表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/33

オセロ

「なんか、あいつらあんまりしゃべんないし、最近の子供は、テレパシーで会話するんかもな」


食パンをかじりながら高志が言ったが、岬は聞こえているのか、いないのか長~いあくびをして何も答えなかった。


「俺があれくらいの時は速攻食って、どっか行ってたよな?岬」


「うん」と岬は気のない返事をしながら、飲み終わった牛乳ビンのキャップを指で軽く弾いて、眠たそうにしていた。


「しょうがねーな」そう言って、みさきの分と自分の分の食器まとめると、立ち上がり高志は片付けに、教壇の方へと向かった。そして食器を片づけると言った。


「午後の部は1時45分から開始です。それまで自由時間です。はい!みなさんご馳走様でした」


「ご馳走様でした」」一応みな声を合わせて、小学生達は答えた。


やればできるじゃねーかと思いながら、岬の元へ戻った。岬は片肘をつきながら高志に微笑んでいた。


「眠いんだろ?起こしてやるから寝ていいぞ」


がちゃがちゃと片付けをする中、一番小さな子が二人の所にやって来て言った。


「お姉ちゃん僕とオセロやろうよ、僕負けた事がないんだよ」


手にはオセロの盤と駒を持っていた。ここはオセロトランプ部の部室でもあった。


「いいわよ!お姉ちゃんだって負けた事ないんだから」


岬は眠そうにしていたが、テンション上げるかの様に答えた。

新旧天才少年少女の対決が始まった。


「オセロはね、角を取った方が勝ちだってお父さんは言ってたけど、どうやらそうでもないんだよ、角を四つ取られて勝ったことだってあるんだよ、僕」


その小学2年生の声や体格も年相応で高志には、可愛く思えた。

”相手が悪い、”昔はよく岬とオセロをやったっが、最後はいつも圧倒的な大差で高志は負けていた。


「僕が先攻ね、後攻の方が有利なんだって、お姉ちゃんが後攻でいいよ」


頭をかきながらその少年が言った。


「本当にいいのね、お姉ちゃんは手加減できないからね」


と怖い顔を作って岬は答えた。そんな顔も高志には可愛く思えた。


ご意見、感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