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主人公がチート過ぎてヤバイ件  作者: 冬影 蒼井
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第14話 廃墟探しで1つ目の拠点GET

さあ、残り2日となったエルヴィン国滞在。

ここまで、色んな事をやって来た甲野。

もう流石にやる事は無いんじゃないか?と思った貴方!╭(°A°`)╮チミー

そんな事はありません!( ゜ー゜)ウ ( 。_。)ン

今回も凄いことをやります!

では本編レッツゴー⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

「ふぁー。」

 甲野はいつも通り背筋を伸ばしながら起きた。


「ん?あぁ、昨日は疲れて飯食ったらそのまま寝たのか。」

「ふぁー、よく寝た。」


『ほっほっほ、おはようございます。』


「ブエルか。」

「昨日はずっと影の中にいたのか?」


『いや、昨日はコーノ様が寝た後、街の散策をしておったよ。』


「街の散策?」


『人間の街を見たのは久しぶりじゃから中々楽しかったわい。』

 ブエルは楽しそうに言った。


「そう言えば、ザガンとキマリスは?」


『ザガン様とキマリスは街の外で修行をしておるよ。』


「修行か。立派なもんだな。」


『儂ももう少し若ければ参加したのじゃがのう。』


「よく言う。面倒くさかっただけだろう。」


『ほっほっほ、よくお分かりで。』

 ブエルは笑いならが言った。


「そう言えば、街の散策と言ったが、ブエル、お前、骨だろ。どうやって外に出たんだ?」


『そこは儂の精神魔法で誤魔化しましたよ。儂の精神魔法が効かないのは少なくともこの街ではコーノ様くらいじゃからのう。』


「それもそうか。」

「さて、朝飯食って街を散策するか。探したい物もあるし。」


 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


 朝食を堪能した甲野はある物を探しに人通りの少ない所を散策していた。


「えーと、あれは大きすぎるし、あれは綺麗すぎる。」

「案外、ちょうどいいのは無いんだな。」


『コーノ様。何をお探しで?』

 ブエルは影の中から訊いた。


「廃墟を探してるんだ。」


『どうして、またそんな物を?』


「次にこの町に来たときの拠点にしようと思ってな。」


『それなら、新しい所や広い所がその辺にあるのに何故、わざわざ廃墟を?』


「新しい家は高いし、この国の広い家は嫌でも目立つ。」

「それに比べて廃墟は当然の事ながら目立つ事も無いからだれにも知られないですむ。それに盗人も来ないしな。まぁ、来たとしても適当に結界でも張って何とかするがな。」

「それに、広さは俺の魔法でどうとでもなる。」


『ほっほっほ、そういう事なら儂も手伝うわい。』

 そう言うと、ブエルは影の中から姿を現した。


 しかし、その姿はいつもの骨の姿では無く、白髪で皮膚や肉体があり、ゆったりとした顔で人の良さそうな近所のおじいちゃんみたいな姿だった。

それは甲野の目にも同じ様に写っていた。


「その姿どうしたんだ?」

 確か俺には精神魔法は効かないんだよな?


「儂のスキル《擬態》のお陰じゃよ。この方が1人1人に精神魔法を掛けるより楽だわい。」

「それじゃあ、探してくるわい。」

 そう言うとブエルはその場から姿を消した。


 行ったか。それじゃあ探すか。


 ▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️


 ん〜、中々良いのが見つからないな。

 この国、治安とか結構良いんだろうけど、それが仇になったな〜。

 あっち(ブエル)はどうだろうかな。


そんな事を思っていると、目線の先に青い、他の建物とは雰囲気の違う小さな建物が有るのを見つけた。


「ん?何だあれ?」

甲野はその建物に近づいた。


その建物は、草が無造作に生えた、外壁にも所々ヒビが入り、光も入らず薄暗い廃墟と化した教会だった。


「教会か。結構、草が生えてるが問題は無さそうだな。」

甲野はそう言うと廃墟と化した教会の中へと入っていった。



ここは礼拝堂か。あれはステンドガラスだな。これは、神像か。女性の像だから、ここの教会の主神は女神か。

ふむ、少々壁には少々亀裂があるが、直せばまだまだ使えるか。

この教会は色々と入り組んだ所にあるから人には見つからないだろう。


……よし!ここにするか!

