態はC体制(3交替制)となっている。
2人が自席につくとガートライトは席を立ちアレィナと共に操艦室を出る。
「それじゃ、後はよろしく〜」
「了解」
「了解」
本来であれは引き付きの点呼を取り合い交替宣言(◯◯より□□へ交替します等)を行うのが常であるのだが、ガートライトがその手の事にフランクな為自席から振り向き敬礼するだけになっている。
操艦室から下へと降りながらアレィナがその事について苦言を呈するも、ガートライトはただ笑うのみでどこ吹く風といった感じだ。
毒されてるなぁとアレィナ自身も思わなくもないが、航行中ぐらいは問題ないかと思い直しガートライトの後へとついていく。
そして艦橋部分から垂直に降りて行き重力制御エリアへと進入する。
身体に少しばかり重力が加わり抵抗を受けるものの、慣れた身としては特に気になるものではない。
人間慣れてしまうと、いろいろ気にならなく物なのである。環境も人も。
後々の事を考えると、改めなければならない事ばかりなのだが。
とはまぁ今すぐに考えることでもない。今は今やれる事をするだけなのだ。
アレィナは自身を振り返りながら、現在の自身の去就を省みつつ自分の出来る事へと行動を移すことにする。
「ガート。私はちょっと休ませてもらいます。大丈夫?」
ガートライトとアレィナの2人はここ数日作戦計画立案の為、検討を繰り返していたおかげで少しばかり寝不足気味のところがあったのだ。
「ああ、料理作るだけだし問題ないよ」
「では後ほど向かいます。しばらく失礼します」
『ずっとでもいいですよ?ええ』
アレィナが暇を願うと、ヴィニオがすぐに突っ込みをして来る。何とも強かなAIである。
「いいえ!お気になさらずに!仮眠したら向かいますので!」
されどアレィナもこの数カ月で鍛えられているので、ヴィニオの嫌味混じりの皮肉など、あってもないの如きであった。
ガートライトとアレィナはそれぞれそこで別れ、別々の通路へと向かう。
この試作第1号戦艦の構造は、主要部に艦橋から下―――中央部分にクルーの自室や研究室が設置されている。
そしてその他の部分―――艦尾や艦首部分にはユールヴェルン機関や加速粒子を循環させる為のパイプ等が張り巡らされている。もちろん各種食料や消耗品を納める倉庫なども設置されている。
コンセプトがいかにガートライト自身が楽しめるようにと作られているのかが窺い知ることが出来るというものだ。
その中には3ヶ月の期間を充分に賄える梱包されたものではない食料が、納められているのである。
まさに職権乱用の権化と言ったところか。
まぁ一部の貴族のやってることに比べれば、あまりにも拙く可愛いものではあったのだが。
ガートライトは通路をそのまま進み、改修時に首と口を突っ込んで設置した(させた)調理室へと入って行く。
そこにはすでに下拵えを終えて、調理を始めようと今か今かと待っている2体のモートロイドの姿があった。
『あっ艦長。先に進めておきました〜』
『後は煮込みと揚げるだけですネ』
電磁熱伝導調理器に固定されている寸胴鍋(固定フタ付き)の前と、揚げ物調理器の前でガートライトがやって来るのを待ち構えていたのだ。
そもそもガートライトが料理に傾倒し始めたのも、Pictvからの影響が少なからずあったりするのだ。(いやかなりの影響か)
そしてこの2体のモートロイドの中のジョナサンズ達もだ。
数ある料理ものPictvの中でガートライトがお気に入りのものは、“放浪の流れ料理人カイディア”というPictvだ。
このPictvは主人公である料理人のカイディアという青年が、相棒のピノンと共に様々な土地を巡り料理対決をするというものだ。
使い古された手管ではあるものの、昔からあったこの手の手法はどこか人々の琴線に触れるものがあったのだろう。
その土地その土地の素材を活かし、さらに自身のアイディアを盛り込み作り上げる料理は見るものを魅了した。
本当に美味そうだったのだ。これを作り上げた作者は相当な料理通であるか、料理人である事を見るものが確信せざるを得ない程に。
そんなものを見せられ奮起しない人間というのはごく少数であろう。
