痛いんだからしょーがないでしょ!
「あ~もう! おっぱい邪魔~! うっとうしい~!」
最近、ますますおっぱいが大きくなってきてる気がする。あ~ムカつくムカつくジャマジャマジャマ~っ!
「邪魔って言っても、そればっかりはお父さんにもどうにもできんからな~」
私がおっぱいを掴みつつそんなこと言ってても、パパは平然と仕事してた。仕事しながらそう言った。JS6のおっぱいとか、そういう趣味のヤカラからしたらウラヤマケシカランなシチュかも知れないけど、パパにとってはただの日常の一部なんだよね。
それにさ、こんなの<脂肪のカタマリ>だよ!? 中年太りのオッサンの腹とたいして変わんないよ!
だってーのに男子はヤラシイ目で見るし、ちょっと触っただけでも痛いし、マジ迷惑!
「ちょっと走ったくらいでもドィンドィン揺れて痛いんだよ~、マジこんなの要らない~!」
って私が叫んだら、パパは、
「え~? 揺れるほどありそうに見えないけどな~」
とか言ってきた。ぐお~っ! さすがのパパでもこの感覚は分からんか~っ!!
「痛いんだからしょーがないでしょ! ウソじゃないもん!」
と口を尖らせてプンスカピ!
だけど、私がウソを言ってるとパパが思ってるわけじゃないってのは、私にも分かるよ。男の人なパパには本当に分からないだけだと思う。でもさ、痛いものは痛いの!
クラスの子にはもう、スポーツブラじゃない普通のブラジャーをしてる子とかもいるけど、私はそんなのまったく興味もない。いらない。したくない。スポーツブラするのもメンドクサくてヤなのにさ。
でも、別にパパに何とかしてほしいと思ってるわけでもないんだ。パパにだってできないことがあるのは分かってる。ただのグチだよ。おっぱいがジャマでウザくて痛いっていうのを分かってほしいだけなんだ。
パパはそれをちゃんと聞いてくれる。もちろん聞いてくれたっておっぱいがジャマなのも揺れて痛いのも変わらないけど、ちゃんと聞いてくれてるってだけでも嬉しいんだ。
だからさ、パパが疲れた時にグチるのもちょっとは聞いてあげてもいいかな~って思うんだ。
「そっか~、そればっかりはお父さんもどうにもしてやれないよ。ごめんな」
パパは私の方に向き直って私の顔を見て頭を下げてくれた。それだけでホッとする。
「分かってるよ~。言ってみただけだよ」
って、私も言っちゃう。おっぱいをフニフニしながら。
どうしようもないことだって話を聞くだけでも何となく気が紛れることがあるっていうのを、パパはこうやって教えてくれた。私がよっしーやマリーの話を聞くのも、こういうことなんだよね。




