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D-Life!!  作者: てぇぽん。
新人戦編
37/85

毅然 Ⅰ (舞良side)

今回は女子編でお届けします。

「本当に面倒なことするものね!なんで私たちが警戒しないといけないのよ…」

「………私もそうだけど愛姉のほうも心配。」


 私にとって、上位クラス所属のプレイヤーのダーツバレルに細工がされる、ってことは愛姉が狙われることと同じ。それは許さない。

 それにしてもやることが幼稚と言うか…八神くんたち大丈夫かな…


「んなこといってたって今はしゃーねーじゃん!あーしハラ減ったぁ…」

「………それ一回戦のときからずっと言ってなかった…?」

「朝寝坊してクリームパン1個しか食ってねーの!早く昼食いたいー!」


 そう声を漏らすのはCクラス所属で私たちと同じく高等部からの編入生である(はなぶさ) 泰乃(ひろの)さん。見た目は金髪でメイクも濃くて、制服は着ているけどスカートは短いし…典型的なギャルで初めは近づけなかった。でも愛姉のお陰でチームに加わってからは話せるようになってきた。本当に素直でいい人っていうのが話しているうちにわかってきて、今ではいいチームメイト。


「早く捕まって欲しいよなー純麗(すみれ)!」

「ええ……そうですね…」

「なーんだよー元気ないなぁ…緊張してる?」

「もう今すぐ帰りたいくらいですよ…」


 緊張して完全に縮こまっているのが編入してきた花巻(はなまき) 純麗(すみれ)さん。内気でメガネと三つ編みがすごく似合っている女の子。今はHクラスだけど、しばらくしたら上のクラスに上がってくるんじゃないかって思えるくらい最近の練習では上手くなっている。

 でも試合っていうピリピリと張り詰めた空気には純麗も押し潰されそうなようで、。終始顔色が悪い。けろっとしている泰乃とは対照的。


「さ!お腹も減ってきてるかもしれないけど、まずはこの試合乗り切るわよ!!」

「「「おー!」」」


 私たちも男子と競技はほとんど変わらない。試合数も男子と同じだけこなすことになっている。


 そして二回戦までを無難に乗り切って、そしてダーツのコンディションを確認。

 今のところ、女子の方には被害が出ていないらしいけど、いつ狙われるかわからないからチーム全員で行動したほうがよさそう。


「あーしカツカレー特盛りね!」

「いつも思うけど泰乃のその量のご飯は一体どこに消えてるのよ…私は何にしよっかなぁ…」

「………私は唐揚げ定食でご飯は少なめで。」

「わ、私もそれでお願いします。」


 食事をしていると、どこからか喧嘩しているような声が聞こえてくる。


 こう言ったことを見逃さないのが愛姉らしさ。私としては穏便に済ませて欲しいところだけど…いつも正論で相手から逆上されることもあるから見ていていつもヒヤヒヤしている。ツカツカと現場へ歩いて行く。


「あんたたちこんなところで騒いでなにしているの?」

「透くんのバレルに細工がされているのがなんでなのかこの人たちにきいているの!」

「私たちの昴様のバレルが盗まれたようでして…その事実を確認しているところでしてよ。」


 お互いに相手チームを蹴落とすために何か策を講じたと考えているようだけど…


「そもそも本当に彼らのファンならそんな姑息な手を使って勝たせたりするかしら?実力で捩じ伏せるくらい信じられないでファンなんて名乗れないわよね?」

「そうだけど…証拠はどこにもないじゃない!」

「ここは呉越同舟、手を組みなさい!犯人がどちらかのファンクラブから出たら誠意をもって謝罪!

 でもどちらのチームからも出なかったのなら、ファンとして彼らが探しているであろう犯人の捜査に協力したことになって箔がつくと思うけど?どうかしら?」

「ま、まぁそう言うのでしたら…」

()()()()()??」

「「わ…わかりましたぁ!」」


 2人とその親衛隊の人々がピューっと駆け出してその場が落ち着く。お互いファンクラブのメンバーに通知して捜査にあたることになるみたい。


「ねえ愛ー、あれなんだったの?」

「ファンクラブ同士でいざこざがあったようだから…」

「あーあーしそう言うのよくわかんないや!メイク少し落ちちゃったからしてくるね!!」

「泰乃食べ切ってるし…すご…」


 ものすごい量のご飯を平らげ、平然とテーブルを後にしている泰乃には感服。


「………八神くん大丈夫かな…」

「八神くん、ってあの御影くんのチームのリーダーですか…?そういえば最近密かに狙うファンの子も多いらしいですよ?なんだか2人を見るのが尊いって仰ってました。」

「純麗…それは本人たちの前で絶対言っちゃダメかもしれないわよ?」

「なんでですか?あ、そういえば『みかやが』とかそう言うのよく聞きます!」

「「それダメなやつ!!!」」


 これには愛姉と一緒に突っ込んでしまった。純粋で素直な文学少女に妄想上とはいえこんな爛れた世界は見せられない。どうか知らないままであってほしい…!


 バーにいつもいる女子で彼らの試合を純粋に楽しみに来ているファンの人もいるみたいだけど、そこからいつからか腐臭が漂うようになってしまったみたい。2人に合掌の気持ちを持ちながら、食事を終えた。

明けましておめでとう御座います。今年もよろしくお願いいたします。

女子編を少し挟みましたが、男子編に戻り、翔や昴達の戦いをお届けしたいと思います!


ブックマークやフォローなど、もろもろよろしくお願いいたしますm(_ _)m


※2020/1/6追記


泰乃の設定をストーリーの都合で、やや変更しました。

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