税金の無駄?
「えー本日は遠いところおこし頂き、ご苦労様です。本日の議長をさせて頂きます神田 みゆきです、よろしくお願いします。”いつもあたしがやってるのよね” あっそれと諸事情もあって、同席する国家機械技師の薫さんです」
薫が席を立ちお辞儀をするが、反応はなかった。
偉そうに見えるこの重鎮達は、その分野では知らぬ者がいない学者、作家、教授と言った、やはり権威ある者だった。
「早速ですが、本日の課題は”関ケ原の合戦における、各武将の配置と進攻”です。宜しいですね」
重鎮達は皆深く頷いた。それを見てみゆきは「発案者山根教授」と言ってプロジェクタをさわった。
すると学者達に囲まれた、ワーキンデスクに関ケ原の3D映像が映し出された。このワーキンデスクは最新モデルで国防相とこの部屋にしかないとされている。
「おー」と学者達の口から、おもわず言葉がもれる。
重鎮達は体を乗り出し米粒ほどの、人々の生き死にを見ている。山から煙が上がり、怒号する中、戦火は刻一刻と変わっていく。歴史は変えられないが、補足はいくらでもできる。
シュミレータは、高速で計算して瞬時に映像を映し出す。そして戦いは終わった。
そしてシュミレータは、正合性90%と打ち出した。
パチパチと拍手が上がり、打って変わり談笑が始まる。ここからはほぼほぼ世間話となり、昼食を取るとタクシーに乗って彼らは帰って行く。
ふっーとみゆきがため息をついて椅子をたたんでいると。あきれ顔で薫が言った。
「あれが!?新設史実会議なんですか?」
「うん」とみゆきは頷いた。
「なんですか?この高級なお弁当、まあおかげで、今日の夕食は準備しないですみますけど」
と半分あきれ、半分喜んでる様子でかばんから、エコバックを出して言った。
「良かったね、でもちゃんと歴史の改編だってするのよ、先々月は一度に二個もよ、まあ改編って言っても年号を1~2年変える程度だけどね、彼らには世の中の人を驚かせる、歴史の改編なんてする度胸なんかないわ」
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