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KEISUKE 2
よろしくです。
「はぁはぁはぁ、なんでこうなった」
再び短波でイリから連絡があった。
「良かったなにゃ!危ない所だったにゃ、でもここにいても危険だにゃすぐに機動隊がくるにゃ!」
少年は逃げ込んだ小さな公園の公衆便所の個室で、イリの話を聞いていた。
「まずすぐそこのホテルの裏口から中に入るにゃ、あたいの方ももって10分だから、携帯に地図を送るにゃ、使われていない警備室にPCがあるから、後は自分でなんとかするにゃ!一応監視カメラと鍵はこっちでなんとかするから、健闘をいのるにゃ!」
「ありがとう」
少年はそう言って、息を整え立ち上がった。
「貸しは大きいにゃ!」
少年はニヤリと笑って、返事もせず携帯をチラッと見ると公衆便所を飛び出した。
「それから、みゆきが住んでる場所ってたぶんその辺だにゃ!」
少年はイリのその言葉に、一度足を止めたが再び走り出した。
「ありがと、借りは必ず返すよ」
遠くのビルがドローンの赤色灯で光っていた。
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