第41章:祭りは、始まれば終わるだけ
・・・いろいろ考えますよ。
まるで、
『哲学者』のように・・・ね。
「・・・今回の東大受験もそうだけど、全国通訳案内士試験や、各種・語学検定1級なんかの試験ですべて勝利をおさめたとしよう。
はて・・・そこから俺は、何を目標に暮らしたらいいのだろう?
何を楽しみとして、生きていったらよいのか・・・??」
・・・ぼくはね、
この一連の試験は、
『お祭り』のようなものだと捉えています。
祭りは、始まれば終わるだけです。
夏祭りでも花火大会でも、
イベントでもコンサートでも、
音楽フェスでもなんでも。
・・・子供たちの楽しい夏休みだって、
いざ、始まってしまえば・・・
あとは、終わるだけ。
いずれはかならず終わりがきて、
しんどい二学期が始まります。
7月終盤の『一斉下校』の日。
校長先生からの長い『訓示』があって、
校歌を全員で歌って、
教科書やノート類の大荷物をランドセルに入れて、大汗かいて、背中にしょって・・・。
「あぁ、これから夏休み。海やプールやハイキングが待ってるなぁ・・・。」
「いさおちゃん、今年のお盆も遊びにくるかなぁ・・・。」
「いっぱいアイス食ってやっぺ。うししし♪」
・・・でも、
そんな「わくわくドキドキ感」も、
夏休みの最初のうちだけ。
始まっちゃえば、
だんだん、そんな感覚も薄れていって、
お盆が過ぎ、
『秋の気配』が近づくにつれ、夏休みの課題・宿題の重圧が・・・ですよね。
やっぱりね、
夏休みって、
『始まる前』の、ほんのちょっと前あたりが、
いちばん楽しいんじゃないかなぁ・・・。
ぼくがいま取り組んでいる、
数々の『夢をかなえるための勉強』だって、
目指している『途中課程』が楽しいんじゃないだろうか・・・?
気合いが入ってる本気のぼくですから、
いつかは全部、達成するときがやってくるでしょう。
そのときぼくは、
かつて観たことのあるCMの文言を思い出すことでしょうね。
「・・・祭りの本当の楽しさってのは、その『準備』にあるんだ。
祭りは、始まれば終わるだけだ。
・・・ところが、『準備』はどうだい。
『満天の喜び』に満ちているじゃないか❤」