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D-Life!!  作者: てぇぽん。
入学編
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15/85

傖儜 Ⅱ

CRICETの試合に突入です。さて、翔達はどう行った攻めを見せてくれるのでしょうか?

 ここからは2戦連続でCRICKET。まずは俺と虹渡のチームが後攻である。

 今回はDOUBLESのSTANDARD CRICKETなので、01と同じように、各チーム、各ROUNDで投げるプレイヤーが交代する。


「このままじゃ終わらせねえぞ!」


 向こうも気合十分だ。


『ROUND 1』


 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …ピー『SINGLE 20』


『※ ※ /』


        ※ 20

          19

          18

          17

          16

          15

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       80            0

  難波 理         八神 翔


 上手い。さすがにケンカを売るだけある。正直かなり面倒な奴らだが上手いのは間違いない。しかしやり方が狡猾というか、透を脅したり一般編入生への蔑視も含めて、俺たちとは相容れない存在だ。

 もちろん透の勧誘に失敗した焦りもあるだろう。しかし、一般編入生も努力もしているはずだし、彼らだからこそできるプレイスタイルもあると考えると『どうでもいい』なんて俺は微塵も思わない。


 そして虹渡は動く。


 …ピーピーピー『TRIPLE 18』

 …ピー『SINGLE 17』

 …ピー『SINGLE 17』


『※ / /』


        ※ 20

          19

          18 ※

          17 X

          16

          15

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       80            0

  難波 理         八神 翔


「「ああ!!?」」

「ナイス5(ファイブ)!」

「ありがとー翔!!」


 これだけ見ると俺たちのチームは得点で大きく水をあけられているし、何なら今開けた18や17が閉められてしまえば加点できない。しかしそれでいいのだ。

 なぜなら、彼らが合わせている、さっきの701で合わせたNUMBERは20と19だからだ。余計に点数を稼がれると思うかもしれないが元の実力やチームワークが全く違う。さして負けるとも思わない。


 さっきの7MARKは互いに少し調子がいいのは察しているはず。その時、バランスよく練習してきている俺たちのチームとそうでないチームで差が出るのは18以下のCRICKET NUMBERとなる。


 つまり、18や17は簡単に閉めてこれないだろうというある種の読みが入った攻めなのだ。


 各々のNUMBERへの狙い方のコツは少しだけ透に教えてもらっているので、あまり不安要素はない。


『ROUND 2』


 …ピー『SINGLE 19』

 …ピー『SINGLE 19』

 …ピー『SINGLE 19』


        ※ 20

        ※ 19

          18 ※

          17 ※

          16

          15

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       80            17

  難波 理         八神 翔


 相手も20、19とOPENして攻めてきている。打ち合いに持ち込んで力技で勝とうと攻めてきているが、どう攻めようか。


 …ピーピーピー『TRIPLE 17』

 …ピー『SINGLE 16』

 …ピー『SINGLE 16』


『※ / /』


        ※ 20

        ※ 19

          18 ※

          17 ※

          16 X

          15 

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       80            34

  難波 理         八神 翔


「ごめん!!加点するべきだったかな…」

「大丈夫!ナイスダーツだよ虹渡!」


 まあ俺も調子がいいから相手からの攻めを受けながらカウンターを狙うのは容易だろう。


「「舐めやがって…!!!」」


 20と19を残してあげたのにどうして怒っているんだ。得点だって大きくリードしているし特別嫌な状況でもなかろうに。まあ、これも俺たちの作戦なんだけど。

 一見すると、相手の得意なナンバー、狙いをしっかり合わせられているナンバーを狙えるので相手にとっては有利に見える。しかし俺からすればそれは罠なのだ。今回透や虹渡を面倒な目に合わせた罪は重い。徹底的に心をへし折ってやる。相手が少しでもミスをして2MARK、なんてしようものなら俺でも虹渡でもWHITE(ホワイト) HORSE(ホース)狙いで行けば良い。

 ちなみにWHITE HORSEとは、異なる全てのTRIPLEのCRICKET NUMBERに入れて9MARKしたときに出るアワードだ。BEDも大概だがこれも相当難しい。


 まあ大きく加点してプレッシャーをかけるのもあるが今回はいいだろう。ちなみに、得点差は200点以上になるとOVER(オーバー) KILL(キル)となり、これ以上加点できない。こうなってしまえばいくら頑張ろうとも相手はTON 80で180点しか加点できないのでゆっくりとじわじわ20と19を閉めに行くというのもありだ。


 その後は相手がミスをしたり加点したり、駆け引きが続き―――


『ROUND 11』


        ※ 20

        ※ 19

        X 18 ※

       ―※―17―※―

        / 16 ※

          15 ※

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       356           356

  難波 理         八神 翔


 ここで俺たちに番が回って来る。

 必死に得点をしているがとうとう追いつくことができなくなったようだ。

 この点差だと不安なので―――


 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …シュッ『TRIPLE 3』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』


『※ ― ※』


       ―※―20―※―

       ―※―19―※―

        / 18 ※

       ―※―17―※―

          16 ※

          15 ※

          BULL


  剛田 大翔        光倉 虹渡

       356           356

  難波 理         八神 翔


 すぐに加点できるNUMBERは潰した。1本目から得点が入ると後々不利になる可能性もあるのでそれを消しておく。


「「あは…あははは…」」


 失笑か。


 ここで完全に心が折れた相手チームはそのまま撃沈。そして次のCRICKETは俺達が先攻だが、相手には戦意がかけらも感じられない。無理もない。勝てると思って挑発した相手に手も足も出なければ嫌でもこうなるだろう。まあしっかりと懲りてもらわないとこちらも面倒になるわけで、決して憂さ晴らしなんかじゃない。うん。

まだまだ試合は終わりません。次は翔たちのチームが先攻のCRICKETが待ってます!お楽しみに。


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