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D-Life!!  作者: てぇぽん。
新人戦編
45/85

憤慨 Ⅰ

翔視点に戻ります。

 序盤はリードを許す展開となったが、そのあとどうなるか。ややハラハラしながらも、樹を信じて待つ。

 しかしどうしてもこれを勝てば2日目に行けるという期待で浮き足立ったような感じがして、いつ足元を掬われるかと思うと不安で、複雑な気持ちだ。


「何企んでやがる…舐めた真似しやがって…」


『ROUND 3』


 …ピー『SINGLE 19』

 …ピー『SINGLE 19』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』


 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …シュッ『TRIPLE 4』

 …ピーピーピー『TRIPLE 18』


『 ※ ― ※ 』


 まだ加点できない透はとにかく陣地のOPENに行く。2投目をやや下に外したものの、テイクバックをやや浅く取り、3投目はそのダーツの上を通しつつ18もOPEN。


 このままだとおそらく19と17を相手チームも狙ってくるのでその前に早めに加点圏内に持っていきたいところだ。樹次第だが…


    ※   ※  20  ※

    X      19  ※   /

           18  ※

           17  ※   /

           16

           15

           BULL


  (A)難波 (G)羽衣石  (A)御影 (I)日下部


      40          0


 …ピュン『SINGLE 17』

 …ピュン『SINGLE 17』

 …シュッ『TRIPLE 7』


「なかなかうまくいきません…!」

「……………オッケー。OPENしてくれれば僕が一気に加点するから…次狙いやすいのは19かな?」

「もう一度しっかり狙ってみます!19の次は16行きたいですが…どうしますか?」

「……………おそらく相手が1つのエリアを閉めてくるまでに樹の苦手な20とか18は閉めておきたいところなんだよね…19の次は16でいいよ。でもOPEN優先で加点は僕がやるね。」


 軽く言葉を交わしてバレルを受け取り透にバトンタッチ。先攻の羽衣石は20を加点しに言ったものの1本しか入れられず痛いミスをしていた。そして続くROUNDで、難波は19のCLOSEと17のCLOSEに成功するものの、チームメイトの羽衣石と息があっていないようで、狙いがちぐはぐしているのがはっきりと見て取れる。


 さて。ここで大きなチャンスが回ってくる。


    ※   ※  20  ※

    ※      19  ※   /

           18  ※

    ※      17  ※   ※

           16

           15

           BULL


  (A)難波 (G)羽衣石  (A)御影 (I)日下部


      40          0


「……………僕、珍しく冷静でいられないみたいだ。」


 …ピーピーピー『TRIPLE 17』

 …ピーピーピー『TRIPLE 17』

 …ピーピーピー『TRIPLE 17』


『THREE IN A BED』


    ※   ※  20  ※

    ※      19  ※   /

    ※   X  18  ※

    ※      17  ※   ※

           16

           15

           BULL


  (A)難波 (G)羽衣石  (A)御影 (I)日下部


      40         153


「NICE BEDです。」

「……………点差もあるし気楽に投げて良いからね。はいこれバレル。」

「同じもの使ってるのにこうも違うものですかね…私も練習しますね!」


 このままペースは樹と透が握っていった。

 撃てば7MARK以上、全く隙を見せない御影にAクラスの難波でも途中からは太刀打ちできなくなっていった。

 樹は点差もあるからか、程よく力が抜けて、綺麗に手が伸びるようになっていた。安定したファームで着実にエリアを閉めていった。


 あまりにも点差がある完全なワンサイドゲーム。しかし透は止まらなかった。


『ROUND 11』


    ※   ※  20  ※   X

    ※      19  ※   ※

           18  ※   /

    ※      17  ※   ※

           16  ※   

           15  ※

           BULL  ※


  (A)難波 (G)羽衣石  (A)御影 (I)日下部


      320         419


 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』


 ここで、透はダーツを1本投げずにそのまま帰ってくる。

 点差が200点以上開くと、それ以上加点できないシステムがある。よって今回、213点差になってしまった時点で、透は打つのをやめたのである。

 プレーヤーを変えるためのボタンを冷静に押していつも通りフォームを確認しつつ戻ってくる。


 相手チームにとってはこの上ない屈辱だろう。


「……………君たちとは格が違う。」


 と突きつけられた相手チームは成すすべが無く、覇気を全く感じられなくなってしまった。真っ白になって全く動く様子が見られない。


 樹は後半に調子を上げ、陣地を少しずつCLOSEしていく。


『ROUND 16』


 …シュッ『SINGLE 18』

 …シュッ『SINGLE 9』

 …パシューン『SINGLE BULL』


「やりました!」


 樹が最後BULLをなんとか決め、戻ってくる。


 一瞬の喜びと同時に再び湧き上がってくる怒り。これまで集めた証拠の数々を握りしめ、俺と虹渡は試合台へと向かった。

いかがでしたでしょうか。次回、ある人物が珍しく怒りをあらわにします。お楽しみに。


次回以降、お楽しみの方もいるかもしれませんが女子たちの試合をお届けします。


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