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主人公がチート過ぎてヤバイ件  作者: 冬影 蒼井
36/66

第34話 エレメンタルキャット

さぁ、久々の投稿です(๑>؂•̀๑)テヘペロ

危うくネタ詰になる所でした!(*´・ω・`)=3


それでは本編(σ・∀・)σアッチ 行け

「ふにゃー♪♪」

 取り敢えず甲野はそこにいる仔猫の頭を撫でた。

 すると仔猫は目を細め嬉しそうに鳴いた。


「かわいいな。」

 そう言うと甲野は仔猫を持ち上げて再度寝転び自分の腹の上に乗せた。


「にゃにゃ♪」

 そして仔猫は甲野の匂いを嗅ぐ様に、腹に頭を擦り付けた。


「うーん。あっち(地球)じゃ、ペット不可のマンションだったからな〜。やっぱり仔猫は良いな〜。」

 甲野はそう言いながら未だに頭を擦り付けている仔猫の顎を掻いた。


「ふにゃにゃにゃ〜」

 仔猫はそれを気持ち良さそうに鳴き、甲野の腹の上で足をだらーんと伸ばし伏せた。


「しかし、よく懐いてるな〜。」

 見た感じ、普通の猫じゃなさそうだし、鑑定でもしとくか。



【名前】?

【種族】エレメンタルキャット


【レベル】127


【魔力】5980/6500

【俊敏】2400

【跳躍力(腕力)】4600

【防御力】1200

【運】2000



 《スキル》

 聖魔法Lv10

 聖霊召喚Lv10



 《称号》

 ・神の使い





 エレメンタルキャット?

 なんだそれ?称号に神の使い、ってあるから神族の類だよな?




 項目:神族


 名前:エレメンタルキャット


 詳細:神の使い、精霊神、聖なる者、等などの言い伝えがあるが、正しいのは“神の使い“だ。

 その力は天使と同等で、神のペットでもある。

 尻尾の数で力の大きさを表す。

 仔猫でも絶大な力を持ち人間など一瞬で塵にしてしまう。

 エレメンタルキャットは【体力】を持たず、魔力が体力の代わりと言っても過言では無い。

 但し、魔力枯渇になっても、すぐに回復すれば問題は無い。

 質の良い魔力を好む。




 神の使いか〜。やっぱり神様っているんだな〜。

 それより……


「お前って結果、偉いやつなんだな。」

 甲野はそう言いながらエレメンタルキャットの頭を撫でた。


「にゃ!」

 その通り!と言わんばかりにエレメンタルキャットは胸を張った。


「ところで何で俺の近くに居たんだ?」


「にゃにゃにゃーにゃ………」




 エレメンタルキャットの言った事をまとめると

「久しぶりに地上にその辺を彷徨っているととても“綺麗な魔力“を感じてここまで来た。」

 との事だった。


「綺麗な魔力ねぇ〜。」


「うにゃー!」

 するとエレメンタルキャットが甲野に何か言いながら頭を擦り付けた。


「ん?魔力が欲しいって?」


「にゃ!」

 エレメンタルキャットはそれにうなづいて答えた。


「ほれ。」

 甲野はそう言うと人差し指に小さな魔力球を出した。


「うにゃー!」

 エレメンタルキャットはそれを甲野を人差し指ごと口に咥え吸い始めた。


「うにゅー」

 するとエレメンタルキャットは蕩けた顔で甲野の人差し指から口を離し甲野の腹の上で尻尾を左右に揺らしながらだらーんとした。


「そう言えばエレメンタルキャットって質の良い魔力を好むってあったけど、魔力が飯なのか?」

 甲野がエレメンタルキャットにそう聞くが当のエレメンタルキャットはまだ蕩けた顔で腹に寝そべっている。


「ま、かわいいから良いか。」

 そう言うと甲野はエレメンタルキャットの頭を撫で始めた。


「にゅー……」

 するとエレメンタルキャットはそれを気持ち良さそうにし、ウトウトとし始めた。


「ん?寝始めたか。」

 どうしようかな。このエレメンタルキャット。


 甲野がそんな事を思っていると、突如エレメンタルキャットの尻尾の先端が光った!


「なんだ?」

 甲野は撫でるのを1度やめエレメンタルキャットの尻尾を見た。


 すると光った尻尾の先端から豪華な装飾がされている指輪が出てきた。

 そして、その指輪は甲野の手のひらに置かれた。


「なんだこれ?」

 指輪だよな。なんでエレメンタルキャットの尻尾から指輪が出てくるんだ?


