第59章:『受験数学』に関する、ぼく個人の考察(1)
・・・これは、
いつか、きちんと書いておきたいと思っていた『ミニエッセイ』です。
ぼくは、こう思います。
「世の中には、2通りの人間しかいない。すなわち、『生まれつき数学が得意な人間』と『生まれつき数学が苦手な人間』だ。」
・・・ずいぶん乱暴な意見に聞こえるかもしれませんが、
あながち「的外れ」ではないでしょう。
残念ながら、
ぼくは、まぎれもなく「後者」です。
なにをどう考えても「後者」です。
数学だけでなく、『算数』も苦手でした。
でも、
「苦手」だけど、「キライ」ではなかった。
・・・だから苦痛でした。
「興味はあるし、算数や数学が好きだ。でも・・・なんかわかんねぇし、いっくらがんばったって、できるようにはならなかったんだよぉ・・・。」
強烈な「葛藤」ですよ。
「ふん! キライ!! 見たくもねぇし、考えたくもないね。ハイ、数学さん、さようならぁ・・・。」
というふうに、
割り切れないつらさ、
さびしさ、
やるせなさ。
「好きなのに、得意になれない。いっそキライになってしまえば楽なのに、キライにはなれない。」
・・・わかりますか、この屈折した気持ち。
数学に背を向けては生きていけない。
「忘れよう」と努力しているのに、どこかで数学を意識している自分がいる。
この第59章では、
まずはそんなことを書いてみたくなりました。
追伸:
数学なんかできなくたって、
立派にやっていける職業なんか、山ほどあります。
・・・ぼくが従事している『警備業』だってそうです。
事務作業にでもたずさわらない限り、
「簡単な計算」すら必要ない。
数学なんかできなくたって、生きてはいける。
仕事に限らず、
もしかしたら、日本のほとんどの主婦の皆さんや旦那さん、お子さんもそうなのかもしれない。
でもね、
ぼく個人は、
それじゃあ、なんかさびしいんだよなぁ・・・。