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底辺女の走馬灯  作者: 人生から降りるボタン
19/50

19)中学時代の悪夢

中二の体育祭。


私は人生で初めてリレーの選手になるという大役を任され、それからは他クラスの友達と夜な夜な自主練に励んでいた。


部活を辞めてスポーツテストを受けてから半年程経っていて、正直この時の私は既に元々の体力や運動神経に殆ど戻っていたと思う。





リレーはクラス対抗の他に選抜リレーにも何故か参加した。選抜リレーは得点的にメインではなく、そこまで力は入れていなかったものの、やはり私は選手の中では圧倒的に足が遅く、負けてしまった。


そして、ゴールした直後太ももに激痛が走った。無理をしすぎてしまい、肉離れをしてしまった。痛すぎて泣いた。救護室で手当てをしてもらい、クラスの席に戻ると、早速クラス対抗リレーをどうするか話し合いが始まった。


ある女子が、せっかく今まで練習してきたんだから、このままリレーに出た方が良いんじゃないと言ってきた。クラスはそれに賛同し、私はこのまま体育祭のメインイベントであるクラス対抗リレーにも参加する流れになった。





結果は、散々だった。最初の方、足の速い男子が良い感じに差を開いてくれていたのだが、私に回った途端、どんどん抜かされていった。私は必死に走ったが、気付けば最下位になっていた。


そのままの順位で他の選手も走り続け、ビリで幕を閉じた。





体育祭が終わった後、リレーの選手だったある男子が教室でブチ切れていた。


普段めちゃくちゃ怖くて誰も歯向かう事なんて出来ない数学教師(担任ではない)がたまたまうちの教室に入ってきていて、「誰かさんのせいで負けたー!!」とその先生に文句を言いまくっていた。誰も止める事は出来ない程の剣幕だった。


数学教師は笑って話を聞いていて、何も言わなかった。私はその様子をずっと見ていたが、何も言えなかった。





それから、クラスの一部の男子からのいじめが始まった。ブチ切れていた男子からではなく、隣の席の男子からのちょっかいから始まった。今まで私に絡んできた事なんて一度も無かったのに、唐突に始まった。でもその時はまだちょっとしたちょっかいだったので、私は嫌がりながらも受け流していた。


暫くして、ブチ切れ男子も仲間に加わった。こっちは本当に悪意しかない行為だった。


大声で聞えよがしに悪口を言ってきた。私のあだ名が何故かとあるハリウッド女優の名前になった。全く嬉しくなくて、むしろ嫌でやめて欲しかった。


私は授業に集中したかったのに、しょっちゅう消しゴムを飛ばしてきた。暫くして、もう一人加わってきた。

男子たちも嫌がらせをしている自覚はあったようで、次の日も私が学校に来ると、あいつ休まなかったのかよ、絶対休むと思ったのに、と言っていた。


掃除の時間に髪の毛を引っ張られた。3年生はクラス替えが無かったため、これらのような事が卒業するまで続いた。





私は学校を休まなかった。一度だけ体育に向かう途中具合が悪くなって保健室のベッドで休み、ベッドで盛大に吐いた事はあるが、次の授業には戻って授業を受けた。


中学3年間無遅刻・無欠席・無早退で、卒業式では皆勤賞の人は名前を呼ばれるのだが、私が呼ばれたとき、ブチ切れ男子はまじかよ!?と驚いていた。ざまぁみろ、と思った。全てが報われたと思った瞬間だった。


小学生の時、散々自宅警備員をしていた私は、お世話になった東京の時の担任の先生に胸を張れるように、どんなに辛くても3年間休まず学校に行くと心に誓っていて、ほぼ意地で学校に行っていた。


正直死にたいと思った時もあった。カッターで手首を切ろうとした事もあったが、流石に怖くて実際に切る事は出来なかった。





私は男が嫌いになり、中学校を卒業した。

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