よってこのPictvによって少なくない人間が、料理人を目指すという現象が起こったりすることがあったという。事実かどうかは定かでないが。
そしてこの手のPictvにしては、料理というものを忠実に再現していたのだ。
なにせ見た人間がその料理をPictvを見て作れてしまうほどに。
そして料理人を目指さずとも、その事に喜びを見出してしまう人間が出て来る訳である。
もちろんガートライトもその1人であった。
そのPictvの中で、ガートライトにとって最も印象深いのがカレーハンバーグの回である。
信じていた親友と恋人に裏切られ、料理勝負に敗れた主人公のカイディアが失意の果てに辿り着いた地で、そこで知り合った少女ピノンに食べさせて貰ったカレーに感銘を受ける。
その時彼は、自身が初めて料理を作ったあの瞬間を思い出したのだ。
ただ想いを込めて、食べてくれるであろう誰かの為に料理を作り喜んでもらえる実感を。
それはカイディアの復活の物語。立ち上がり空―――上を見る物語。
それに滾らぬ者がいまいか。
そしてここからカイディアの旅が始まるのだ。
当時事故後に暇潰しに見せられたこのPictvは、ガートライトを魅了する。
失われた記憶を悔やむこと無く、省みることも無く。
それはガートライトにとって救いだったのかも知れない。
その姿を見てヴィニオを懊悩した。果たしてこれを見せても良かったのだろうかと。
そうAIであったヴィニオは悩んでしまったのだ。
人の心という判別も判定も出来ないものに、どう判断すればいいかのと悩んでしまった訳だ。
人はそれを後悔と呼ぶ。
だがそれがさらなるヴィニオ自身の進化を促すことと認識できずに、ヴィニオは大いに悩む。
この事によりガートライトはさらにPictvへと傾倒するのだ。それは悩みもするであろう。
その後ガートライトは身体の傷が癒えると同時に、いつの間にか連れられた土地で人知れず料理を作り始める。
一歩一歩、一つ一つ階段を登るように。
こうしてガートライトは自分自身を少しづつだけ取り戻していった。
これはアレィナが知らない話。
そして2人ジョナサンズが夢中になったPictvはまた別の料理物だった。
こちらはとある姉妹の話で、日々の様子を淡々と描いたものだ。
貧乏ながらもいろいろな食材を手に入れて、料理を作りあげる過程を丁寧に表現していく。
そうして出来上がった料理を、姉妹が嬉しそうに楽しそうに口する様子は見ている者をほっこりとさせるものあった。
時には知り合った人間と一緒に作ったり食べたりの、そんなにっこりほっこりな物語にジョナサンズの2人は魅入られてしまったのだ。
とは言え人ならぬ身としては料理を味わえない事には、忸怩たる思いを幾何か抱えることとなったのだが。(この事は彼等やヴィニオ達の奮闘により解決させてしまうのだが、それはまた別の話である)
ちなみにこの2人のジョナサンズは、゛ミナユナのたのしい食卓”というPictvの主人公2人の名前を自ら名乗っていたりする。
試作第1号戦艦に設置された調理室はそれ程広いものではない。
小会議室を仕切りを使って区分けしたものであり、広さとしては船内個室(ベッドとデスクが設置されたもの)5つ分程であろうか。
食堂との境目以外はコの字に調理器具や器材と食料保存用の冷蔵庫が設置されている。
そしてその中央には作業を行えるように、大きな作業台が固定され置かれている。
その作業台にはすでに切り分けられた肉がフタ付バットに並べられていた。
何気にやることが無いような気がしないでもないガートライトであったのだが、取りも直さずさっそく腕を捲り手を滅菌消毒を行って調理に入ることにする。
「おっ、下拵えありがとな、2人とも」
ここに来る前に献立を伝えていたので、すでに下拵えを終えていた2人礼を言ってガートライトはまずは唐揚げを作ることにする。
ここで宙空間においての活動規定というものを説明しよう。
原則船外活動は、船内最高責任者の命においてのみ許可がなされ、例外として緊急時にのみ自身の判断に委ねられるというものだ。
その為の対策は2重3重にも施されている。
それが宙空間を生きる者の術である。
その中で調理に関してもあらゆる制約が取り決めされていた。
緊急事態に備え、液体物を調理する場合は必ずフタ付のものを使用する。