 甲野はその指輪を鑑定した。



 名前:契約の指輪


 価値:∞


 詳細:上位の精霊や神獣に好かれた者が契約出来る指輪。指輪を付けた契約者は絶大な力を持ち、契約者同士の信頼関係を表す。さらに契約者同士、指輪から魔力の糸でお互いの場所が分かる様になる。




「へぇ契約の指輪か。そんな物、俺に渡してよかっ…寝てるか。」

 甲野は寝ているエレメンタルキャットを抱え自分の頭に乗せた。


「まぁ、契約を断る理由も無いし、1度猫を飼ってみたかったし丁度いい。」

 そう言うと甲野は“契約の指輪“を左手の人差し指に嵌めた。


 すると甲野とエレメンタルキャットの身体が光った!

 そしてその光は甲野の光はエレメンタルキャットへと、エレメンタルキャットの光は甲野へと、お互いの身体に吸い込まれて行った!


「…特に変わった事は無いな。」

 甲野はそう言うと自分のステータスを開いた。



【名前】甲野 秋吉

【種族】人間


【レベル】104(14↑)


【体力】18000/18000(9615↑)

【魔力】18600/18600(9950↑)

【俊敏】11200(5090↑)

【腕力】12500(5650↑)

【防御力】14000(7405↑)

【運】7120(3560↑)



 《スキル》

 魔法創造(マジッククリエイト)Lv∞

 マップLv10

 異世界言語Lv10

 異世界知識Lv10

 全属性魔法Lv∞

 鑑定Lv10

 付与(エンチャント) Lv10

 無限収納(インベントリ)Lv10

 召喚魔法Lv10

 混合魔法Lv∞


 進化 ステータス隠蔽→偽装



 《称号》

 ・魔法の創造者

 ・無限の魔法

 ・神の言葉

 ・知識の神

 ・全てを偽りし者

 ・神の眼

 ・召喚の神

 ・混合魔法の祖

 ・オークの天敵

 ・操り師


 new 神の使いの契約者(全ステータスが倍増)




「よっし!レベル3桁越え!そして全ステータス倍増か。なんだかアラレちゃんと同じ事ができそうな気がしてきた。」


 1度本気で地面殴ってみようかな?


 ちなみに、もし甲野が地面を本気で殴ると、その地面は深さ50m以上陥没しマグニチュード18.5の地震となる。勿論、周囲2000kmは余裕で更地になる。


 ま、それはまた今度だな。


「さて、こいつの名前も考えながらのんびり戻るか。」

 そう言うと甲野は時速20kmで移動し始めた。




「にゃ…うにゃー」


「起きたか。」

 甲野は移動を止めた。


「うにゃ!うにゅにゅにゅ!」

 すると、起きたエレメンタルキャットは甲野が“契約の指輪“を嵌めているのに気づき喜びのあまり甲野の頭の上で、自分の頭を甲野の頬に擦り付けた。


「喜ぶのはいいが、名前はどうするんだ?一応決めたんだが?」


「にゃ!」


「それなら、お前の名前はこれから“バステト“だ。」


 バステト。

 よくゲームの強キャラで出てくるが、その正体はエジプト神話に出てくる性愛と豊穣を司る神。


 だが、その出生は中々えげつなく、ざっくり言うと、太陽神ラーが年老いて自分を信仰しなくなった人間に罰を与えるため自分の目を抉って雌獅子神セクメトを生み出したが、セクメトが人間に殺戮行為をし過ぎた為、他の神々がセレクトを眠らし、ラーがセレクトの憎しみを取り除いた結果生まれたのが“バステト“なのだ。


 当然、甲野はこの事を知らない。



「うにゃー!」

 エレメンタルキャット、もとい、バステトはその名前に喜び大きな鳴いた。


 そして、バステトの身体が光り始めた!


