スペックが違う?
前話の投稿時は、チェス対決でしたが、ルールが難しいので、オセロに差し替えました。申し訳ありません。頑張って書いてます。お楽しみください。
「友章ご飯できたわよ」
と声が聞こえてくる。友章はベットに寝ころびアナログキーボードを持ち、VRグラスかけ答えた。
「うん、分かった。すぐ終わると思う」
「さあ、旧式のA.I.君の腕前はどうかに」
と続けて呟いた。
「よろしくお願いします」 「よろしくお願いします」
秀明は、岬と対戦した時と違い口数も少なく、一手目を置いた。パタパタ♪
対戦するA.I.側は、製作者がモニタを見てA.I.に指示された場所に駒を置く形をとっていた。パタパタ♪
序盤は、A.I.側も早ざしであったが、中盤に差し掛かる頃には、徐々に思考する様になった。秀明の方は瞬ざしと言った感じである。
試合開始の緊張の中、高志がつぶやいた。
「岬どっちが勝つと思う」
岬は高志の顔を見て笑って答えた。
「全然わかんないわ」
「今はどっちが有利なんだ?」
「秀明君かな?でも引き分けにするってなると、かなり厳しいわよ、一手1分ってのも”みそ”ね」
岬が楽しんでいるのが、高志にも伝わってきた。
「でも、A.I.って言っても、ただの計算機なのよ、勝つために計算してるから、相手が引き分けを
狙ってきてるなんて思いもしないでしょ?」
とその時、岬はふと気づいた。
「負けない様には、するんだよ高志! A.I.はただただ、効率よく枚数を稼ごうとする。一枚でも」
高志には何を言ってるか分からなかった。
「スペックが違う?の一手1分の制限のせい?」
岬はパジャマが伸びてしまいそうになる位握りしめていた。
ご意見、感想あればよろしくお願いします。




