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生まれた時からゲイ。

ゲイは幸せになれない。


そう思って生きてきた。

ゲイだから。男が好きだから。普通ぢゃないから…

絶対バレてはいけない。命をかけて隠さなければ。







そんな私も人並みにドラマや映画のような素敵な恋がしたいと思って生きてきた!!!

もちろん私はヒロインだ!!!˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚


でもどの映画やドラマ、アニメや、本も必ずヒロインは女の子。そして素敵な男性と恋をする。


私は男。いやボクは男の子。一人称はどれもしっくりこない…こんなところからつまづいているのだ。

どうやら私は昔から悩むのが好きだったみたいだ( ;´Д`)



とにかく幼少期の頃の自分が知り得る情報の中で幸せな恋や人生には、私は当てはまらない。

今ならBLや、同性愛の映画やドラマ、本、たくさんあるが当時は目にする機会はなかった。

だから恋愛の日見本となるもなは異性同士のものばかり。

男同士の幸せの見本なんてなかった。

男を好きな自分には普通な幸せなんててにはいらない。

そもそも普通って何?ってゆう疑問は子供の時にはなかった。

いやなくて当たり前か。ないのが普通なのか。(!私にも普通な部分があったんだ!!!٩( ᐛ )و)

なーんて喜んではいられない。





記憶がある範囲で自分は物心ついた頃には男の人が好きだった。。。

いや、たぶんオギャーと生まれた時からだと思う。

性自認を認める認めない以前に自然とそうだった。

幼稚園の男の先生が初恋である!!スポーツマンらしい爽やかな優しい先生だった。(名前は忘れたけど)



幼少期は女の子がよくする『人形あそび』や『セーラームーンごっこ』をして姉達たちとよく遊んだ。

でも近所の意地悪な女の子に「男のくせに!」とからかわれ笑われた。

ウルトラマンやスーパーヒーローは大好きだった!

でもなりたいのはセーラームーン!とくに好きなのはセーラーヴィーナスだ!でも、マーズも捨てがたい!

でもやっぱり主人公みたいに特別な存在…あっ、どうでもいい話は一旦置いておく。

これはセーラームーンの誰が好きだったかを書くためではないのだがもうしばしセーラームーンの話をしはければいけないことを許してほしい。_(:3」z)_



初めてセーラームーンを見たのは姉が好きだったから。当時女の子から絶対な人気を誇っていた!(たぶん)最初のシーズンが終わった時には社会現象にまでなった(たしか)。

そんなこんなで姉もハマっており、それを見た時に私は衝撃をうけた!!!


可愛い女の子が悪と戦う姿がとてもかっこよかった!それに加えて主人公はプリンセス要素もあって、素敵な恋愛要素まであるぢゃないか!!!!!!


完全に自分の中の理想だった!!

そのころから強くてカッコイイ女性が大好きになった!

もちろんそれは憧れとゆう眼差しで『いつか自分もこんな風になりたい!!』と思った!

でも鏡を見れば自分は男の子。ヒラヒラのミニスカートは愚か虫取り少年のような格好に坊主頭。

まずは女の子にならなければいけない。

セーラー戦士のように長い髪をなびかせたい!!

ゴーストスイーパー美神 令子のようにボデイコン、ハイヒールで街を飛び回りたい!!!


だけど、それを言ってはいけない事はなんとなくわかっていた。近所の子の言葉もあるけど、それだけではない。自分の中の防衛本能が無意識に働いたのかもしれない。とにかく恥ずかしい事だから。変な事だから内緒にしなくては。家族にも絶対に言えない。バレてはいけない。


その頃、親が長時間留守の時は近所に住む歳下の女の子が住む家に預けられていた。どうゆう流れだったかは全く覚えていないが、その家にいる時だけは隠さずに体にシーツやタオルを巻いて、髪もタオルを被り耳にかけてロングヘアーに見立てた。

そう!このお家ではセーラー戦士だって、プリンセスにだってになれるのだ!!!

私はこのお留守番が大好きだった!

そこのおばさんはいつもそんな私たちを優しい目で、微笑みながら見てくれていて、不思議とその時だけは本当の自分でいれた気がする。


だが、楽しい時間はすぐに終わりを迎える。










(ピーンポーン)





母だ!!!

迎えにきた!!!!!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


その瞬間慌てて身体中に巻きつけていたタオルや装飾品は脱ぎ捨てて、跡形もなく片付ける!!


今考えれば何とも笑える光景だろう。


イガ栗頭の男の子がプリンセスやセーラームーンになりきり家の中を走り回り、お迎えが来たとたんに凄いスピードで証拠隠滅をする。

その光景を例えるなら、浮気中に嫁が帰ってきた旦那のような焦りようであろう。まぁ、私はそんな男達よりは上手くごまかせていただろうと思う。いや、そう信じたいww (^^;)


と、そんな感じで周りの4、5歳の子供が通常は味わう事のない焦りを経験した私は隠蔽とゆうスキルをこの時確実に手に入れていたに違いない!

そのスキルはその後の私の人生でとてつもなく使えるスキルである事は言うまでもない。






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