第26話 村人生還&宴 そして1名地獄行き
さてさて、やって参りましたグロ回。
さて、一体誰が地獄行きへなるのか(;-ω-)ウーン
それでは本編レッツゴー(σ・∀・)σアッチ 行け
「この村への滞在ですか……」
ハユダ村へ入った甲野達を出迎えたのは、村長らしき初老の男性だった。そして、甲野が村への滞在を言うと、難色を示した。よく見ると、奥の方に冒険者らしき人が複数人いた。
「いま、この村では村人が盗賊に攫われる事件が起こっているのです。それで、この村の滞在は攫われた村人の救出作戦が成功してからになりますが……」
村長はそう申し訳なさそうに言った。
「そういう事だ!さっさと、出て行きな!」
すると、複数人いた冒険者の中から、一番若い男の冒険者が、そう甲野に言い放った。
「やめなさいよ、みっともない。」
「そうだな。見た所、あっちも冒険者の様だ。しかも俺達とは格が違う。」
「それに、馬車を引いている馬が一角獣だ。しかも、とても懐いている。それだけで、高ランクと分かる。」
若い男の冒険者を他の冒険者が窘めながら、甲野の実力を見極めた。
とは言っても、目極めた実力はほんの一部だ。もし、甲野が全ての魔力を放出させると、余裕で国が滅ぶ。さらに、甲野を中心とした半径50kmが更地になる事は容易に想像がつく。
「けっ!」
男は地面に唾を吐くとそのまま、村の奥へと行ってしまった。
「すまんな。」
すると、男に代わり、仲間の冒険者らしき中年の男が謝った。
「気にする事は無い。まだ若いんだろ。それより、盗賊の討伐だったか。」
「えぇ、そうなの。これから、行くから協力しなきゃ行けないのにねぇ……」
「あぁ、その通りだ。まぁ、この依頼が完了したらアイツとはおさらばするつもりだがな。」
「それはさておき、盗賊なら、とっくに討伐したぞ。」
「「「は?」」」
三人は何とも間が抜けた声を出す。
「もう、出ていいぞ。」
「はーい!」
ルミの返事を合図に、続々とハユダ村の住民が馬車から出てきた。
「おぉ!ルミではないか!」
すると、ルミを見つけた村長がルミに近づいた。
「あ、そんちょう!」
ルミは、そう言うと村長に近づいた。
「あんた!帰ってきたのか!」
「カガチか!やっとお前と酒が飲める!」
「ラッコ!よく帰って来てくれた!」
「今日は宴だぁ!」
村長の声を聞きつけた村人がいつの間にか馬車の周りに集まり、仲間の生還を喜んだ!
◇ ◆ ◇
「はぁ、俺たちは、どうすればいいんだよ。」
「別に、良いじゃない。全員、無事なんだから。」
「それも、そうだな。ところで幾つかか訊いても良いか?」
すると、中年の男が甲野に質問をして来た。
「応えられる物ならな。」
「お前が討伐した盗賊の名前って分かるか?」
「確か、黒蜥蜴だったな。」
今考えると、昔、サスペンスにそんな名前の組織名があったな。
「「「黒蜥蜴ぇ!!!」」」
すると、甲野が盗賊の名前を言うと三人全員が驚愕した!
