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78日目 ご冥福をお祈りします

「今日は散歩をしよう」

「……姉ちゃんさ、なにかと理由をつけて外に出させようとするのは新章に入ってるからいいんだけどさ、ぶっちゃけなにも変わってなくない?」

「アカリ、マサヤがグレた!」

「え? 天元突破?」

「アニキー!」

「違うよ、全然違うよ! なんで僕はツッコミマシーンみたいになってるの?」

「メガネいる? 新八くん」

「完全なツッコミキャラにする気満々じゃん!」

 はあはあ、と肩で息をしてマサヤが落ち着こうと心がけると、アイスキャンディーを銜えたアカリが、ソファーから体を起こす。

「散歩行くんでしょ? いいよ、行こうよ。なんかもう、姉ちゃんが家にいるのも当たり前のようになってきちゃったしさ」

「殺せんせーのように一瞬で世界中を駆け巡ってるんだよ」

「コミックス買ったよ! 黄色いよ! 月は破壊しないでね」

「そうね。そしたら満月の日に大猿に変身できなくなるものね」

「誰がサイヤ人だ」

「今日のマサヤはいつも以上にツッコミに勢いがあるわね。なにかあったの?」

「なにもないけど、散歩とこのサブタイで、僕にはテレ朝のあの人しか思い浮かばないんだよ」

「本当に、惜しい人を亡くしたわね。ご冥福をお祈りします」

「姉ちゃんが真面目だ……」

「あの番組のファンだったからね、お姉ちゃん」

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