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主人公がチート過ぎてヤバイ件  作者: 冬影 蒼井
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第20話 のんびり道中 魔法の実験

さぁ、エルヴィン国を出国した甲野!

まだ決めていない目的地を探してのんびりと行く道中。

一体、その道中には何があり、何をするのでしょうか!?

乞うご期待(๑•̀ㅁ•́ฅ✧デス

それでは本編レッツゴー⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

「ふぁー、暇だな〜。」


「そうじゃのう。」ズズー

 ブエルはエルヴィン国で買ったお茶を飲みながら言った。


「ところで、ブエルって飯とか食うのか?」


「魔族にとって、食事は一種の娯楽みたいなもんじゃのう。」ズズー


「そうか。」ズズー

「しかし、暇だな〜。」


「そうじゃのう。」ズズー


 甲野とブエルはお茶を飲みながらのんびりしていた。



 ガラガラガラ



「そう言えば、ザガンとキマリスは?」


「2人はいつも通りの修行じゃよ。」サクッ

 ブエルはクッキーを食べながら言った。


「勤勉だな〜。」サクッ ズズー


「ほんとじゃのう。」サクッ ズズー



 ガラガラガラ



「しかし、本当に暇だな〜。」


「ほんとじゃのう。」


「暇だし、魔法の実験でもするか。」


「魔法の実験?」


「あぁ。《氷矢(アイスアロー)》」

 甲野が呪文を唱えると、馬車の周りに十数発の《氷矢(アイスアロー)》が現れた。


「また高密度な《氷矢(アイスアロー)》を出したのう。」ズズー

 ブエルはお茶を飲み、少し呆れながら言った。


「そうか?」

 そんなに、意識はして無かったんだがな。


「込められてる魔力が桁違いの密度じゃよ。」


「まぁ、それはいいとして。威力も確かめないとな。」

 甲野はそう言うと、《氷矢(アイスアロー)》を近くの大木に1つ放った。


 ドン! ミシミシ! ドシンっ!


「倒れたな。」ズズー


「まぁ、そうなるとは思ってたわい。」ズズー

「ところで、3匹魔物が接近中じゃよ。」


「お、魔法の威力を確かめるには丁度いい。」


「やり過ぎん様にのう。」




「ガルルルルルゥ!」

 馬車の前に現れたのは大きな黒い熊だった。


「なんじゃ、ブラックベアーか」サクッ


「なんだそれ?」ズズー


「レッドベアーの上位種じゃよ。確か、人間が相手じゃと、かなり苦戦するようじゃが、コーノ様なら余裕じゃよ。」


「ガァァアア!」

 そんな、甲野達に苛立ったのか、ブラックベアーが馬車に襲い掛かった!


「《水刃(ウォーターエッジ)》」


 ヒュン! ザシュッ! バタッ!


 すると、甲野が放った《水刃(ウォーターエッジ)》がブラックベアーの身体を横に一刀両断した!


「「ガァァアア!!」」

 そんな仲間を見た残りのブラックベアーが激怒し甲野達の襲い掛かったが……。


「《氷針(アイスニードル)》」

 発動させていた《氷矢(アイスアロー)》を素早く《氷針(アイスニードル)》へと変え放った。


 ヒュン! バタッ!


 すると、放った氷針(アイスニードル)がブラックベアーの眉間を貫いた!