「五月蝿いなぁ。」
甲野は思わず耳を指で塞いだ。
「黒蜥蜴って言ったら、盗賊の中でもトップクラスの盗賊じゃねぇか!しかも、それを1人で討伐だと!?」
「……化け物ね。」
三人が甲野に呆れながら、散々言った。
なんだか、最近、めちゃくちゃ言われてる気がするんだが……。
「ほっほっほ、儂は何も言えんわい。」
すると、馬車からブエルが出てきた。
「ん?このお爺さんは?」
女冒険者が甲野にブエルの事を訊いた。
「こいつはブエル。まぁ、俺の部下みたいなもんだ。」
「部下ってマジか?」
中年男は訝しげにブエルを見た。
「ほっほっほ、言っておくが、お主らでは儂の足元にも及ばんよ。」
そう言うと、ブエルは三人が消し炭にならない程度に三人だけに感じられる様に魔力を放出した。
「「「ッ!!!」」」
すると、三人は目を見開き、全身から冷や汗を出し、息苦しくなり、身体が硬直した。
「な、なんだ、こ、この魔力は……!」
中年男が僅かに、驚愕の声を出した。
「ほう、この魔力密度で喋れるとは。人間にしてはマシな方じゃな。」
そう言うと、ブエルは魔力放出を止めた。そして、濃密な魔力から解放された三人はその場に座り込んだ。
「「「はぁー……」」」
三人はその場で大きな溜息を吐いた。
「なんだよ、この魔力密度は……」
「死ぬかと思ったわ……」
「俺はSランクの冒険者って言われても信じるな。」
三人は各々の呆れながら言った。
「ほっほっほ、あの魔力密度で耐えられるのじゃ、まだまだ伸びしろはあるわい。」
ブエルは笑ながら、そう三人に言った。
「これでも、パーティーランクはBだからな。それなりにプライドもあるからな。」
パーティーランク?まぁ、普通のランクのパーティーバージョンだろ。
「それより、この後、どうしましょうか。」
すると、女冒険者が言った。
「どうするとは?」
甲野はその言葉の意味が分からず、首を傾げる。
「このまま帰っても依頼失敗になるの。依頼成功の受理には盗賊頭の首か、それに変わる物がいるのよ。」
「たが、お前の様子を見る限り、盗賊共はみんな殺したんだろ?」
「ま、なる様になるだろ。」
「そういう事なら問題無いぞ?」
「ん?盗賊の頭の首でも持ってるのか?」
「もっといい物だ。ブエル。」
「ほれ。」
ブエルがそう言うと、突如、空間に亀裂が走り、中から縛られたラベスが出てきた。
「「「ふぁ!?」」」
それに三人は、驚き過ぎて変な声で反応した。
「んーー!んー!」
すると、ラベスが何かに怯えていた。
「ん?ブエル、こいつに何かしたか?」
なんか、えらく怯えてるな。
「ほっほっほ、閉じ込めたついでにその者が一番恐怖を憶える物を見せただけじゃよ。」
ブエルはそう笑ながら言った。
「いい性格してるな〜。」
甲野はブエルに肘を付きながら言った。
「いやいや、コーノ様には負けるわい。」
ブエルは愉しそうに言った。
「はぁー。今の魔法が何なのかは忘れよう。」
「その方が良いわね。」
「あまり、詮索して死にたくは無いもんな。」
流石はパーティーランクBの冒険者。低ランクの冒険者なら色々探って死ぬのが多い。
「こいつを持っていけ。」
邪魔なだけだったから丁度いい。
「いや、しかし……」
「黒蜥蜴の頭を生け捕りにしたとなれば、依頼金の他にも報酬はあるのよ!?」
「それに、俺達はせいぜいBランクのパーティーだ。こいつを持って行ったとしても、信じて貰えるかどうか……」
三人の言う通り、黒蜥蜴を相手にするには、Bランクのパーティーが三人では相手にもならない。
黒蜥蜴はBランクの冒険者、50人で、やっと同等の盗賊なのだ。
「そういう事か。なぁ、お前達、どこでこの村人の救出依頼を受けた?」
「ん?エルヴィン国だが……それがどうかしたか?」
よし。それなら問題無いな。
「それなら問題無い。」
「問題無いってどう言う事?」
三人は首を傾げた。
「エルヴィン国には貸しがある。門番で、『コーノの知り合い』とでも言えば、大丈夫だ。」
「?分かった……?」
中年男は困惑気味に言った。
「とりあえず、村長の所にでも……」
「おい!!、これはどういう事だ!!!」
行くか、と言おうとすると、聞き覚えのある声の怒号がその場に響いた!
