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68.「恋うしない」「砂の城」「恋の痛み」



「恋うしない」


初めてじゃない


恋を喪うのは初めてじゃないのに

こんなにも辛いのは

この恋が初めてのときのように

大切な恋だから


初めてじゃない

初めてじゃないのに


どうして恋を喪う時の痛みは

こんなにも辛いんだろう……










__________________



「砂の城」


夢の中のあなたは

いつも遠くから私に

その両手を差し伸べて

こちらへおいでと

私を呼ぶ


その手は

掴んだと同時に

崩れ落ちる


それは砂の城のように

さらさらと指の間から

零れ落ちてゆく……










__________________



「恋の痛み」


キャンディひとつ頬張って

噛み砕く


残るのは

心が砕けた痛みだけ……












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― 新着の感想 ―
[良い点] とても共感できる素敵な詩ですね。 心にすーっと入ってくる言葉の選び方に文章力、秀逸でした!
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