すっごくすっごく嬉しいんだ!
前にも言ったけど、私はパパに起こされなくても起きられる。だって、寝てるのがもったいないんだもん!
起きて遊ばなきゃ!
その代わり、だいたいいつも十時くらいには寝てる。パパも私と一緒に寝てくれる。一人じゃいられないから。
真っ暗にするのは、パパが一緒でもまだ怖い。だけど、もっと小さかった頃は部屋が明るくないと怖くて寝られなかった。部屋が明るくても窓の外が暗いと怖くて、パパに抱き締めてもらってやっと寝られた。
パパは言ってくれるんだ。
『パパと美智果がいっつも笑ってるこの家にはお化けなんて近付けないよ』
ってさ。それでも怖かったけど、ちょっとずつマシになっていった。真っ暗にするのはムリでも、小っちゃいのが点いてると大丈夫になった。それでもパパが一緒じゃないとまだムリだけど。
私が眠ってからパパが起きてまた少しの間、仕事とかしてるのは知ってる。だから寝てる時に目が覚めちゃったりしてパパがいないのに気が付いたら泣いちゃうこともあった。そしたらパパがすぐに来てくれて、私がまたちゃんと寝られるまで一緒にいてくれる。
パパはいつでも私のことを守ってくれる。もちろん学校とかにいる間はムリだけど、私の声が届くところにいる時はちゃんと守ってくれる。だから私はパパのことが信じられる。
パパはぜんぜんカッコ良くないし弱っちいけど、だから危ないこともしないし危ないところにもいかない。夜に外に出掛けたりしないのも、コンビニとかの前に変なのが集まってたりするからだって。別に危ないことをしなくたって危ないところに行かなくたって楽しいことはたくさんあるって教えてくれる。
そんなパパが寝てる横で、外が明るくなって目が覚めた私は、お気に入りのタオルケットを丸めてクッションみたいにしてモフモフして遊んでた。この感触が好き。これがいい。それから転がしてみたりまた抱き締めたりした。
そろそろ目覚ましが鳴るくらいの時間になったら、パパの体の上に乗った。<ドスンドスン>しようかなと思ったけどなんかその気分じゃないからやめておいた。パパの体の上で寝っころがって胸に顔を押し付ける。
パパ…大好き……
だけどそうしてると今度は気分がアガってきて、お腹の上に座るようにした。
「おっきろ~っっ!! 起きないとドスンドスンするぞ~っっ!!」
「ひ~、やめてくれ~、お父さん、死んでしまふ~!」
そして起きたパパが「おはよう」と言ってくれたから私も「おはよう!」って応えてた。
「おはようの、ぎゅ~っ♡」
パパがそうやって私のことをぎゅ~ってしてくれる。それがすっごくすっごく嬉しいんだ!




