回帰 Ⅱ
勉強と煮詰まってきて、少し疲れを感じ始めた頃。
「……………もうそろそろ教室でやるのは終わりにする?」
透のありがたい言葉に俺は瞬時に反応する。
「んー、疲れてきたし少しダーツでも投げないかない?」
「……………少し疲れちゃったよ。にしても愛良さんって教えるのうまいんだね…かなり理解が進んだかも。ありがとう。」
「どういたしまして。でも、逃げてばっかりじゃダメだからまた勉強しましょ?
まあ、今日のところは一旦一区切りにして投げに行きましょうか!」
俺は待ってましたとばかりに勉強道具を片付けた。
「…でも次に教える時にやってくるように言ったところ解いてこなかったら怒るわよ?しっかり勉強して、クラスから落ちないように勉強しっかりするのよ!」
「うぅ…わかりました…」
やや強い語気に半分涙目になる。勉強はそんなに得意じゃないから…この先も少し心配ではある。
「本当に良く勉強してるよなぁ…それでダーツうまいって反則でしょ。」
本当に勉強できる人が羨ましい。ダーツもできて可愛いし…本当に神様は不平等だ。
天は二物を与えず、というのは真っ赤な嘘だと思う。
「………むぅぅ…」
横で少しむくれている舞良に、愛良は透や翔に気付かないように話しかける。
「大丈夫よ、八神くんはいい友達だとは思ってるけど恋愛とかそういうのでは見てないから。
今見たところフリーなんだし言ってみれば…?」
「………ふぇ!!!?」
舞良さんの顔が一気にトマトのように真っ赤になる。
しかし女子の話には首を突っ込むまいと聞かないようにしていたため俺は彼女達が何を話しているかは知る由もなかった。
そして俺は束の間の勉強地獄から解放されたその爽快感からいいダーツを打つことができたのだった。
テストから目を背けていることは自覚しないようにしていた。
これからは上級生、部活動など、そう言った部分も書いていきたいなーとは考えているのですが…いかんせんプライベートが忙しいのでまだかけてません…悪しからず。
インフルが流行り始める季節です。体調にはよーく気をつけてくださいね!!!
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