「なんで、村人が戻っている!!今から俺が助けようと思っていたのに!!!」
「ブエル、消音用の結界を張れ。」
「ハッ!」
甲野はそんな怒号を無視し、ブエルに結界を張らした。
「なにを無視している!!なんだ貴様は!!横から俺の手柄を横取りしやがって!!死にたいのか!!」
男の怒号は止まらない。
「大体、その顔がいけ好かねぇ!!お前は絶対許さねぇ!!俺が活躍するはずだったのに!!お前は絶対殺す!!殺してやる!!」
すると、男は自分の腰に指してある武器を抜いた!
「おい、お前なにをするつもりだ!」
「うっせぇ!てめぇは黙ってろ!」
男は、仲間の静止も聞かず甲野に武器を構えた。己に近付く気配に気が付かず。
「お前は殺してや……!」
男が甲野に怒号を放ちながら武器を向けていると、突如、男が甲野の方に飛んできた。
「全く、危ないのう。」
ブエルはそう言うと、甲野の前に出て、飛んできた男を、いつの間にか持っていた杖で空に飛ばし返した。
「ブエルよ、もう少し、力強くやるのだ!」
すると今度は空中にいつの間にか浮いているザガンが魔剣の腹で男の頭を殴り飛ばした。
「ごはっ!」
そして、男は地面に叩きつけられ、踏みつけられたカエルの様になり、身体の至る所から血が噴出し、右手、左足は複雑骨折、男は口から大量に吐血する。
「キマリス、やるなら別の方に飛ばすのじゃ。」
よく見ると、男がいた場所にはキマリスがいた。
「我が主に向かっての過ぎる無礼に我慢がならんかったからな。そこまで気が配らんかった。」
「まぁ、儂も良くあるがのう。」
「ブエル程では無いが、今の私がそれだな。」
そう言うと、三人は今も吐血し続けている男に近づいた。
「ゲホッ!や、やめろ、この、ば、化け物め!」
男はそう言いながら、必死に武器を振り回した。
「貴様は我が主の前に不敬が過ぎる!」
「ほっほっほ、殺しても殺し切れぬのう。」
「地獄が救いと思える程の苦痛を味わらせても足らないな。」
キマリスとブエル、ザガンは周りの草木が一瞬で朽ち果て、地面は腐食する程、濃密な殺気を放っている。
「ッ─────!!!!!!」
すると、男は声にもならない悲鳴を出した。しかも、ブエルは男が絶対、気絶しない様に魔法を掛けている。
「まずは私から。《不死獣》」
キマリスは前座として不死獣を召喚した!
「この愚か者を噛みちぎれ。」
「ガァァァ!」
すると、不死獣が男の肩ごと腕を噛み砕き、ちぎり始めた。
「がァァァ!!」
すると、男の腕だったモノから、血が文字通り、溢れ出した。
「うっ!」
すると、それを見ていた仲間の女冒険者が背を向け、嘔吐をし始めた。
無理も無い。女と言えども、冒険者だ。魔物を殺したり、人間を斬った事もある。だが、人の腕がミキサーで混ぜられた様になる光景など過去、1度も無い。
他の2人は、似たような物を見た事があるのか、眉を顰めつつも、止めようとはしない。
「次は儂か。《悪夢》」
ブエルは男の頭に手を当て、魔法を唱えた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁあぉ!!!」
すると、男は目の前のナニカに怯える様に言葉にならない声を出した。
「ほっほっほ、この怯えようを見ると散々の悪行三昧の人生と見た。」
悪夢とは本来、相手にした悪行を自分に返す魔法、いわゆる因果報応と言う物だ。
さらに、悪夢は不死王だけが持つ固有スキル。その悪夢を何十倍にも増幅するなど造作もない。
「さて、私か。」
そう言うとザガンは腰に挿してある大剣を抜き残る腕を切り落とした。
「ぐがぁぁぁぁあああ!!!!!」
ザガンが男の腕を斬った大剣には、《苦痛増加Lv7》のスキルが付与されている。その大剣でかすり傷でも負えば、その苦痛で一瞬で気絶する。
しかし、ブエルの魔法で、それを許されない男は正に業火の炎で焼かれる程の苦痛を全身に浴びている!
