第六話~大会に出よう
駄菓子屋によった次の日。
「大会に出よう!」
部活も始まって早々(そうそう)に部長が言うと、
「大会……って何ですか?」
と四葉が質問すると部長が、
「四葉ちゃんは初めてだから知らないよね。先ず全国大会ってのがあってね、それに出るためには県大会決勝を勝ち抜かなくちゃいけなくて、そこに出るためにも県大会決勝、県大会決勝予選、県大会本選、県大会予備選を勝ち抜かなくちゃいけないの。」
「へぇ、……。」
四葉が目を丸くさせながら言うと、部長が調子よさげに、
「日本はマジックVR世界一位だからね。」
「おぉ……。」 「へえ、そうなんですか…。」
四葉と返事がかぶってちょっとはずいなとなりつつ鴉取優華の方を見るとチラリと目がそらされる。
「大会って?。」
「えーとねー確かね。七月だったよ!。」「1日。」
あまりにアバウトが過ぎる部長に対して鴉取がしぶしぶといった感じで言うがあれは間違いない。何も気にせず気を遣ってるときだ。気持ちは分かるけど。
「へぇ~。」
四葉が綺麗な白髪を煌めかせながらそういうとそれから。
「日本が一番なんですか。」 「そう。日本が一番、中国が二番、オーストラリアが三番、アメリカが四番。…あとはインド、韓国、月なんかが有名。」
「後、アイスランドとベルギー何かが出てきてるらしいよ。」
そんな感じで今日の部活は過ぎていった。
残っていたものを投稿。少し書いた。