赫奕 Ⅴ
ROUNDと対応するTARGETに間違いがありました…申し訳ありません!!!!
前話の方も読み直していただけると幸いです!!!!
それでは続きです。
勝ちが近づいてきている。
今日の試合で今後の学園生活はガラリと変わるだろう。
クラスごとのリーグ戦でのポイントもつき、Aクラス上位にいれば次の月にもAクラスにとどまれる。
つまりもっと強い人たちと戦っていることができる、ということだ。
はやる気持ちを抑え、このLEGの俺の最後のROUND。
先攻の西園寺は5MARK。しかし今なお点数は俺たちのチームがリードだ。
…ピュピュピュン『TRIPLE 19』
…ピュピュピュン『TRIPLE 19』
…シュッ『TRIPLE 7』
前の2本のダーツによって弾かれ、惜しくもBEDを逃す。
しかしこれで点差は十分に開いている。
このROUND終了時点で相手は448点、こちらのチームは568点。点差があるが最後まで試合はどちらに転ぶかわからない。
…シュッ『TRIPLE 18』
…ピュピュン『DOUBLE 20』
…シュッ『SINGLE 5』
HALFを避け、SINGLEでも1番広い部分を狙った。点数はオーバーできていないが言うなれば相手のミス待ちだ。
…と勝ちを意識して油断していたのか突然窮地に追い込まれた。
…シュッ『SINGLE 5』
…シュッ『SINGLE 1』
まずい。
このままでいくと切られる。相手が488でこちらは284になる…!?
ここまで点数を切られずに積み重ねてきたのに…
祈る気持ちで樹を見つめる。
…シュッ『TRIPLE 1』
『HALF IT』
目の前が突如として真っ暗になる。
「すみません…!!!!」
「……………そんな気にしなくて大丈夫。僕がなんとかするから…」
「なんとかって…?」
次のゲームに何か策でも用意しているのか。
『ROUND 9 SHOOT AT BULL』
最後はBULL。最後を任されているのは猿飛。しかし明らかに違和感があった。
「本当にすみません…!」
「ドンマイ!透には秘策があるらしいから!信じて待とう。」
いくら気丈に振る舞っていても自分のせいでLEGを落とすというのはやはり落ち込むものだ。樹もここまで劇的な成長をしてきたがその精神的な部分のコントロールはなかなか難しいようだ。
しかし策があるというだけで内容を教えてくれないものだからとにかく待つしかない。
ん…?違和感!!?
猿飛がいつも構える構えと僅かに違う。
肩を入れすぎているからか、これではおそらくダーツが左に逸れてしまう。
しかし当の本人はおそらく気付いていない。
透はただ勝利を重ねてきて、経験則で相手の心理をある程度知ることができる。
「……………ここまで点数を少しずつリードされてここまできてる。ここで突如として回ってきたチャンス。精神的な動揺は大きいかもしれない…
もちろん勝利は信じたいけどこの軽い混乱状態から猿飛くんは抜け出せるかどうか…」
一方の猿飛はその透の予想通り、いつにまでなく動揺していた。無論、精神統一もしていたがここまでのことは予想できなかった。
まさか直前で日下部殿があのようなミスをするなど…
…シュッ『SINGLE 14』
…シュッ『SINGLE 11』
わずかにBULLの左へと外す。そして動揺から投げるテンポが早くなっていることに、本人は気付いていなかった。
…シュッ『SINGLE 17』
修正しようとして無理に力を入れたためかダーツは狙いより下に落ちる。
『HALF IT』
「…このゲームの真髄はいつ訪れるかわからないチャンスをどうモノにするか、ということか…」
横で静かに目を閉じ、西園寺が呟く。
…バギュン『DOUBLE BULL』
…バギュン『DOUBLE BULL』
…パシューン『SINGLE BULL』
『WINNER チームKNIT!!おめでとうございまーす!!!!!』
俺たちの長い戦いに終止符が打たれた。
チームKNITが優勝。次回もまだ少しお話は続きます。
その後はどんな話を書くかは決めてませんが日常会話また描こうと思います!
恋愛模様もこれから少しずつお届けしますのでお見逃しなく!!!
コロナが再燃しておりますがいかがお過ごしですか。一人ひとりの自覚が社会を変えます。
気をつけてお過ごしください!!
ブックマークなどなどよろしくお願いします!
良い一週間を!