「も、もう、ゆるして……ガァァあああァ!!!」
男が許しの懇願をするとすかさず不死獣が右足を噛みちぎった。
「さて、続きだな。」
「ほっほっほ、そうじゃの。」
「キマリス、次はもっと凶悪な魔物を出すのだ。」
そんな魔王も戦々恐々する会話をしていると……。
「殺るのは構わんが、殺るなら別の場所でやれよ。」
と、甲野が見当違いの注意をした、
「ほっほっほ、それもそうじゃのう。」
「それなら、キマリス。」
「はい、分かっております。」
キマリスはそう言うと、男を含め4人を魔界へ転移させた。
◇ ◆ ◇
その後、落ち着いた女冒険者達を連れて、村の宴に参加した。
「そう言えば、あの男、お前達の仲間だったんだろ?良かったのか、止めなくて?」
甲野はエールの入ったジョッキを片手に先程の事を訊いた。
「いいのろ〜、あの男にや私らちも迷惑してたんだから〜」
すると、もう酔っ払ったのか、少し呂律の回ってない返事が返ってきた。
「もう、酔っ払ったのか。まだ、半分しか減ってないぞ……」
甲野は女冒険者のジョッキを見ながら言った。
「うるひゃいわね〜。」
女冒険者はそのまま後ろに倒れ込んだ。
「全く、こいつは弱い癖に酒が好きなんだよ。」
甲野の隣にいた中年男がエールを飲みながら言った。
「そう言えば、紹介がまだだったな。俺は、火の鳥のリーダーのテルスだ。」
火の鳥?あぁ、パーティーの名前か。
「俺は甲野、只の冒険者だ。」
甲野はジョッキに残ったエールを一気に飲み干しながら言った。
「只のねぇ……」
テルスは甲野をジト目で見ながら言った。
「なんだ、その目。」
甲野は近くにいた村人にエールのお代わりを貰いながら言った。
「ぷはぁ、あの三人はお前の部下、いや使い魔だろぅ。もう一杯くれ。」
テルスは甲野に、そう言いながらエールのお代わりをした。
「冒険者さんは、よう呑むねぇ!良い呑みっぷりだっ!」
村人はそう言いながら、テルスにエールの入ったジョッキを渡した。
「なんでそう思った?」
別にバレても痛くも無いんだがな。
実際、ザガン達の正体が分かったとしても、人族にはどうする事も出来ない。例え、Sランクの冒険者が全員揃ったとしても、甲野の《名付け》を受けた三人を倒す事は不可能だ。
「人間であの魔力密度を持つ奴はいない。居たとしても、魔力過多症で12もならない内に早死だ。」
「魔力過多症?なんだそれ?」
流石、異世界だな。名前の異世界っぽさが凄い。
「魔力過多症は自分の許容範囲を超えて魔力を持つ病気だ。治療法も無い。」
所謂、不治の病ってやつか。
「けど、それだけじゃないだろ。」
お、この肉美味いな。丼物にして食べたいな。まぁ、エールと良く合うからいいか。
「子供の頃、昔あった歴史の本で、ある魔族が1つの魔法で気まぐれに国を滅ぼした、と書かれていた。」
「へぇ。」
「その魔法が《悪夢》だ。」
「……」
甲野はエールを呑みながら、テルスの言う事を静かに聞いていた。
「そして、その魔法は、国を滅ぼした、その魔族の固有スキルだ。」
「くっくっく、中々の推理だな。」
甲野は愉しそうに笑い、言った。
「その推理通りだな。あいつらは俺の使い魔だ。そして、あの老人はお前の言った通り、例の魔族だな。」
「はぁ、まさかとは思ったが、本当だとはな。」
テルスは呆れを含めた溜息を吐いた。
「ハッハッハッハ、いやぁ、前にも俺たちの周辺を探ろうとしてた奴はいたが、彼奴はそこまでは分からなかったぞ。」
甲野は心底、愉しそうに言った。
