表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/467

2日目 クリスティーナ

 最近の妹がやたらと可愛げがない。

 それなのに妙に女を感じさせる。

 僕が風呂上りにトランクス一枚でキッチンの冷蔵庫を開いた時のことだ。

「僕のプリンがない!」

「へえ、そりゃ大変だ」

「アカリがその手に持っているのはなにか聞いていいかな?」

「お兄ちゃんさ、聞けばなんでも教えてもらえる年頃じゃないんだから自分で考えてよ。子供じゃないんだから」

「……そうか、すまない。こう言い換えよう」


「そのプリン、僕のじゃん!」


 風呂上りに食べようと、しっかりと冷やしておいた、コンビニの百五十円(税抜き)プリン。生クリームとさくらんぼがのっかった、豪勢なやつだ。

「このプリンがお兄ちゃんのだっていう証拠がどこにあるのかわからない」

「フタに名前書いておいただろ。マサヤって」

「ああ、マサヤプリンかと思った」

「ラボメンでもしていいことと、そうじゃないことって絶対にあるだろ」

「あ、ラーメン食べたいな、お兄ちゃん」

「甘いもん食べるからだろ……何味?」

「お兄ちゃんの味がいい」

「僕の……? まさか、それぅて白いえきt」

「ぽん、じゃなくて、とんこつ」

「誰がポンコツだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 とんこつラーメンはアカリが美味しくいただきました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