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D-Life!!  作者: てぇぽん。
新人戦編
41/85

毅然 Ⅴ

さて。嫉妬に狂った翔。試合はどうなるのか!?

 次狙うのは俺の得意NUMBERである16。


「俺も…モテたいんじゃぁ!!」


 苦々しげに、俺は呟く。


『ROUND 4』


 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピーピー『TRIPLE 16』


『THREE IN A BED』


「………ふぅ……次。」


 モテない男の底力を見せるが如く、華麗にBEDを決める。そして極限まで高まった集中力を切らさぬように、再び16へと投げるイメージを反芻する。


 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …シュッ『TRIPLE 3』

 …シュッ『TRIPLE 7』


「ったくどうなってんだ…!」


        ―※―20―※―

           19 ※

        ―※―18―※―

           17 ※

         ※ 16

           15

           BULL


  (A)八神 翔 174     (A)剛田 大翔 171


 突然息を吹き返した俺に気圧されたのか、形勢が急転する。しかし19を狙ってミスするリスクもあるため、ここではまだ19をCLOSEしに行けずにBEDで9MARK。


『ROUND 5』


 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピーピー『TRIPLE 16』


『THREE IN A BED』


 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …シュッ『TRIPLE 7』

 …ピー『SINGLE 19』


        ―※―20―※―

           19 ※

        ―※―18―※―

           17 ※

         ※ 16

           15

           BULL


  (A)八神 翔 318     (A)剛田 大翔 247


「……………これって狂戦士モード?」

「きたきた!!まさか樹はこれを見越してやったってこと!?」

「いやここまで怒るなんて聞いてないですよ…でも相手チームへの怒りと相まってものすごい集中力になっているようですね…さっきのTRIPLE16なんて全部ど真ん中でしたよ…?」

「……………早くいい出会いがあるといいな…本当にこのままだと僕の命が危ないよ。」


 透の言う通りだ。

 しかしこの会話は周りの喧騒で掻き消えてしまった。


 一方透の願いなど全く知る由もない俺はギアを上げたまま畳み掛ける。


『ROUND 5』


 …シュッ『SINGLE 8』

 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』


『 ― ※ ※ 』


 …ピーピーピー『TRIPLE 17』

 …ピー『SINGLE 17』

 …シュッ『TRIPLE 2』


「あぁあ!くそっ!」


        ―※―20―※―

        ―※―19―※―

        ―※―18―※―

           17 ※

         ※ 16

           15

           BULL


  (A)八神 翔 366     (A)剛田 大翔 315


 首が徐々に絞められていくような展開に、剛田も顔を顰める。込み上げてくる嫉妬で俺はひたすらダーツを放つ。


『ROUND 6』


 …ピーピーピー『TRIPLE 17』

 …ピー『SINGLE 15』

 …シュッ『SINGLE 10』


 …ピー『SINGLE 15』

 …ピー『SINGLE 15』

 …ピー『SINGLE 15』


        ―※―20―※―

        ―※―19―※―

        ―※―18―※―

        ―※―17―※―

         ※ 16

         / 15 ※

           BULL


  (A)八神 翔 366     (A)剛田 大翔 315


 点差が縮まることもなく、剛田の顔から戦意が消える。


『ROUND 7』


 …ピーピー『DOUBLE 15』

 …バギュン『DOUBLE BULL』

 …バギュン『DOUBLE BULL』


『 X X X 』


「っしゃぁ!!!!!!!」


 ガッツポーズをしながら吠える。ざわついていた会場に緊張が走る。


 このLEGでのSTATSは6.71。俺は自己最高STATSを大幅に更新しただけでなく、大会最高STATS記録も塗り替え、透からすらもドン引きされることとなった。また、新聞でもこのLEGは記事になり、新しいファン集団が形成されたことはまだ翔は知らない。


 次は透の登場、()()()()()()()ことになる。


「それじゃあ行こうか。」

「……………翔のその表情で言われると緊張しますが…最善を尽くします。」

「表情かなり怖いですよ…?」

「あれ、まだ抜けてない?」

「……………鏡で見てきなよ。凄い目してるもん。これ初めて会う人だったら絶対怖がられちゃうよ。」

「うわ…それはごめんね。()()そんな気全然ないから。」

「……………今は、ってなんかわからないけどものすごく引っかかるなぁ…」

「それにしても翔怖かったけど凄かったね!BED2回なんて見たことないよ!」

「この狂戦士モードって普通の状態に戻るのに時間がかかるし、モードが解けた後集中力を高めた副作用なのか体に結構な疲労感が来るんだよなぁ…でも力は発揮できたしとりあえず俺は満足かな!」

「……………僕も正直ヒリヒリする試合で見てて楽しかったよ。ここからブレイクして第4LEGまでで準決勝行き決めたいね。」

「じゃぁ行ってらっしゃい!!」


 樹と虹渡からを見送られる。でもそこで終わってしまってはいけない。忘れそうになるのでしっかりと釘を刺しておくことにしよう。


「さっきの話、詳しく聞かせてね…?」

「……………次のLEG頑張るから見逃してくれませんかぁ…?」


 透はかなり遠い目をしていた。

いかがでしたでしょうか。劇的な勝利でしたね!次回からもどうぞお楽しみに!


評価や感想、ブックマークなど、諸々よろしくお願いします。


また、感想で質問などを書いていただければ、次の話でそれを反映して書こうと思っております。ぜひぜひ作者に関する質問や話に関する質問でもなんでも構いません!お待ちしております!

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