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プロローグ 首になって踏み込んだ世界で意識を失いました
主人公・氷室正和19歳 職業現在無職 独身
部長) 正和君今日で君にはこの会社を辞めてもらう、ウィルスを貰ったそうだね?我が社は健康な人間しかいらない、病が治ってから又就職先を捜しなさい。
と訳ワカメな解雇宣言を受け現在は無職、確かにワクチンすら出来上がっていない現状、恐ろしい病を抱えた人間を雇うことは難しいだろう。
しかしこの扱いは流石に酷い、クラスターを起こして周りに迷惑を掛けるよりは幾分マシかもしれない。
しかし例え1年でも退職金くらい出して欲しいものである。
病に苛まれながら我が家へ足を進めるも、思いの他体の調子が芳しくない正和、膝をつき倒れそうになった時、目の前に見覚えのない扉がポツンと2つあった、周りの人間には見えていないようだ。
扉をのぞいた先はドラゴンが空を舞う異世界と、空飛ぶ船?のある未来せかいだった。