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嘘つきな妹と妖精さん  作者: 七星北斗
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 僕には目には見えない友達がいた。


 姿や名前も知らない不思議な友達。


 君はだーれ?


 その質問に、目には見えない友達は答える。


 僕は妖精だよっと。


 僕と妖精さんは仲良し。


 妖精さんはある日、友情の証だと僕に特別な加護を与えてくれた。


 僕は妖精さんの加護により、人の嘘を見抜けるようになった。


 可愛いハズだった妹。


 この世界で一番好きだった妹。


 献身的で優しい妹。


 しかし、嘘で塗り固められた関係だったとは。


 妹の嘘を知れば知るほど、僕ら兄妹の関係はぐちゃぐちゃになった。


 嘘つきな妹と僕の救いを求める物語。


 

 石間孝太(いしまこうた)

 氷見の兄。特徴はあまりなく、平凡。妹思いだった。


 石間氷見(いしまひみ)

 孝太の妹。献身的な性格。黒髪。絹のような滑らかな肌。両親と顔が似ていない。兄の目から見ても可愛くて自慢の妹だった。いつもニコニコしている。

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