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主人公がチート過ぎてヤバイ件  作者: 冬影 蒼井
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第12話 ザガンの使い魔

新たな称号にザガンの能力アップ、そして謎の2人の登場で終わった前回!

いよいよ、その謎の2人の正体が明らかに!

それでは本編レッツゴー٩(ˊᗜˋ*)و

そこには、ザガンの他に膝をついている2人の影があった。


痩せ細った顔をして、ボロボロのローブを着ている者が1人と、ザガン同様、顔が骨で丈夫そうな鎧を身に付けて、大きな鎌を持っている者が1人の計2人だ。


「ザガン、この者達は誰だ。」

甲野はその2人の正体を訊いた。


「はっ!この2人は私の使い魔達です。」


ザガンの使い魔か。それなら心配は無いな。それに、普通に見ているだけでオーラを感じるからな。かなりの上位種なんだろう。


「2人とも我が主に紹介を」

ザガンは使い魔の2人はそう促した。


「我はザガン様に絶対の忠誠を誓うエルダーリッチ。主に死霊系の魔法や空間魔法を得意とします。」


「儂は主、ザガン様に揺るがぬ忠誠を誓いし不死王(ノーライフキング)。この通り、鎌を使った攻撃や精神魔法などを得意とします。」


エルダーリッチに不死王(ノーライフキング)か。どちらも最上位種だな。

ザガン、すげぇ使い魔がいるじゃねぇか。


「お前達の名前は?」


「いえ、私達は名前を持ちません。ですので恐縮ながらザガン様の主に名前を付けてもらいたく参上した所存です。」

そう言ったのエルダーリッチだった。


「ザガンはそれで、良いのか?」


「はい。魔族では名付けは本来、神聖な物。それならば、私の使い魔だろうと主が付けるのが道理。」


いや、魔族側の道理は知らないけど。

まぁ、それで2人が納得するならそれでいいか。


「ならば、エルダーリッチ、お前はこの時からキマリスと名乗れ。」


不死王(ノーライフキング)、お前はブエルと名乗れ。」


「「はっ!!!」」





「では、キマリス、ブエル。まずはお前達の力を知りたい。」

「だから、2人同時で俺と模擬戦だ。」


「2人同時ですか?分かりました。」

「ほっほっほ、手加減無しで行きますよ。」


「勿論だ。」

「来い。」


「では、私から!」

「《死霊召喚》!」


すると、周り一帯に死霊達の怨嗟の声と同時に無数のデュラハンやスケルトンなどのアンデッドが召喚され甲野に迫ってきた!


「なら、儂も!」

そして、ブエルは持っていた大鎌に魔力を込めた。そして、大鎌が妖しく紫色に光りだした。その大鎌を持ちブエルが目にも止まらない速さで襲いかかって来る!




しかし──────────────









ガキィィィィ!!!


いとも簡単に、ブエルの攻撃を受け止めた。


「ほう、中々やりますな!」

それでも、ブエルは残像が残るほどの乱撃を加えた!


「中々速いな。」

しかし、甲野はそれを次々と受け流している。

さらに─────────





「《重力過多(グラビディ)》」

甲野は重力魔法で全てのアンデッドを沈めた!


「「なに!」」


「たった1つの魔法で全てのアンデッドを倒すとは!」

「ですが!」


「召喚 死獣(アンデッドビースト)

すると、甲野の周りに腐臭がする、鋭い牙と爪を持った虎の様な魔物が現れた!


「ほっほっほ、キマリスも本気じゃのう!なら、儂も!」

「《死の氷柱(デス・アイス)!》」

さらに、ブエルの魔法によって空中に全長5m無数の氷柱が甲野に飛んできた!


「《白炎(はくろう)》波」


すると、甲野を中心に白い炎が周りを津波の様に全てを呑み込んだ!


そして、甲野に向かっていた死獣(アンデッドビースト)や《死の氷柱(デス・アイス)》が白炎(はくろう)によって灰も残らず文字通り消されていった!


「くっ!転移!」

キマリスはすぐにブエルと共に転移で白炎(はくろう)をギリギリで躱した。


「……降参です。」

キマリスとブエルは甲野に降参した。






「なかなか、楽しめた。」

甲野は嬉しそうに言った。


「こっちは、死ぬ思いでしたよ。」

キマリスは溜め息をつきながら言った。


「ほっほっほ、同じくじゃよ。」

ブエルもキマリスに同意した。


「そう言えば、ブエルは精神魔法が得意なのだろう。何故、使わなかったんだ?」


「よく言うわい。模擬戦が始まった時から使っていましたよ。しかし、どんな精神魔法をしても、全て弾いてしまったのじゃよ。」


「まぁ、そう言うな。今度からは2人共に色々頼むかも知れないから、そのつもりでな。」

甲野はそう言い放った。


「お任せ下さい。」


「ほっほっほ、この老害に出来る事ならいくらでも。」


て言うか、ブエルって骨の割に表情豊かだな。

キマリスも顔はほぼ骨だけどな。


「じゃあ、キマリスとブエルは魔界に戻ってくれ。」

甲野は2人にそう言うと。


「いえ、ザガン様と相談した結果、私達も貴方様の影に居させてもらうことにしました。」


「ザガン。」


「はっ!無断で決めてしまい申し訳ありません!」


「いや、それは別にいい。」

「だが、2人はそれでいいのか?」


「はい、私は当然です。」

「儂も魔界に戻っても暇じゃからのぅ、甲野様の傍にいた方が面白そうじゃ。」


いつの間にか、ブエルの口調がラフになってるな。まぁ、その方が楽でいいけど。


「なら、街にいる間は俺の影にいてくれ。」


「「はっ!」」


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


街に戻った甲野はギルド長に呼び出された。

その理由は勿論、オークキングの件だ。

領主の招集が甲野に掛かったのだ。


「少し、速くないか?」

甲野は領主の館に向かっている馬車の中でギルド長に訊いた。


「儂もそう思う。」

「コーノよ。お主、領主に何かしたのじゃないかのぅ?」

ギルド長はジト目で訊いてきた。


オッサンがジト目して来ても気持ち悪いだけなんだが。


「そんなわけ無いだろ。俺は、3日前にこの国に来たばかりだぞ。領主なんぞに会った事なんて無い。」

まぁ、領主の娘には会ったがな。


「それも、そうじゃのう。」

ギルド長は腕を組みながら溜め息を吐いた。




「お、着いたようじゃな。」


「やっとか。」

甲野は馬車の長椅子から立ち上がって言った。


「問題事をおこさんでくれよ。」

ギルド長は念の為甲野に注意を促した。


「さぁな。」


「はぁ、不安じゃ。」

ギルド長は2回目の溜め息を吐いた。

なんと、謎の2人はザガンの使い魔のエルダーリッチとノーライフキング!どちらも最上位種!そして、その2人となんと、模擬戦をする始末!(。´-д-)ハァー

勿論、圧勝!(。´-д-)ヤッパリ

そして、エルダーリッチにはキマリス、ノーライフキングにはブエルと言う名前を付けた甲野は街に戻ると、領主の館へ呼び出しが!

さて、次回は一体どうなるのでしょうか!

乞うご期待です。(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

それでは( ´ ▽ ` )ノマタネー

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