第30話 クルス国到着 冒険者ギルドにて・・・
さぁ今回は久々の甲野ステータス公開編とクルス国の冒険者ギルド編になっております!
それでは早速 本編レッツゴー(σ・∀・)σアッチ 行け
「ていうか、アムドとウシアスお前ら、もう御者の必要無いだろ。」
甲野はアムドとウシアスを飛ばしクルス国に向かわせながら言った。
「「ヒヒーン!!」」
アムドとウシアスはそれに同意の嘶きをした。
「それじゃあ、俺はのんびりしてるから、後は頼んだぞ。」
「「ヒヒーン!!」」
「そう言えば、あれだけ倒したんだからレベルも結構上がってるだろうな。」
「その前もブラックベアーも倒してるしな。」
甲野は馬車の中で外の景色を眺めながら自分のステータスを見た。
【名前】甲野 秋吉
【種族】人間
【レベル】90(43↑)
【体力】8385/8385(4785↑)
【魔力】8650/8650(3950↑)
【俊敏】5090(2980↑)
【腕力】5650(3250↑)
【防御力】6595(2895↑)
【運】3560(3010↑)
《スキル》
魔法創造Lv∞
マップLv10
異世界言語Lv10
異世界知識Lv10
全属性魔法Lv∞
ステータス隠蔽Lv10
鑑定Lv10
付与 Lv10
無限収納Lv10
召喚魔法Lv10
混合魔法Lv∞
《称号》
・魔法の創造者
・無限の魔法
・神の言葉
・知識の神
・全てを偽りし者
・神の眼
・召喚の神
・混合魔法の祖
進化 ・オークキングを倒しき者→オークの天敵(オーク系の魔物へのダメージ80%up)
new ・操り師(魔糸の継続魔力消費を50%down)
「マジか。」
しばらく見ない間にすげぇレベルとステータスが上がってるな。全てのステータスが2000越えか。
しかも、称号の"オークキングを倒しき者"が進化してるし、称号がふえてる。まぁ、オーク系へのダメージ80%upはたいして意味は無いけどな。
でも、"操り師"ってなんか花火師みたいでカッコいいな。
それにレベルが90か。よし3桁目指そ。ドラゴンでも倒せば余裕だな。
甲野は拳を握りながら言った。
【何処かの洞窟】
「ガァァ!?(なんだか物凄く悪寒がしたんだが!?)」
「ブルル。」
しばらくするとウシアスがクルス国への到着を知らせてくれた。
「ん?着いたか。それじゃあそのまま降下してくれ。」
「「ヒヒーン!!」」
アムドとウシアスはそう嘶きゆっくりと降下して言った。
「さて、一応御者してるフリでもするか。」
「お前はコーノだな。」
甲野がクルス国に着き門へ向かうと門番にそう言われた。
「そうだ。」
おおかた、ゴーズ達が俺の事を喋ったんだろう。
「ゴーズから話は聞いている。このまま冒険者ギルドに向かってくれ。」
そう言うと門番は門を開けた。
「冒険者ギルドは大通りを向かってすぐにある。」
門番は大通りの方を指差し言った。
「分かった。」
甲野はそう言いながらアムドとウシアスを動かした。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
「ここか。」
甲野がそう言ったのは看板に"冒険者ギルド"と書かれた二階建ての建物だった。
「アムド、ウシアス。お前らとこの馬車に何かしてくる奴が居たら殺しても構わん。」
甲野はあえて周りに聞こえる声で言った。
「「ヒヒーン!!」」
それにアムドとウシアスは同意の嘶きをした。
ふーん。中はエルヴィンのギルドより広いな。
依頼量も土地が広いだけに、それに比例して多いな。
適当にどんな依頼があるか見ているか。
コボルト討伐か〜。まだ殺った事無かったな。オーガは前に結構殺ったから良いか。お、調査依頼なんて物があるな。えーと、エンペラースネークの生態調査か。なんかRPGのラスボスみたいな名前だな。ていうか依頼金が白貨50枚かよ。どんだけヤバい魔物なんだよ。
甲野が依頼を見ていると────────────
「コーノか。」
後ろの方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ゴーズか。」
甲野は振り返り言った。
「ギルド長が話を聞きたいそうだ。」
ゴーズはそう言った。
「面倒臭いな〜。」
甲野は心底面倒くさそうに言った。
「仕方が無いだろ。あれだけど数の集落を死人無しで殲滅出来たのはお前のおかげなんだから。」
ゴーズはそう言いながら2階へ手招きした。
「めんどくせぇ。」
甲野はそう言いながら2階へ言った。
「レフィアさん。呼んで来ましたよ。」
ゴーズはドアをノックしながら言った。
「入りな。」
