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神田 みゆき

「閲覧が禁止されています」


今時めずらしい機械音声がヘッドセットから聞こえてきた。


「これもダメ、これも違う」


神田 みゆきが一世紀も前のパソコンを前にしてなにやら、呟いている。一世紀前と言っても見た目だけで、中身は最新の超ハイスペックマシーンである。


「おーいたいた!」と言って扉が開くなり一人の少年が入ってきた。


彼は山岡 真治、神田 みゆきの同級生である。神田 みゆき14歳、天才少女である。山岡 真治18歳、彼もまた天才である。


「みゆき!」と真治は声をかけたが、みゆきは振り返りもしなかった。真治はみゆきの後ろに立ち指で肩をつんつんした。はっとしたみゆきはヘッドセットを外し振り向いた。ヘッドセットから何とも古めかしい音がもれてきた。


「やまちん!久しぶり」


「久しぶりって、今日、カフェで待ち合わせしてただろ」


みゆきは大きく口を開け、ひざ掛けのスナック菓子のかけらをはたきながらすくっと立ち上がった。


「ごめん!ごめん!すっかり忘れてたは、行きましょう」


そう言って薄暗い部屋を二人は後にした。ここは国立データ図書館である。みゆきと真治はここで働く職員でもあった。


「聞いてよ、今日は閲覧禁止を200潰して、その内の40件はフェイクがだったのよ、この分だと後2,3年はかかるかも」

エレベーターの中、みゆきはカバンの中の何かを探しながら言った。


「お前の部署は大変だな、三度目のデータ法改正で開示レベルが引きあがったんだよな」


彼女の部署と言っても、もう一人掃除のおばちゃんがいるくらいのものである。


カフェにつき、みゆきはIDカードをカバンから出し、注文ボタンを押した。


ここは2124年、世界。





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