その前に、神像とか要らないものは撤去っと。

甲野はいろんな置物を無限収納(インベントリ)に入れた。


「ブエル」

甲野は拠点が決まったのでブエルを呼び出した。


「はっ!」

すると、一瞬で甲野の目の前に姿を現した。


「拠点が決まった。」


「ほっほっほ、教会ですか。中々いい場所を選びましたのう。」


「ブエル。召喚の魔法は使えるか?」

甲野は拠点にする教会に()()()をする為、ブエルに召喚スキルの有無を訊いた。


「いや、儂は《精神魔法》や《霊魂喰らい》専門じゃからのう。召喚はキマリス担当じゃよ。もう、修行は終わっとる頃じゃから呼んでみたらどうじゃ?」


《霊魂喰らい》か。名前からして相手の魂を喰うのか。流石不死王(ノーライフキング)だな。


そんな事を思い出しながら甲野はキマリスを呼んだ。


「キマリス」

するとブエル同様、一瞬で甲野の目の前に姿を現した。


「はっ!何の御用でしょう!」

キマリスは膝を付き頭を垂れ言った。


「この場所を1つの拠点とする。」

「が、俺がいない時に万が一があったらいけないから、防犯用の強力な死霊を召喚してくれ。」


「死霊の強さはどう致しましょう?」


「強さか。1番強い魔物と不死の死霊を召喚してくれ。」

「あと、死霊達は戦闘以外は地中に潜らす事は出来るか?」


「はい、問題ございません。」


「なら、頼む。」


「はっ!」




「さて、キマリスには防犯を任したし、俺は内装をやるか。」


『私は影の中から見ております。』

すると、いつの間にかザガンが影の中に戻っていた。


「ザガンか。いつの間に戻っていた?」


『キマリスがコーノ様に呼び出された時には戻っておりました。』


「そうか。」

「ところでブエルはどうする?影の中にいるか?」


「儂はこのまま見ておるわい。」

ブエルは愉しそうに言った。


「そうか。」

「よし、やるか。」

「まずは、《空間拡張》」

甲野は《空間拡張》の魔法を使った。

すると、狭かった廃墟の教会が途端に礼拝堂の広さが10数倍もの広さに変わった。


ちなみに余談だが、甲野は《全属性魔法》の魔法を使っているが、別に全属性の魔法が使えないと者がいないと言う訳ではない。前にも言った通り精霊王や魔神などは"火 水 地 光 闇 "の五属性を全て使える。


しかし、そういう場合はスキル表示に《全属性魔法》では無く《火魔法》や《地魔法》等と別々に表示される。

さらに、甲野の場合《全属性魔法》は五属性では無く、自分で生み出した属性や本来は存在しない魔法も含まれる。

現に、今、甲野が使っている《空間拡張》など、本来今の世に存在しない魔法だ。

確かに、《空間魔法》は存在するが、空間を広げる魔法もあるが、それは太古の時代の話だ。

ただ、数は少ないが、《空間拡張》を《付与(エンチャント)》出来る者もいるが、それでも2、3倍が関の山だ。それに、対象の空間の広さに寄って《付与エンチャント》出来る物も限られてくる。


閑話休題(それはさておき)


