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D-Life!!  作者: てぇぽん。
新人戦編
66/85

赫奕 Ⅳ (愛良side)

今回は愛良視点になります!

「いつまでも落ち込んでちゃいけない…!」


 自分に言い聞かせる。でもなかなか気持ちは晴れない。


 今は男子の決勝戦…いつもならノリノリで観に行くところだけど…こんな方を周りには見せられない。


 舞台裏からトーナメント会場を後にし、保健室へ。

 状況を察してくれた先生がすぐにベッドへと案内してくれた。


 初めてだった。


 勝てたLEGもあったけれど、桜小路さんには手も足も出なかった。

 少しいい勝負をした、程度。しかも桜小路さん自身の強さは勿論、チームメイトとの連携も抜群に上手かった。


 チームのみんなは私のことを気遣ってくれたのか1人にしてくれた。


 みんなの目を気にしなくて良いと考えるや否や我慢していた気持ちが溢れ出す。止めどなく涙が溢れてきた。


 頑張って私についてきてくれたのに勝てなかったからみんなに申し訳なくて。

 とにかく悔しくて。悔しくて。悔しくて。


 ひとしきり泣いてから、腫れぼったい目を押さえながら会場に戻ると2大ファンクラブの応援合戦が行われて大盛り上がりを見せていた。


 LEGカウントは…3-1でチームKNITがリード、ね…


 やるじゃないチームKNIT。


 このLEGが取れればなんとか勝利のようだけど…少し苦戦をしているようね。


 大事なこのLEGの試合はSINGLES TEAM CRICKET。


 相変わらず圧倒的実力差でねじ伏せにくる御影くん。

 でも日下部くんがついていけてないみたい。


 17と15でBEDを出して会場をざわつかせるも最後は相手チームの2人がしっかりと決めて終了。


 次はHALF IT。


「………愛姉見つけた。」


 ぼーっと会場の端で見ていたのに舞が迎えにきてくれた。

 KNITの試合を見逃すまいと一番楽しみにしていたはずなのにどうしてこんなところにいるの?


「………みんな心配してる。早く。」

「やっぱりKNITの試合は見ていて楽しい?」

「………う……………うん。」


 迎えにきた時と違って舞良は急に上気して顔を背ける。


「本当にわかりやすいんだから……」

「………愛姉うるさいよ?」

「わかったわかったから!怒らないの!」


 試合とは全く関係のない他愛のない会話は私の心を少しずつ晴らしていくのだった。



『さぁさぁ!八神、御影の2人が一気に先攻を突き放していきます!』

『これは試合終了後の成績発表でも期待ね。』


 試合の最後、勿論トーナメントの表彰もあるけれど、その後の01とCRICKETのSTATSランキングも発表される。

 それは今後のクラスリーグ戦の成績に加算されるみたい。


『ROUND 4 SHOOT AT 17』


 …ピュン『SINGLE 17』

 …シュッ『SINGLE 2』

 …ピュン『SINGLE 17』


 …ピュピュピュン『TRIPLE 17』

 …シュッ『TRIPLE 3』

 …ピュピュピュン『TRIPLE 17』


『LOW TON』


 点差はこれで100点近い。

 でもこのゲームの点差は合ってないようなもの。


 逆転が簡単にできるというルールを利用して私たちもなんとか勝利できた。だからこそ逆もあり得る。特にこの後半からはより気が抜けない。点数がHALFにされてからの影響が大きいから…


 おそらく会場の誰もがそのゲームの危うさに内心ハラハラしていると思うけど、実際にプレーしている人たちはそうでもないみたい。


 ROUND 5では有栖川くんも日下部くんもそれぞれ1MARKをしてHALFを回避。そして次。


『ROUND 6 SHOOT AT TRIPLE』


 …シュッ『SINGLE 5』

 …シュッ『TRIPLE 1』

 …ピュピュピュン『TRIPLE 20』


「おぉぉ…!!」


 一瞬HALFされそうになったものの持ち堪え、会場に安堵の空気が広がる。


 …ピュピュピュン『TRIPLE 20』

 …ピュピュピュン『TRIPLE 19』

 …ピュピュピュン『TRIPLE 18』


 そして後攻の御影くんはギアを上げまくっていつも冷たい目をしているのに今日はギラついている。


「「きやぁぁ!!!透くーーん!!!!!」」


 魅せるプレーでもちょっと頷くだけ。これくらい簡単ってことなのかなぁ…羨ましい。


 勿論目立ち具合で言えば西園寺くんも負けていない。


『ROUND 7 SHOOT AT 19』


 …ピュン『SINGLE 19』

 …ピュン『SINGLE 19』

 …ピュピュピュン『TRIPLE 19』


 TRIPLE19へのシュートと同時に両腕を広げる。


「これこそが魅せるダーツだ!」


 と宣言しているかのよう。技術では御影くんが凄すぎて少し見劣りするけれど劣勢の中でもこのパフォーマンスができるのは素直に尊敬する。


 勝負は…あと2ROUND。


 先ほどの敗北も忘れて、私は試合に見入ってしまっていた。

次回決着です!!お楽しみに!


テスト続きで話のストックが切れました…(メタ過ぎ

夏休みに入り次第、またたくさん書きたいと思いまーす!


日頃からご愛読いただきありがとうございます!


ブックマークやフォロー、感想や評価など諸々よろしくお願いします!


良い一週間を!


※2020/7/27 HALF IT の狙う場所、ROUNDを修正しました。(ルールをCRICKET COUNT UPと混同してました…)

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