油等の高温になるものについては、液体での使用を禁ずる。
刃物などを使用する場合には、必ず固定できる状態にするなどだ。
人間ダメと言われてしまうとやりたくなるというものが人情だ。(特に揚げ物料理など)
そこで作られたのが、密閉された容器内に微粒子の油を射出させて素材を高温で揚げ焼する方法であった。
これが現在航宙船などで使用されている揚げ物調理器へと発展していった訳である。
ガートライトはミナユナによって作られたボウルに入ったバット液(小麦粉、卵、各種調味料が入られた物)に、ひと口大より少し大きい鶏肉をくぐらせ揚げ物調理器のフタを開けて次々と入れていった。
ある程度の数鶏肉を入れたところでフタを閉めて調理を開始する。あとは機械が勝手に調理を始めるのだ。
調理器の中では重力制御された宙に浮かぶ鶏肉に、微粉噴出された油を塗しながら高温で攪拌しながら揚げ焼きしていくのだ。
やがて数分ほどで揚げ焼きが終了すると、下部にあるトレイから取り出して再び鶏肉を上から入れてを何度か繰り返していく。
豚肉は手の平大ほどに厚切りに切り分けたものに、小麦粉、卵液、パン粉を付けて同じように揚げ焼きしていく。
牛肉もやはり同じく薄切りにした手の平大のものにカタクリ粉をまぶして揚げ焼きだ。
こうしてそれぞれ30人分の唐揚げ、パン粉揚げ、竜田揚げを作り上げていった。
出来上がった料理は温度調節機能のあるフード付きの容器に入れていき、副菜は上がりとなる。
揚げ物を作る間にカレーの方もとりかかっている。
とは言ってもジョナサンズが肉、野菜を切り分け軽く切り分けた後にスープストックと水を入れた寸胴鍋である程度煮詰めていた為、あとはカレールーと味の調整をするのみで出来上がりとなる。
一応50人前であるので、寸胴鍋の大きさも相まって長さと広さのあるシャモジを使い撹拌をしていく。
肉は豚肉のバラ(ガートライトの好み)でドッサリと入れ、キノコを2種類入れ込み味に深みを増やしていく。
そして最後にトマトピューレと隠し味のショコレットを1枚入れて完成となる。
あとは冷凍乾燥した野菜を戻した特製ドレシング付きのサラダと、固形スープの素にお湯で溶かしたコゥンスープとなる訳だ。
これがガートライトが研鑽の上作り上げたカレーとなる。
ガートライトとしてはまだまだという思いはある訳だが、現在作れるものの最高のものという自負はある。
こうして昼食前には料理の仕込みも終え、まずはガートライトが調理したものの特権ということで先に頂くことにする。
『『くぅっ!!』』
ミナユナの2人が羨望と嫉妬混じりの声を発するも、ガートライトとしてはどうしようもない事ではある。
『大丈夫よ、ユナ!ヴィニオ様がきっとアレを作り上げてくれる筈だもの〜』
『そうだよね、ミナ!きっと艦長のカレーも食べれるよネっ!』
『………………』
モートロイドが人間らしい滑らかな動きを(腕を前にファイトのポーズ)して互いに励まし合ってる。
この場でヴィニオが無言ということはまだまだ先の話なのかも知れないなぁ、とガートライトは心の中でのみ呟く。
米を皿に盛り出来上がったカレーをそこにかけ、さらに揚げ物を全部のせていく。
それなりに量は作ってあるので足りなくなる恐れはないと思うが、それは早い者勝ちということでクルーの間では暗黙の了解となっていた。
ガートライトがスプーンでカレーを掬い口にしようとした時、ユナミナから声を掛けられる。
『ところであっちの仕込みは大丈夫なんですか?艦長』
「あー………。大丈夫じゃないか?上々だよ………多分」
『でもあのジョナサンズ達G-Tipperですよね?任務忘れてやってたりしてません?』
2人の言葉にしばし黙考しつつガートライトはカレーを口に入れる。うん、美味い。
「ああ、細工は流々、仕込みは上々さ」
その頃3ヶ所の指定の宙域に到着した剣、槍、盾によってDB01と共に放出された6体のモートロイド(ジョナサンズ搭載)は、暇に飽かせて電脳内でゲームに興じていた。
『ま~だ来な~い~。あ、ミスった~』
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