62日目 1度やったら2度目も同じ
部屋に篭っているマサヤ。そして帰宅早々そのマサヤの部屋にヒカリが行くのはいつものことなのだが、それが一向に戻ってこない。
アカリは無意識に、ソファーに腰を沈めながらマサヤの部屋の方へと意識を向けて、耳を欹てる。
「仕方ない。別に気になんてならないんだけど、お姉ちゃんがお兄ちゃんに変なことをしていたら大変だからね」
誰に言うでもなく口にして、重たい腰を上げてマサヤの部屋の前に立つ。
この部屋の鍵は何年も前にヒカリにより破壊されているので機能を持たない。
ついでにドアもちゃんと閉まらないのもヒカリが深夜に忍び込む時にドアの、がちゃという音を立てないために緩くされている。
ドアをそっと開けて隙間から覗き見る。
部屋の電気は点いていて、衣擦れの音が聞こえるがなにをしているかまでは見えない。
「なにしてるの……」
「ああん、マサヤ、すごい気持ちいぃ!」
「姉ちゃん、アカリに聞こえちゃうよ」
二人揃って息が荒い。
「マサヤの大きいから、私我慢できないんだよ」
「そう? これぐらい普通だと思うけど……いくよ、姉ちゃん」
「うん。いい、いいよ、そこそこ!」
「ちょっ、二人ともなにやってんの!」
真っ赤な顔をしてアカリが飛び込めば、ベッドにうつ伏せになったヒカリとその背中に跨るマサヤ。
「ああ、アカリ。マサヤのテク最高」
「マッサージなんて初めてだけど、こんなんでいいのかな?」
「ややこしいことしてんじゃないよ!」