「さて、広さはこれで良しっと。次は壁だな。」


建物の中を広くしたは良いが、元々この教会は礼拝堂1つだけの造りなのでこのままでは唯のめちゃくちゃ広いワンルームになってしまう。


「んー。地魔法で土壁(ロックウォール)をやってから質量変換の魔法でも取れば問題ないけどな〜。どうせなら、ひと工夫したいな。」


そう思い甲野は長考に入った。




その頃、教会の庭キマリスの様子はと言うと…………


「コーノ様からの初の使命だ。失敗は許されない!しかも、ここはコーノ様の拠点になる場所だ。それならば、私の持つ最強の死霊達を必定。」

「まず、コーノ様の要望にもあった不死の魔物だな。エルダースケルトンは勿論、首無し騎士(デュラハン)不死獣(アンデッドビースト)などを100体召喚。」

「殺った獲物も無駄にはしてはならんな。」

「なら、死霊そのものを召喚だな。」

「最後に最強の死霊は死霊王(ワイト)達を召喚だな。そうだな。10数体召喚すれば大丈夫だろう。」



等々の不穏な言葉が聞こえて来る庭を余所に甲野はある事を思いつきました。


「そうだ!いい事を思いついた!」

甲野はそう言うと無限収納(インベントリ)からオークキングの魔石を取り出した。


『主、何をするのですか?』

ザガンは影の中から訊いた。


「どうせなら、拠点自体の強化も同時進行で壁を作ろうと思ってな。」

そう言うと甲野は《魔法創造(マジッククリエイト)》でとあるスキルを取得した。


「《魔法創造(マジッククリエイト)》ゴーレム創造(クリエイト)

甲野はスキル《ゴーレム創造(クリエイト)》を取得した。


「ほっほっほ、そう来ましたか。」

ブエルは笑いならが愉しそうに言った。


「これをこうしてっと。」

床に置いた魔石に手を触れ魔力を流しながら

「《ゴーレム創造(クリエイト)》」を唱えた。

すると、魔石が家に吸収された。


『……特に変わった様子はありませんが。』


「まぁ、見てろ。」

甲野はそう言うと

「ゴーレム、小さめの部屋を5つ、大きい部屋を4つと廊下を作れ。」


その途端────────────


ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!


と次々に壁が現れた。


さらに──────────────


「壁、床、内装全てを綺麗にしろ。」

そう言うと、一瞬で壁の亀裂が塞がり、中が埃ひとつ無い、新築以上に清潔になった。


『……これは。』

「ほっほっほ、凄まじいのう。」

2人とも、呆れて言った。


「まだあるぞ。」

「ゴーレム。さっき作った大きい部屋にキッチン1つ、リビング1つ、畳の部屋を1つ、寝室を1つ,」

「小さい部屋には、応接間を1つ、倉庫を2つ、水洗トイレを2つ作れ。」


すると、床が小さく揺れたした。

しかし、その揺れはすぐに収まった。


『まさか……』

「これは……」

2人ともは驚愕した表情で甲野を見た。


「これで部屋は出来上がり。」


「『はあー。』」

2人ともは呆れて大きな溜め息を吐いた。


「最後に。」


『まだ、あるんですか!?』

ザガンは「マジか!」と言うくらい驚愕した。


「畳の部屋以外は床を木にして、玄関を作れ。」

そう言うと、甲野とブエルがいた所が縦横1m、床10センチほど沈んだ。

さらに、石畳だった床が一瞬の内に暖かい雰囲気に醸しだている木の廊下に早変わり。


『はぁー、もう、一生分驚きましたよ。』

「はぁー、ザガン様に同意じゃ。」

2人は2度目の大きな溜め息を吐いた。



「コーノ様、庭に死霊達の配置がすみまし………………は?」


あ、これ固まってるな。


その後、ブエルがキマリスの石化解除に苦労したとかしないとか。

なんと甲野が探していた物とは廃墟だった!

そして、甲野は教会跡を大改造!外観はそのままに中をとてつもない大改造をしたのです!(((o(*゜▽゜*)o)))

そんな大改造の中身は次回、詳しくお届けします!

それでは( ´ ▽ ` )ノチャーイ

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