2124年
20世紀後半から21世紀後半にかけて、シェア90%超えたあるOSが、ブラックホールと言うコンピューターウィルスによって駆逐され、莫大な量の機密や陰謀が世に出る事になった。世界が困惑する中、2社のみが作った、ワクチンソフトだけが有効とされ活用されたが、1社がウィルス拡散の容疑とされ、1社はのちに開発するOS”NEO"によってCPU分野を独占する形になっていった。
「みゆきっ!どうしたのさっきから、ぼーっとしたり、ため息までついたり」
隣で着替える雪と言う同級生が言った。
「またどうせ、どこぞの”たかし”君の事でも考えてたんでしょ?」
「誰よ!それ、知らないわよそんな人」
みゆきは顔を赤くしながらを答えた。
「ほら!途端にわれに返るんだから、紹介しなさいよ」
「そんな人知らないってば」
雪がむきになるみゆきのその態度に確信している中”あの子の名前を聞いておけば
良かった”とみゆきは思っていた。
今日は週1日の登校日、体育、美術、お料理の日だった。みゆきは週に4回国立データ図書館出勤し、月に1,2度大学の講義に参加していた。
二人は体育着に着替え終わり体育館に向かう途中雪が言った。
「あんたの働く図書館のカフェの豚骨ラーメンが旨いって!みゆき食べた事ある?」
「うんまあまあよ!」
やまちんこと真治のつぶやきの拡散力は、大したものだとこの時みゆきは思ったが、それがみゆきにとっては少しばかり悲しい事になるとは予想もしなかった。
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