第17話 エルヴィン国滞在 最終日 前編
さぁ、いよいよエルヴィン国滞在も残り最後となりました!ヾ(*´∀`*)ノ
甲野はこの最終日に一体何をするのでしょうか!(;-ω-)ウーン
ちなみに、今回は短めとなっております。ぇ━(*´・д・)━!!!
それでは本編レッツゴー⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
「ん、んーーー。」
甲野はいつも通り背筋を伸ばしながら起きた。
『『おはようございます。』』
「あぁ、おはよう。」
「ずっと影にいたのか?」
『いえ、先程まで修行をしておりました。』
「そうか。」
よく、やるな〜。
「ブエルもか?」
『無理矢理やらされたわい……。』
その声には少し悲壮感が漂っていた。
そう言えば、ブエルは修行とか、硬っ苦しいのは苦手っぽいな。
「まぁ、どんまい。」
『どん……?』
「そう言えば、ザガンは何処に行った?」
『ザガン様なら拠点の使い魔の強化をしております。』
「使い魔の強化か。」
『えぇ。ザガン様は我々の他にも、様々な使い魔をお持ちです。おそらく、その使い魔と一緒に強化しているんでしょう。』
「そうか。」
「ま、それはさておき。」
飯食うか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ふぅ、美味かった。」
オークの蒸し料理、美味かったな。
肉が蒸されたことでしっとりかつプリっとして。
それに、添え付けのスープもあっさりして美味かった。
野菜の出汁が良く出て、美味かったな。
今度、作ろ。
「さて、今日は何をしようかな。」
甲野が今日の予定を考えていると────────
『コーノ様。』
影からザガンの声が小声で甲野を呼んだ。
「……ザガンか。どうした。」
甲野はそれに小声で応じた。
『ゴリアテから、「頼まれた物が出来た」との報告です。』
早いな。
流石、執事(仮)
「分かった。すぐに向かうと言ってくれ。」
『はっ。』
さて、確認に行くか。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
「ゴリアテ、来たぞ。」
『お待ちしておりました』
あれ?なんか声が滑らかになってる気が……。
「ゴリアテ、なんか声が変わってないか?」
『はい。魔の者は、名付けを受けると様々な変化が起きます。』
『ある者は足が速くなり、ある者は魔法が上達し、ある者は剣術が上達し、と様々ですが、名付け者が強者であるほど、変化が大きくなります。』
「てことは、ゴリアテの場合は……。」
『はい。言葉が流暢になり、様々な魔法を使える様になりました。』
「例えばどんな魔法だ?」
『はい。空間魔法や状態異常魔法、召喚魔法などです。』
『ゴ、ゴーレムが召喚魔法ですか!?』
『それは、それは……。』
『ほっほっほ、規格外じゃな。』
キマリスは驚愕。
ザガンは呆れ。
ブエルは愉しそう。
など、様々な反応だった。
「どんな、魔物を召喚出来る?」
『上級魔物が数体、中級以下の魔物なら魔力がある限りいくらでも召喚可能です。』
『ゴーレムが召喚魔法でも規格外なのに、上級魔物を召喚可能とは……。』
『なんと言えばいいのやら……。』
「まぁ、その話は後にして。」
『はい。コーノ様の要望通りドアノブの色で転移場所を判断し、捻ることで転移門を発動、開ける事で目の前の空間を目的地に転移、所謂どこで〇ドアの要領です。』
「わかり易い説明ありがと。」
「しかし、良くやった。」
『ありがとうございます。』
『さらに、転移先が建物の場合、私の魔力をドア越しに繋げることでその建物を私と接続する事も可能です。』
「つまり、離れた建物でもお前は行動可能って事か。」
『はい。その通りです。』
「ほんと、良く気が利いているな。」
「流石だ。」
『ありがとうございます。』
「それじゃあ、1つ頼みたい事がある。」
『はっ、何でしょう?』
「侵入者用なんだけどな…………」
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△
『……コーノ様。』
「なんだ?」
『中々、えげつない事を考えますね。』
「そうか?」
『ですが、私好みです。』
「それなら、頼めるな。」
『もちろんです!この家に侵入しようとする不埒者など容赦なく、生きている事を後悔させてやりましょう!』
『ザガン様……。』
『皆まで言うな、キマリス。』
『ほっほっほ、中々いい性格しておるわい。』
『なんだか、コーノ様が魔王様に見えてきた。』
『ブエルよ。人間は誰しもこうなのか?』
『いえ、凶悪な盗賊でも、こんなのはありません。』
『魔王様でも稀でしたからね。』
『てことは……。』
『魔王様以上って事じゃろぅ。』
『『はぁー。』』
なんと、昨日頼んだ転移門が一晩で完成!
さらに、名付けの影響でゴリアテがさらなる進化を!(;´Д`)ハァー
なんと、ゴリアテは上級魔物をも召喚出来る様になっていました!( ゜д゜)ハッ!
そして、進化したゴリアテと甲野は、上級魔族が引くほどの何かを計画!(⚭-⚭ )ウワ- ナイワ
果たしてどのような計画を立てていたのか!
それは、また今度のお楽しみです!(・д・)チッ
それではまた次回!
まったねぇ〜( ´ ▽ ` )ノマタネ




