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主人公がチート過ぎてヤバイ件  作者: 冬影 蒼井
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第28話 道中で発見 接触 協力受託で実力証明

さぁ閑話を挟んでの本編!

今回は一角獣のステータス公開と新しい魔法編になっておりマース!

それでは本編レッツゴー(σ・∀・)σアッチ 行け

「やっぱり飛んで行くと速いな〜。流石、一角獣(ユニコーン)だな。」


「「ヒヒーン♪♪」」

 一角獣(ユニコーン)たちは甲野に褒められ嬉しそうに嘶いた。


「ブルブルルル」



「何だって、《名付け》をしてくれればもっと役に立つ、だって?」

「そう言えば、お前ら名前が無かったな。」

「それじゃあお前らに名前をやるか。」


「「ブルル!?」」

 すると一角獣(ユニコーン)たちは驚きの声を出した。


「いや、マジか!?、ってお前が名前くれって言ったんだろ。」

「さて、どんな名前が良いかな〜。」

「それじゃあ、お前はアムド、お前はウシアスだ。」


「ヒヒーン!!!」

 すると、一角獣(ユニコーン)たちの喜びの嘶きが響いた。そして、コーノに絶対の忠誠を誓った。


「そんなに嬉しいのか?」


「ブルブルルルブルル」


「へぇ、《名付け》はその者に忠誠心を示す物か。」

 甲野はそんな話を聞きながら、何となくアムドとウシアスのステータスを視た。




【名前】アムド

【種族】一角獣(ユニコーン)


【レベル】227


【体力】2765/2765

【魔力】1785/1785

【俊敏】3560

【馬力(腕力)】2100

【防御力】1795

【運】1500



 《スキル》瞬歩Lv8 水魔法Lv7 光魔法Lv8 統率Lv4

 人化Lv10



 《称号》


 永眠の魔眼(眼を見た対処を任意で永眠させる)


 new 一心同体(ウシアスが側にいると自分のステータスが1.5倍に。)


 new 幸運の印(ウシアスの側にいる間、自分の《運》が2倍になる。主なら離れても効果は変わらない。)


 new 神の目を欺きし者(全ての真贋系を偽る。)


 new オルハルコンの忠誠心(主に害をなす敵の居場所を一瞬で見極める。)






【名前】ウシアス

【種族】一角獣(ユニコーン)


【レベル】230


【体力】2800/2800

【魔力】1850/1850

【俊敏】3600

【馬力(腕力)】2150

【防御力】1835

【運】1500



 《スキル》瞬歩Lv8 土魔法Lv7 光魔法Lv5 時空魔法Lv3 統率Lv7 人化Lv10



 《称号》


 new 統率の鬼(スキル使用時、対処に恐怖を与える。)


 new 一心同体(アムドが側にいると自分のステータスが1.5倍に。)


 new 幸運の印(アムドの側にいる間、自分の《運》が2倍になる。主なら離れても効果は変わらない。)


 new 神の目を欺きし者(全ての真贋系を偽る。)


 new オルハルコンの忠誠心(主に害をなす敵の居場所を一瞬で見極める。)





 流石、一角獣(ユニコーン)だな。《俊敏》が俺やザガンよりも高い。しかも、ウシアスの統率の鬼って、なんだか超スパルタの体育教師みたいだな。


 さらに、このアムドの《永眠の魔眼》って苦痛や死ぬ事は無いんだろうけど、質が悪過ぎだろ。

 任意で永眠させるって事は、途中で起こす事も可能って事だよな?