「ほっほっほ、お見事じゃのう。」


「相手が弱かっただけだろ。」

 甲野はそう言うと、討伐したブラックベアー計3体を無限収納(インベントリ)へと仕舞った。


「まぁ、儂の姿を見て怯えもせず掛かってくる時点で自殺行為同然じゃからのう。」

「ましてや、コーノ様になんて、世界の破滅同然の御方じゃからのう。」ズズー


「世界の破滅って……、それは言い過ぎだろ。」


「ほっほっほ、それにしても、コーノ様はかなりの魔力をお持ちなのに、一切外に漏らさないとは普通の人間には難しい事じゃよ。」


「そうか?試しにこの馬車内に魔力を放出して見せようか?」


「それは面白そうじゃ、ぜひやってくれ。」


「じゃあ行くぞ。」


 その刹那(しゅんかん)馬車の中だけ、この世とは思えない程の高濃度の魔力が蠢いていた。


「こ、これ程とは……。」

 ブエルは驚愕した。これ程の魔力はかつて1度だけ戦った事がある、魔王ですら、これには及ばなかったからだ。


 そして、甲野は魔力の放出を解除した。


「はぁー、コーノ様が魔王様以上の者だと、改めて痛感したわい。」


「そんなにか?」

 自分の魔力だから、あまりそんなのは分からないんだよな。


「正直言ってあれだけで、大抵の者は殺せるわい。」

「どうせ、まだ全然、余裕があったじゃろ?」


「まぁな。」


「はぁー。」

 ブエルは思っきり、呆れた溜息を吐いた。


「そんなのに、良く耐えれたな。」


「ほっほっほ、じゃなきゃ、不死王(ノーライフキング)の名が廃るわい。」

 ブエルは笑いながら言った。


 本当は結構、危なかったじゃがの。


「ん?何か言ったか?」


「いや、何も言っとらんよ。」ズズー


「そうか。」ズズー




「さて、次は混合魔法でも試すか。」


「何じゃそれ?」


「2つ以上の属性を合わした魔法だよ。」

「《黒雷嵐(デスストーム)》」

 甲野は(てのひら)に小さな大嵐を起こした。


「完成だ。」

 甲野はそれに満足そうに頷いた。


「ゴッホ、ゴッホ、ゲホゲホ!」

 ブエルはそれを見て、驚愕し()た。


「なんだブエル。歳か?」


「ゴッホ、ゴホ。不死王(ノーライフキング)は寿命なんかでは死なんわい。」

「それより、コーノ様。なんじゃ、その掌にあるのは?」


「ん?《黒雷嵐(デスストーム)》だが?」

「まぁ、言ってしまえば小さな嵐だな。」

 甲野は掌で小さな落雷や台風が唸っている《黒雷嵐(デスストーム)》を見ながら言った。


「……コーノ様、1つ聞くが《魔力操作》のスキルレベルは幾らじゃ?」


「ん?そんなスキルは持ってないぞ。」

 そう言えば、そんなスキルをギルド長含め、あの3人は持ってたな。


「はぁー。《魔力操作》を持ってなくて、このレベルかい。また、恐ろしい程、器用じゃよのう。」

 ブエルは盛大に呆れた。


「なんだその《魔力操作》って?」


「魔法を使う者は殆どが、この《魔力操作》を持っとるのじゃ。魔力操作のレベルが高いほど、魔法を使うのが上手い。もちろん例外もあるが、殆どの者が《魔力操作》を持っとる。」


「コーノ様ほどの魔法の使い手なら《魔力操作

Lv10》と言われても何も不思議に思わんよ。」


「それに、大きな魔法を使うより、小さな魔法を行使する方が難しいのじゃよ。」


「そうなのか?」

俺的には特に変わらないんだがな。


「簡単に言えば、大きな紙に絵を描くのと、小さな紙に同じ絵を描くのと、どっちが難しいかっという事じゃ。」


「良く分かった。」


「はぁー。全く、本当にコーノ様は規格外じゃわい。」


「ま、それは良いとして魔法の実験を続けるか。」

タイトル通りの、ほのぼのした、道中。

っと、思ったら、大間違い!

最初はのんびりとブエルとお茶を飲んでいた甲野。(o^o^)o ウンウン♪

しかし、突如、討伐ランクBのブラックベアーが!

それを、いとも簡単に討伐する甲野。∑(´゜ω゜`;)ハッ!!!!

そして、気まぐれに馬車に甲野の魔力を放出すると不死王も絶句する程の魔力密度!(´・д・`)

そして、さらに不死王がお茶を咽る程に凄い、魔法、混合魔法を創ったのです!(#)’3`;;)・;’.、グハッ


そんな、のんびり?めちゃくちゃ道中、次回は一体何があるのでしょうか!?乞うご期待(๑•̀ㅁ•́ฅ✧デス


それじゃあ(◎´艸`{ばーい

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