「俺だって分かりたくは無かったさ。全く、好奇心てのは恐ろしい物だ。」
テルスはエールをゴクゴクと呑む。
「好奇心と言えば、前の男もその好奇心で死ぬ思いをしてるからな。」
「はぁ、言わなきゃ良かった……」
テルスは、言った事を猛烈に後悔をし始めた。
「くっくっく、あいつらには、お前らに手出しはしない様に言っておくから安心しろ。」
「それは、本当に助かる!」
テルスは心底安心して言った。
「そう言えば、子供の頃に本を読んだと言っていたが、珍しいな子供の頃に文字が読めるとは。」
甲野は村への道中、暇潰しに異世界知識で色々、調べていた。それで、村人は文字を読めないと知ったのだ。
「昔から、本が好きだったからな。冒険者になってからは、あまり見なくなったがな。」
「それなら、いつの日か、俺の《図書館》へ来るといい。」
甲野はエールを呑みながら言った。
「はぁ!そんな物作ってるのか!?」
テルスはエールを噴き出しそうになりながら言った。
「そんな物とは失礼だな。結構、凄い事になってるんだがな。」
あれだけの本だからな。パッと見、万単位の本の数はあったからな。
「はぁ、もう、驚き疲れた。けど、そうだな、金にも余裕があるし、エルヴィン国に戻って報酬を手に入れたら、行くとするか。」
「その時になったら使いをやるから、そいつに着いて行くと良いぞ。」
「……どうやって、とは聞かないでおこう。」
テルスは何度か分からない呆れの言葉を出した。
◇ ◆ ◇
【その頃 魔界では】
とある魔族の場合。
「がァァァああ!!!」
「へっへっへ、やっぱり人間はうめぇな。」
「まったくだぜ!」
「腐肉を美味いが人間の肉は新鮮で最高だ!」
「俺達の王、不死王様、いや、今はブエル様だったか、ブエル様に感謝だな!」
「ほんとだな!我らが理解ある王に感謝を!」
また、別の魔族の場合は。
「ぎゃああぁぁぁああ!熱い!熱い!」
「人間とはこの様に柔い物なのですか。」
「これは良いデータが取れそうですね。」
「次は、闇魔法が人間にはどれ程の効果があるのか試してみましょう!」
「この様な実験体をお貸しくださるとは、私たちの王、キマリス様、感謝致します!」
さらに、別の魔族の場合は。
「がァァァァァ!!腕がぁぁぁ!!腹がぁぁぉ!」
「貴様のせいで俺の息子は!」
「私は産んだばかりの子供を殺られたのよ!」
「貴様等人間が!」
「我ら弱者にこの様な機会を与えてくださるとは!」
「我らが王!ザガン様に揺るがぬ忠誠を!」
それぞれの飢え、実験、復讐を人間の男にぶつけ続けた。
「ほっほっほ、下級魔族は飢えに忠実じゃからのう。良い機会じゃわい。」
「私の方は部下の魔法実験に使えて、前にも人間を解体したいとか言ってたから、丁度いい。」
「私の方も、人間に自分の身内を殺られた者たちの復讐に使えて、コーノ様に無礼を働いた事は許さんが、ある意味、有能な人間だな。」
「ほっほっほ、そうじゃな。それに、簡単に死んでは困るからのう、不死にして正解じゃわい。」
「これからも、我らが主、コーノ様に揺るがぬ忠誠を!」
「「揺るがぬ忠誠を!」」
魔族たちはそれぞれの王に、ザガン達は甲野への忠誠が、より強まった瞬間だった。
さぁ、ザガン達の甲野への忠誠心が露になった今回。そして、ブエルの正体を察したテルス。
新たなキャラが出てきた今回。
次回はどうなることやら(。´-д-)ハァー
さーて次回は〜『村を出発 道中で回復薬制作』でお送りしま〜す。