 リアル浦島太郎が出来そうだ。


 そして、この幸運の印が、自分の《運》が2倍って事はこれが2つあるから、2×2で4倍か。てことは、前見た《運》が確か550だからか、2200って事か。もうなんだか、凄いのかどうかも分からなくなってきた。


 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


「ブルブルルル」

 突然、ウシアスが何かを報せるように嘶いた。


「なに、地上に大勢の人間だと。」

「そうだな、一度地上に降りろ。」

 甲野はそう()()の言葉で言った。


「「ヒヒーン!」」

 アムド達は嘶くと、そのままゆっくり進みながら降下した。


「さて、大勢の人間ねぇ。この時期は何も無い筈なんだけどな〜。参勤交代なんてあったりして。」

 そんな阿呆な事を考えならが馬車は地上に着陸した。


「それじゃあ、そのまま進んでくれ。」


「「ヒヒーン!」」

 アムドとウシアスは同意するように嘶き、道のりに進んだ。


 さてさて、どうなることやら。


 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△


「おい、とまれ。」

 甲野が大勢の冒険者らしき人達に近づくと、リーダーと思われる男が甲野が乗った馬車を止めた。


「なんだ?なにかあったのか?」

 甲野はアムド達を止めながら訊いた。


「その前に何処へ向かうか聞いても良いか?」

 すると、リーダー格の男が甲野の行先を訊いた。


「クルス国だが?」


「そうか。それなら良いか。」

「おっと、何があったのか、だったな。」

「実はこの森の内部にオーク集落が見つかってな。そのオークの殲滅に行くと所だ。」


「オーク集落か。」

 前に調べた事があるな。確か、オークは蜚蠊(ゴキブリ)並の繁殖力で集落を見つけると真っ先に殲滅させないとヤバい事になるらしいからな。


「そういう事か。」

 まぁ、俺には関係の無い話だがな。


「それじゃあな。」

 甲野はそう言い馬車を動かそうとすると─────


「少し待ってくれ。」

 男が甲野を止めた。


「まだ何か用か?」

 甲野は御者の手を止め言った。


「急ぎの用じゃ無かったら、オークの殲滅を手伝ってくれ。」

 男がそう言った瞬間、周りからざわめき始めた。


「なんでだ?この人数だ、俺なんか居なくても問題は無い様に感じるが?」

 オーク相手ならこの人数で十分過ぎるくらいと思うけどな。


「それもそうだが、オーク集落を相手にする時は人数が1人でも多い方が良い。それに、見たところ、この中で1番強い。」

 男がそう言うと、全員が驚愕の目で甲野を見た。


「何故そう思った?」

 その疑問に周りの冒険者も気になっていたか、全員が聞き耳をたてていた。


「まず、馬車を引いている馬が一角獣(ユニコーン)だ。この時点で乗っている人間が強者と分かる。」

「さらに、一角獣(ユニコーン)が俺たちを見てから、全員を警戒して見ている。これで乗っている人間、つまり主への忠誠心が分かる。」


 最近は推理が流行ってるのか?

 むこう(地球)なら探偵にでも成れそうだな。


「そして、最後にお前だ。」

 俺?あ、察し。


「全くの自然体で隙が無い。そして着ている服も良く見れば魔力を纏っている事が分かる。そして腰に挿している武器も魔剣の類だ。」

 男の言葉に全員が驚愕した。


「良く分かるな〜。しかし、冒険者同士の詮索は暗黙の了解じゃ無かったのか。」

 そう言うと、男だけに分かる濃密な殺気を放った!


「ッ!!!!」

 すると、全身を濃密な《死》その物に包まれている様な錯覚に陥った。


「す、すまない……。」

 男は何とかそれだけを言った。


「ま、オークを殲滅させる件は協力してやる。」

 そう言うと甲野は男に放っていた殺気を止めた。


「あ、あぁ、助かる。」

 男は全身が冷や汗を流しながら言った。


「ちょっと待ってくれ。」

 すると突然、冒険者の中からそう声が聞こえてきた。


「ゴーズさんの事は信用できるけど、この男がゴーズさんより強いとはどうしても思えない。」

 男は、甲野に話し掛けた男をゴーズと言い、ゴーズに向かってそう言った。


「やめておけカリー、模擬戦などと馬鹿な事を言い出すんじゃ無いだろうな?」

 ゴーズはカリーをそう窘めた。


「そうは言ってませんよ。ただ実力が見たいだけです。」


「実力か。実力が分かれば何でも良いのか?」

 甲野はカリーにそう言った。


「あぁ、勿論だ。」

 カリーはそう頷き言った。


 何でも良い〜。見た所、ただ単純に実力が見たいだけだな。なら魔法かな〜。やっぱり俺の魔法って言ったら火魔法だよな。白炎(はくろう)は前にもやったしな。どうせなら()()やってみるか。