すると、中から老婆の声が聞こえた。
そしてゴーズはドアを開けた。
「あんたがコーノかい。」
そう言ったのは、見た目70前半の顔に皺がある白髪の老婆だった。
「そうだが。あんたがギルド長か。」
甲野は老婆の向かい側にあるソファーに座りながら言った。
「コーノ!」
するとゴーズは甲野の態度を叱咤した。
「別にいいさ。冒険者はこれくらいじゃないとねぇ。」
ギルド長は少し笑いながら言った。
「儂はレフィア。この冒険者ギルドのギルド長さ。」
「俺は甲野。ただの冒険者だ。」
「ところで俺がここに呼ばれた理由はオーク集落の件か。」
まぁ、それ以外無いか。
「そうだよ。オークキング3体を瞬殺出来る冒険者なんてあまり居ないからね。」
レフィアは甲野を見ながら言った。
「それで、素材でも売って欲しいのか?」
別に金には困って無いが、金はあっても困らないしな。
「それもあるけど、その前にランクアップだよ。」
ランクアップか〜。
「断る。」
甲野はバッサリ断った。
「なっ!」
ゴーズはその判断に絶句した。
本来ならランクアップは冒険者なら進んでやる行為なので断る理由など通常は断る理由は無いのだが、甲野はCランク以上にある強制招集が面倒なのだ。
「……理由を聞かせてくれるかねぇ。」
レフィアは不思議そうに言った。
「緊急依頼の強制招集が面倒臭い。」
「はぁー。」
その返答にゴーズは呆れを含んだ溜め息を吐いた。
「それなら心配無いよ。ここ数百年、緊急依頼が必要だった事は無いからね。それにこの街にはSランクの冒険者がいる。他にもAランクの冒険者がゴーズを合わせ8人いるからねぇ。」
「これで緊急依頼が必要な依頼なんて魔王到来くらいだよ。」
「と言う事は俺に"絶対"強制招集が無いんだな。」
「あぁ、"無いよ"」
レフィアはそう断言した。
よし。言質は取った。
「それならランクアップを頼む。」
甲野はそう言うとギルドカードを目の前の長机に置いた。
「はいよ。」
レフィアは甲野からギルドカードを受け取ると水晶の様な物に翳した。
ふーん。あれでランクとか討伐数とか見るのか。
「ほう、ブラックベアーを倒してるのか。それも3体。」
「あぁ、なんか出てきたからな。別に売っても構わんが。」
特に利用価値も無いしな。
「それは助かるねぇ。」
レフィアは嬉しそうに言った。
「あとロックバードもあるがいるか?」
「ロックバードか。それも買おう。何匹いる?」
見たところ何も持っていないから無限収納のスキルでも持ってるのだろうね。
「100匹だ。」
甲野は普通なら考えられない数をサラッと言った。
「は?」
レフィアは甲野が何を言ったいるのか一瞬分からず呆然とした。
「だから100匹だ。なんならここに全部出そうか?」
その方が手っ取り早い。
「やめてくれ!」
レフィアはその提案に断固拒否した。
「まぁ、コーノならそれくらい出来るだろうな。」
ゴーズは甲野の話に腕を組み頷きながら言った。
俺が殺ったんじゃ無いけどな。
「はぁー、嘘をついてる目じゃないねぇ。一体何者だい、ロックバードを100体も討伐するなんて。」
レフィアは呆れながら言った。
「だから只の冒険者って言っただろ。」
「普通ねぇー。」
レフィアは甲野を怪訝そうに見た。
「それよりオーク共とブラックベアー3体、ロックバード100体は売れるか?」
「勿論売れるよ。まぁロックバードはこっちで小分けで売るけどね。」
「そうか、そうならさっそく─────────────」
売りに行こうか、と言おうとした瞬間、レフィアの後ろの窓が大きな音をたて破壊した。
「なんだい!」
するとレフィアは近くにあった杖を構え壊れた窓の方を素早く向いた。
「敵か!」
そしてゴーズも腰に差してある剣を抜いて構えた。
すると壊れた窓の近くには無精髭の男が白目を剥いて気絶していた。
「なんだいコイツは?」
レフィアはその気絶している男に近づこうとした瞬間、その男の周りに《氷針》が数十発現れた!
「ちっ!」
レフィアはそう舌打ちすると男から素早く離れた。
「気絶したふりか!」
ゴーズはそう言いながら警戒した。
すると男の周りに出現していた《氷針》が男に向かって放たれた!
「がァ!」
そして放たれた《氷針》が男の手足を貫いた!
「「は?」」
なんと、甲野のステータスの殆どが倍に上がっていました!Σ(´□`;)エッ!
そして冒険者ギルドでは突如窓が壊れ外から謎の男が!
一体この男の正体は誰なのでしょうか!?
最後にオマケ。そろそろ休暇期間に入ります。
さーて次回は〜「一角獣の制裁」でお送りしまーす!




