表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/467

54日目 ブランコが相棒

「開けていいのかしら」

「それよりトイレ開けてあげれば?」

「お姉ちゃんとして、中身を知る権利はあると思うの!」

「あ、聞いてない」

「この牝豚が私のマサヤに手を出そうなんて、どう焼き豚にしてくれようか」

「女とは限らないんじゃない?」

「え?」

「お兄ちゃんには一応ホモ説があるから、その手紙の相手は男という可能性も」

「ないわね」

「……ちょっと悪ふざけがすぎた」

 ヒカリの一睨みでアカリは小さくなってしまう。その目は本気だ。

「これは我が家始まって以来のピンチよ。家族崩壊どころか明日にアルマゲドンが起こるわね」

「世界規模!?」

「ま、開けてみましょう。……アカリ、開けてくれない?」

「いやだよ。私、そんな責任負いたくないもん」

「だ、だって……これに、マサヤのことを好きだなんて書かれてたら、ローンを30年抱えたサラリーマンが突然リストラされたみたいになにをしでかすかわからないわよ!」

「鬼気迫るものがあるね……。じゃあ、開けようか――ってまだ続くの?」

 続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