表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2代目天狐と鬼天狗  作者: 涼井 菜千
新たな標的
59/76

58 【突撃】

 悠依は藜から黎羽入りの水晶を預かり、右京の後を追いかけた。


「大丈夫かい?」

「――はい、緊張してますけど」

「無理もない。こんな屋敷を前にしたら誰しも硬くなるだろう」


 悠依はキョロッと辺りを見回した。


「本当、すごいですね……」

「そうだね、私もここに来たのは初めてだ」

「学園長でも?」

「ああ、基本的には関わりがないからね」

「それなのに、なぜ今回……」

「なに、他でもない君のためだよ。幽羽くんの娘さんと聞いてどれほど嬉しかったか……。犬榧も元気だというし、しかも蒼麻に聞いたら2人は付き合っているというじゃないか……! これほど嬉しいことはない。君のお母さんも幽羽くんも喜んでいるはずだよ」


 右京はその瞳から一滴の涙を流し微笑んだ。


「――学園長、そこまで私のことを考えてくださっていたんですね」

「瑠李には何もしてやれなかったしね。君には悪いが、ただの罪滅ぼしだよ。私もあの方には直接聞いてみたいと思っていたんだ」


 すると前方に両側には背の高い男性が目を光らせている一際目立つ扉が見えた。


「失礼」


 学園長は男性達の威圧にも屈することなく近づいた。


「どちらさまで……?」

「旦那様のお客様ですか……?」


 扉を守る2人はいかつい見た目に反して物腰は柔らかかった。


「私は星劉学園現学園長、十六夜というものだ。こちらは私の秘書。お客様ではないが、用がある」

「ご用件は……?」

「学園の機密、ということまでしか言えない」

「――少々お待ちください」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