「また光るのかよ。」

 そんな甲野をよそにバステトの発光が止み、尻尾が2尾増え、計3尾の尻尾が生えていた。


「にゃー!!」

 するとバステトは新たに生えた2尾の尻尾に喜ぶの声を出した。


 エレメンタルキャットの説明でもあったように、エレメンタルキャットは尻尾の数がそのまま己の力に直結する。

 そして現在バステトの尻尾は3尾だ。


 これは最上位のエレメンタルキャットだ。その力は大天使にも匹敵する。


「尻尾、増えたな。」


「にゃ!」

 バステトはそんな3尾の尻尾を甲野の首に絡めて遊んでいた。


「遊ぶのはいいけど俺の首を絞めるなよ。」

 まぁ、そんな事はしないだろうけどな。


「うにゃ!」

 バステトは、もちろん!と鳴いた。




「依頼完了の判を頼む。」

 クルス国に戻った甲野は冒険者ギルドで依頼完了の判を貰いに来ていた。


「はい…えっ?この依頼って…」

「少々お待ちください。」

 そう言うと受付嬢は奥へと行ってしまった。


 まぁ、どこへ行ったかは大体予想がつくけどな。




「やっぱりお主か。」

 そこに現れたのはレフィアだった。


「奥に行った方が良いか?」

 甲野はレフィアの言葉を無視してそう言った。


「話が速くて助かる。」

 レフィアはそう言うと甲野を連れて二階えと上がっていった。



「それじゃあ、エンペラースネークの調査結果を聞こうか。」


 なんか、レフィア、緊張してるみたいだな。

 まぁ、あんなのがこの国を横切るんだったら、その振動だけで、結構な被害が出るもんな。


「死んでたぞ。」

 と言っても、死んでたからそんな被害も出ないんだけどな。


「そうか、死んでた……はっ?」


「デススネークの群れに殺られてた。まぁ、そいつ等も討伐して持って来たけどな。」


「ちょっ、ちょっと待て!?」

 レフィアは甲野の話に着いていけずにいた。


「エンペラースネークが死んだ!?いや、それよりもデススネークの群れだと!?何故そんな奴が…。」

 レフィアはブツブツとそんな事を言いながら考え込み始めた。


「にゃー」

 そんなレフィアの様子をバステトは甲野の頭の上で面白そうに見ていた。


「はぁー、取り敢えずこの件は会議を開いて決めるか。」

「それよりも、その猫はなんだ?」

 レフィアは考えを纏め終えたのか、甲野の頭の上にいるバステトの事を聞いた。


「ペット。」

 使い魔はちょっと違うし、ペットが何かしっくりくる。


 甲野はそんな事を思いながら頭に乗っているバステトを降ろそうと両手を頭に掛けた。


「ッ─────────────!!!!!」

 するとレフィアは甲野の左手の人差し指に嵌めている指輪を見て驚愕した!


「にゃにゃ♪」

 バステトはそんなレフィアの驚愕に気付かず甲野の手をスリスリしていた。


「ん?どうした?」

 甲野は自分の膝に乗せたバステトとじゃれながら言った。


「お、お前!その指輪は!?」

 レフィアは手を震わしながら甲野が嵌めている指輪を指さしながら言った。


「“契約の指輪“じゃないのか!?」


 お、“契約の指輪“を知ってるのか。


「そうだが何か問題あるか?」

 それにしても、やっぱりバステトは可愛いな〜。


「うにゅ〜」

 バステトは甲野が撫でるのを気持ち良さそうにしていた。


「と、と言う事は、そ、その猫は精霊の類か!?」


 精霊か〜。称号が神の使い、だったし、どっちかと言うと神獣だろ。


「いや、神獣だぞ。」

 お、バステトが甘噛みし始めた。


「し、神獣───────────!!」

 レフィアはそう言うと許容範囲を超えたのか、気絶した。


「ん?おーい、大丈夫か?」

 甲野はソファーから立ち上がり、レフィアの頬を軽く叩きながら言った。


「気絶してるな。いっそ思っきり頭殴って起こすか。」

 甲野が拳を構えながら言うと、レフィアは勢いよく起きた。


「なにか、嫌な予感がしたのじゃが!?」


「いや気のせいだろ。」

 そう言うと甲野は元いたソファーに座り再びバステトとじゃれ始めた。


「……あぁ、私の常識がー!!」

 レフィアは先程のやり取りを思い出し頭を抱えた。


「それより、エンペラースネークはどうするんだ?」

 優に200mはあったからな。あんなのいくら何でもこの国の施設で解体する場所なんか無いだろ。


「はぁー、その件も会議で決める。大方、国の外で解体する事に成るだろうがな。」


「そうか。それじゃあ俺はこれで。」

 甲野はそう言うとソファーから立ち出口のドアへ向かった。



「神獣の件はどうすれば…」

 去り際にレフィアのそんな声が聞こえた様な気がした。

さぁ、新しい仲間のエレメンタルキャットのバステトが登場です!

そして、レフィアに諸々を説明すると、オーバーヒートで気絶!

まぁ、当然っちゃあ当然ですけどね。


余談ですが、現在、書きたい物が浮かんでいますが、甲野のキャラにあってないので、新しい作品を書くか、無理矢理押し込むか悩んでいます。


それでは(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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