給食
キンコンカーンコーン♪チャイムが鳴り、午前中の科目が終わった。
「じゃあ!後から答案を回し下さい。それと、誰かに給食を視聴覚室に運んでもらいたいのですが、誰かいませんか」
と担任がプリントをまとめながら言った。みんな疲れているのか面倒くさいのか、誰も名乗り出る者もおらず、担任は続けて言った。
「そしたら、二宮さんと高志君に頼みます。片付けもよろしくお願いしますね」
なんとなく予感していた、高志は席を立ち返事をした。岬は昔から出来る事は断った事がなく、天才少女と言われても、煙たがられたり、敬遠される事もなくむしろみんなに好かれていたのはそんな理由もあるかもしれない。
「高志どうだった?」
とガラガラと給食を運びながら岬はが言った。
「思ったより出来たと思っうよ、歴史は得意だから、かなり自信があるよ」
”みさきはどう?”と思ったが、違う話題を続けて言った。
「選抜小学生って、岬見たいに天才なのかな?」
「どうなのかなぁ、ちょっと楽しみかも」
笑って答える岬、視聴覚室につきかも、扉を開けると2年生から6年生の20人の生徒が小学生らしからず、静かに座っていた。
「お疲れ様、みんな給食の時間です。いっぱい食べて午後も頑張りましょう」
手を叩いて岬が言った。小学生達の反応は薄く、返事をする者もいたが礼儀正しくと言うのか緊張なのか?あまり元気のない感じだった。
それでも岬は元気よく言った。
「食べたくない物や沢山食べたいものがあったらお姉さん達に言ってね、ささみんな並んで」
高志と岬は給食を配り終わると小学生達が見渡せる一番後ろ席に座った。
「岬、お前それしか、食べないのか?」
「うん昨日、豚兵衛で食べすぎちゃったしね、ちゃんと管理しないと」
「女子は大変だよな」
「うん」頷き岬は、シチューのジャガイモをパクリと口の中に入れた。




