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6話
そんな中いきなり暗闇の恐怖に苛まれる。そして衝動的に目を覚ますと、やはり目の前は真っ黒だった。その闇が怖くて、手探りでスマホを探し出して画面を見つめる。ごく微量だし、とても小さい光ではあったが私を落ち着かせるには十分だった。少し薄い青色をしたアイコンをタップしてみる。少しスクロールしてみると、そこには何も知らずに楽しんでいる人達の姿が映っていた。いたたまれなくなって、虹色のようなアイコンを押す。そうすると次は青春をしているクラスメイト達の姿が目に入る。その光は今、気持ちが落ちこんでいる私には眩しくて仕方がなかった。明日の学校を無事に乗り切れるだろうか、笑顔でいられるだろうか、地響きを起こすような不安や汚い感情が溢れないだろうか。そんな、不安が私の頭の中をグルグルと渦巻いて、ひどく吐き気がした。