「《獄炎球(ヘルフレア)》」

 甲野が呪文を唱えると掌から3cm程の大きめのビー玉サイズの炎の塊が出現した。


「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」

 アムドとウシアス以外、全員がそれに驚愕した。

 獄炎球(ヘルフレア)に込められている魔力がどれ程の物か分からない阿呆はここにはいない。

 僅か3cm程しかない獄炎球(ヘルフレア)の中は文字通り、魔力の嵐だ。

 さらに、獄炎球(ヘルフレア)の外部温度は白炎(はくろう)の倍、6000°だ。さらに、内部温度はさらに、その倍、12000°ある。もし、獄炎球(ヘルフレア)に触ろう者なら、身体が溶けるや消し炭になるではすまない。世界最硬の鉱石オルハルコンでさえ、獄炎球(ヘルフレア)に触れれば消滅する。

 人間など魂ごと消滅する。


「ほいっと。」

 すると、甲野は獄炎球(ヘルフレア)を空に向かって投げた。


「な、何をするんだ?」

 カリーは思わず甲野にそう訊いた。


「ん?面白いこと。」

 そう言うと甲野はフィガースナップをした。


「「「「「「「「「「「なっ!?」」」」」」」」」」」

 すると、3cmでも人間の魂ごと消滅さす、獄炎球(ヘルフレア)が直径100mに巨大化した!いや、元の大きさに戻った、と言うのが正しい。


「絶景かな〜絶景かな〜。」

 絶句している周りをほっといて、甲野は遊んでいた。


「ブルブルルル」

 すると、アムドが甲野に話し掛けてきた。


「ん?そろそろ獄炎球(ヘルフレア)を消さなくても良いのかって?あぁ、それもそうだな。」

 そう言うと甲野はフィガースナップで獄炎球(ヘルフレア)を消した。


 すると、絶句していた冒険者達が次々と尻もちを付きはじめた。


「な、なんだったんだよ、今のは……。」

「それより、何者だよ……。」

「あんな魔法見た事無い……。」

「魔力操作のレベル幾つだよ……。」

「儀式魔法の間違いだろ……。」

 などなど事を言っていると甲野が、

「何者って言われても、ただの冒険者だが?」


「「「「「「「「「どこがだよ!?」」」」」」」」」

 と全員で甲野に総ツッコミを入れた。


「まぁ、それはさておき。」


「「「「「「「「「「「さておくな!!」」」」」」」」」」

 最近は推理の他にツッコミも流行ってるのかな?

 こういう光景結構見るんだが。


「実力の証明はこれくらいで良いか?」

 まだ駄目なら、この周辺を更地にでもするか。


「いや十分過ぎるくらいだ。」


「「但し、さっきの魔法は森で使うなよ?」」

 ゴーズとカリーはそれぞれ言った。


「んなこと分かってる。」

 と言っても別に獄炎球(ヘルフレア)を使っても木が燃えると言うより消滅するだけなんだがな。


「それじゃあ、オーク集落殲滅行くぞ!!!」


「「「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」」」」

さぁ やって参りました!異世界定番"オーク集落"!

そして次回はオーク殲滅回!

いや〜どうなるか気になりますね〜!


え?そうでも無い?


・・・それでは次回か〜「オーク集落 殲滅作戦開始 終了」でお送りしまーす!(無視しやがった!(使い回し))

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