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底辺女の走馬灯  作者: 人生から降りるボタン
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9)一時保健所での過ごし方~生活編~

食事は特に思い出が無い。すっかり食そのものに興味が無くなってしまった私なので。普通に集団で食べていたと思う。





お風呂は大浴場で数人ずつ順番に入っていた。時間制限が厳しく、慌ただしかった記憶がある。


一人、常に頭にバンダナを付けている子が居た。気にはなっていたが、お風呂の時にバンダナを外すと、その子の髪の毛はだいぶ抜け落ちていた。病気かどうかは勿論聞いていないので分からない。


一つだけその子の情報があるとするなら、その子自身が自ら話した事なのだが、この保健所に来たのは一度ではないとの事だった。多分年下だったと思うが、先輩と思って心強かった。





寝る部屋は4~5人部屋とかだったと思う。布団を敷いて寝ていた。


多分中一くらいの女の子が、寝る時にやたらと私にちょっかいをかけてきた。


「あそこにち○ち○入れた事ある?」と聞かれた。人生で初めて面と向かって下ネタを言われた。しかも女の子に。この子はそういう行為を強いられていたのかな、とぼんやり考えながら、あまり構わずに寝た。


長期間家族と離れ離れで過ごすというのも充分ストレスだったが、あまりにもこれまでの日常とはかけ離れた異空間での生活が耐えられず、布団の中でひっそり泣いた日もあった。





大浴場等の掃除も自分たちで行い、夜は2~3時間の自由時間が設けられていた。


フリースペースにはテレビや古い漫画等が置いてあり、お絵描き大好きヲタクの私は漫画を読み漁った。


私はそこで運命の出会いを果たす事となる。そう、「らんま1/2」だ。


初めて高橋留美子作品と触れ合う事になった。当時の私には少し過激なシーンも結構あったが、とにかく絵が可愛くて話も面白くて、夢中で読んでいた。自由時間が楽しみになった。私の精神は漫画に救われていた。





寝る前の行いとして、一日の絵日記を書いてから寝るというのがあった。


私は絵が描ける喜びから、ルンルンで取り組んでいた。熱中しすぎて毎回他の子より時間を掛けて、自分なりの力作を生み出していた。


どの工程にも時間制限は設けられているため、あまりにも時間を掛けすぎるとせかされる事もあったが。

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